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推しのハンコを召喚した話。

推しのグッズが欲しい!!

と思うのはオタクならよくあることだろう。

しかし世の中、どんなに願っても公式からグッズが出てくれないキャラだってたくさんいる。
ジャンル自体が果てしなく大きいいからといって、推しのグッズが必ず出るわけでもないのだ。

そうしたらもう自分で作るしかないだろう。

ということで今回は、
「ドンキにあったハンコが作れる機械で、「忍たま」に出てくる「一年ろ組教科担当の斜堂先生」のハンコを作ってみた!」レポを書きます。

【その1】そもそもハンコを作る機械とは。

今回お世話になったのは秋葉原のドンキホーテ。

週末の夜の秋葉原はナチュラルに治安が悪いのでオススメしません。


少し薄暗い入り口入ってすぐのところに、【はんこ】【最短10分仕上げ!】と派手に書いてある機械があります。


【早い!】【簡単!】【500円~】と牛丼屋みたいなノリで派手に書いてあります。



【その場で持ち帰りOK!】
【材質&太さ 自由にセレクト!】

というかなり自由度の高い機械なので、ハンコ本体にも推しっぽさを求める人にもオススメです。


今回は一番手頃な500円の「黒プラ」「パール(白)」の内、「パール(白)」で作りました。


本当は先生っぽく「黒プラ」で作りたかったんですけど、私が作りに行った時は品切れのポップが貼ってあったので、ちょっと残念でしたが「パール」で作成しました。

【その2】作りたい名前の入力。

画面を操作していくと、まずはどういうタイプのハンコを作るのかと選択画面が出てきます。
「実印向き」とか、「銀行届印向き」とか本格的なことが書いてありますが、今回はシンプルに「個人の認印向き」で作りました。

イメージとしては、生徒の授業ノートを集めて確認した時に、「チェックしました」という意味としてぽんぽん押していく現代の斜堂先生……というイメージで作りたかったので……。

なので文字の書体も極々普通な「楷書体」で作りました。



ハンコのタイプ、書体を決めたら名前入力画面に移ります。



斜堂先生は地味に変わった名前ですが、漢字自体は普通なのですぐに入力できました。

この時、実はもう一本別のキャラのハンコも作ったんです。
そいつも名前の漢字自体は普通ですが、人名には使わない漢字なので作れるかどうか不安でしたが、難なく作れたのでちょっと感動してました。
そちらに関しては後日別でレポ上げる予定です。

名前の入力が終わったら、「斜堂」って名前で作るとこんな感じになるよ、どれがいい? と書体の一覧が出てきます。

個人的には「篆書体」も格好いいなと思ったんですが、先生のイメージを考えるとやっぱり普通の楷書体でいいな……となりました。

書体を決めたら、次は文字の太さを選択できます。

たしかこの時は「2」で作った気がします。


太さの選択が終わったら、画面右下の「この印影を彫刻する」を押せば設定は完了します!!


【その3】彫刻中の様子。

とてもありがたいことに、今どのように、どの部分を彫っているかどうか、というのを教えてくれる画面が表示されます。

この画像の黄色い部分を削っているらしく、じわじわと黄色い部分が増えていって徐々に「斜堂」という名前がはっきりしてきます。

マジで最高な時間でした。

「最短10分」なんて書いてありますが、体感時間は3秒ぐらいです。

で、侵食する黄色が余白を全て埋めきったその時、ついに完成しました!

【その4】完成!

機械の下の部分にある受け取り口にころんと出てきたのは紛れもなく斜堂先生のハンコです!!

今ここに推しのグッズが生まれた瞬間です!

「中学校で日本史担当の教師をしている斜堂先生」という私の中にしか存在しない概念のグッズです!!凄い!!!

一応この機械でハンコケースも買えるんですが、さずがにちょっと予算オーバーなので、とりあえず近くの百均でハンコケース買って入れてみました!

ネイビーと赤みのあるブラウンの2色あったんですが、先生なら絶対にネイビーでしょう!と迷うことなかったです。
ブラウンのほうはもう一本作ったハンコ用に、と一緒に買ったんですけどね。
推しカプの概念を摂取していきたい……。

ハンコケース自体に朱肉が付いてたので、さっそく押してみました!

ちょっとかすれてるのも先生っぽくないですか……?

えっ……先生がいらっしゃる……???

日常的に仕事でよく使っているなら、こういうケースじゃなくて、自動的に朱肉がついてスタンプみたいにぽんぽん押せるタイプのケース(?)に入れてらっしゃるかと思うんですが、それでも今ここに、今私の手元に先生のハンコがある、という事実だけでありがたいことこの上ないんですよね。

あと最初は「イメージに合わせて黒プラで作りたかったけど、売り切れならしょうがない。そこは妥協してパールで作るか……」ってなったんですが、なんかもうそれすら先生なのでは?って勝手に思ってます。

市販で売っているハンコにはない名前だからお店で頼んで作らなきゃいけない→
お店の人に「最短で作れるのは今これしかないんです」って「パール」出される→
特にこだわりないし、仕事で使えればそれでいいし、どうせケースに入れてしまうし、って思って「そうですか……じゃあそれでお願いします」って注文。

というのを勝手に考えて勝手に納得したので、今では逆にお気に入りです。

推しのハンコを作るだけで勝手に色々と妄想できてかなり美味しいです。

今回自分は「推しカプのハンコが欲しい!」という気持ちで二本作りましたが、二本並べて押したりするだけでもうたまらないです。

一番手頃な価格の「黒プラ」「パール(白)」なら、二本作っても千円ですし、かなりコスパが良い推しのグッズ召喚儀式だと思います!

以上、「推しのハンコを召喚した」レポでした!


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