ハゲ・薄毛の歴史

毛髪については、多くの人は興味があると思います。今回は、歴史からの考察をしてみたいと思います。

それまで髪がふさふさだった人が、ある日突然丸坊主になると、かなりのインパクトがあります。学生時代に、運動部、例えば野球部に入った同級生が丸坊主になり、驚いた経験は皆さんもあるのではないでしょうか。
最近は少ないと思いますが、勝負に負けたときに、罰ゲームとして坊主にされた人も少なからずいると思います。

実際、毛髪を剃り上げることは、覚悟のいることだと思います。
いわゆる坊主頭の僧侶にとって、頭を丸めることは俗世間と縁を切るという意味合いがあります。
日本では江戸時代に剃髪刑という刑事罰があったようです。

また、「毛髪に力や命が宿る」と言い伝えられている地域もあるようです。
古代ヘブライ人には、「強い酒を飲まない」「死体には触れない」「頭にカミソリを当てない」という神との誓いがあって、髪の毛を剃られたことでパワーを失った人物のエピソードが旧約聖書に存在します。

現代の私達にとっても、初対面の髪型の印象で、その人のイメージが左右されるたことはあるため、髪にパワーを感じることは理解できる気がします。

歴史上の人物のエピソードとしては、例えば、古代ギリシャのヒポクラテスは、鳩の糞を用いて抜け毛に悩む患者の治療に当たったといわれています。
また、古代ギリシャのアリストテレスは、抜けゆく髪の対処法として、自ら山羊の尿を頭に塗っていたといわれています。
シーザーが月桂冠を被ったのははげを隠すためだった、という説もあります。

いろいろと調べてみましたが、ハゲや薄毛については、古今東西の高い関心事項であるということがいえそうです。

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