頭髪はどう生え替わるのか

抜け毛が多いなと思う日ってたまにありませんか?
今日は頭髪の生え替わりについて説明していきたいと思います。

人体の細胞はつねに生まれ変わっています。

毛も例外ではなく、成長する(成長期)→抜ける(退行期)→休む(休止期)→また生えてくる(成長期)、というサイクル=毛周期があります。

人間の頭髪の場合、成長期が2-6年、退行期が2-3週、休止期が約3か月といわれています。

毛周期の割合は、成長期の段階にある毛が85-95%、退行期の段階にある毛が約1%、休止期の段階にある毛が約10%前後、といわれています。

ヒトの頭髪は約10万本ありますので、約10%にあたる1万本程度は休止期となります。休止期から成長期に移行するまでの3か月の間に抜けるとなると、1日50-100本程度が生理的な生え替わりということで、脱毛します。このように数字で書くと多いですが、洗髪時に抜けることが多いと思いますので、見た目には数えられないと思います。

また環境によっても、脱毛量は多少の前後があります。成長期の段階にある毛の比率は季節で変わります。春に高くて秋に低くなります。つまり、秋頃に抜け毛が増えやすくなります。

頭髪が伸びる速度は、一日あたり約0.5mmといわれます。
また、成長期の期間の長さにより毛の長さが、毛乳頭(毛根の根元にあって、毛を作る部分)の直径によって毛の太さが決まるともいわれます。

参考までに、同じ硬毛でも部位によって異なります。まつげ(睫毛)は、休止期が100日程度で成長期は30-45日ほどしかありませんので、貴重です。

抜け毛についてはそのうちまた触れますが、毛周期というサイクルがあることを考えると、程度によりますが過剰に心配しなくても良くなるかもしれません。

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