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二等無人航空機操縦士の資格を取得するまでの個人的備忘録 - スクールに入ってから、試験を受ける手前まで

前回からの続きです。

備忘録なので、具体的には経験談まで知りたいと思う方が読んでいただければと思います。
まとめは最初に書きます。

学科試験の範囲が変わってしまったので、計画通りはうまくいかなかった。
様々なところに手続きが必要で、そのたびに待ち時間が発生することがあった(詰めてやっていった方がよい)。
自分の住んでいたところからアクセスが良かったので、仕事終わりに講習を受けることができたので、講習の予約はとりやすかった。
個人的に苦労したのは、ドローンが突然変な動きをすることがので、それに冷静に対処できるようにできた方がよい。
主観ですが、試験までの流れが把握できてなかったので、学習効率が下がっていた気がします。(なので、学習の観点からも全体の流れを俯瞰してきた方がよい)

学科試験勉強に関して

e-ラーニング教材

CoCoPaさんが提供するe-ラーニング教材で学習をすることになりました。
学習素材として、はあまり比較はできないのですがそんなに悪くなかったと思います。動画内で説明をしてもらったりした方がわかりやすいところもあったのは事実ですが、紙の素材の方がよいと思うこともありました。
何か戻って確認をしたい時には、これらのe-ラーニングの資料だけではその場所を見つけにくいのです。(たとえば、動画での講義があった時に、先生はこんなこと言ってなかったっけ?と思って探そうとしたら、シークした時に飛ばしてしまったり、見直す時間がすごいかかるということです)
古い人間のためか、紙の方がやりやすいというのもあるかもしれませんが、、。
ただし、本を別途買うこともできるらしいのですが、自分は買いませんでした。なんとなく、学科試験の範囲が変わるとの情報があったので、新しく対応ができたテキストができたら買うことにしました。
先に言ってしまうと、学科試験を受けたい状態になった時には、試験内容が変わってしまったのに本どころかe-ラーニングの内容も古いままという、一番望まない状況になりました。
ただ、勉強はまあまあ時間をかけたつもりではいたので、無事に一発で通りましたが・・・。

実地試験にも使えるe-ラーニング教材

学科試験以外にも、ドローンの実地試験の際に、状況を把握させる問題が出ます。地図や飛行計画、周囲の状況、ドローンのスペックなどが記載された情報が渡されて、飛行計画の問題などを指摘させたりする問いです。
この問いに答えるためにも、このe-ラーニングの内容は役に立ちました。ちゃんと土台があった方が理解は深まると思います。(効率を求めるだけなら、この問題をこなした方がいと思いますが・・)
2回目の講義を受ける前にe-ラーニング教材は修了させたのですが、それはよかったです。

学科試験を受けるための手続きに手間取る

試験を受けるには、海事協会のアカウントを作ったり、いろんな手続きが必要です。
アカウントを作っても、待ち時間が発生します。海事協会が、国土交通省に技能証明申請者番号など確認をとったり、手続きをしているようです。
この手順があるとはしらず、受けたい場所で試験を受けるタイミングを逃してしまったりしたので、早めにアカウントの開設など、手順は早めにしておくべきだと思いました。

実地講習に関して

講習は受けやすかった、最後を除く

講習ですが、割と受けやすかったです。個人的にフレックスタイムで働くことができたので、平日の午後18時から受けることができて、その時間はおそらく土日よりはずっと予約を入れやすかったと思います。
5回受けたあとに試験を受けることができることができて、その5回の前に、CoCoPaの修了試験を修了しておくことが必要です。
これも先に書いてしましますが、5回目の実地講習はなかなか受けませんでした。この5回目を受けたあと、時間をあけて実地の修了試験を受けたくなかったことから、修了試験の予約が重要になります。この修了試験の予約がなかなかとれなかったので、5回目の講習はタイミングを計るのが難しかったです。

個人的に思う、実地試験で重要なこと

自分はある程度ドローンの操作をしていたことから、初心者の中ではドローンの操作はできた方だと思います。ただし、最初の方は、とても閉鎖的な空間での飛行が怖かったです。もちろん、一回の衝突もしなかったのですが、最初ほど緊張はしました。
ATTIモードはとくに経験をしたことがない飛行状態だったので、汗をかきそうなほど緊張しました。

一番怖かったのは、ドローンが操作したことがないようなふらつきをすることです。突然がくっと方向が変わったりしました。
そういう場合は慌てず立て直すことが必要になりますが、このような動きも今までに経験がなく大変心臓に悪かったです。
インストラクターさんは「電波が悪いこともあります、落ち着いて立て直してください。」と伝えてきます。こういうことはスキルとして必要だとは思いますが、トレーニングとして、慌てず対処することが必要と事前に言ってくれれば、心構えができたのでよかったのに、とは思っています。
(一切証拠はないのですが、インストラクターさんが、ほんの少しだけわざと動かしているのかとは思います。インストラクターさんも、同じコントローラーを持っているので。それがトレーニングになるとは思うので、本当にいじってたとしても悪いとは言わないですが、事前に心構えはしたかった。)

実地講習の最初のころ

スクエア飛行、ATTIモードでの緊急着陸から練習をしました。
上記にも書きましたが、ATTIモードはとても神経をつかいました。
点検の手順などはYoutubeの動画を見ればよいのですが、ほんの少し手順が追加されていたり変わってしまっています。そのメモはすみやかに残しておくべきでした。1回目にメモを残さなかったので、2回目から手順を間違えてしまっていたということです。

実地講習の中後半のころ

8の字飛行の開始もしましたが全然問題なし。怒られない程度に素早く終わらせる練習を内心していました。
ATTIだけ圧倒的に苦手意識がありましたが、少しずつ慣れてきました。
突然変な動きをすることに関しても、終盤はだいぶ落ち着いて対処することができるようになってきました。

点検などの練習

点検は最初のころは、注意点も忘れてしまう項目もありましたが、後半はさすがに慣れてきました。
講習の前に、Youtube動画を見てイメージトレーニングをしておいて(追加で必要なことも、動画内で意識する)、臨んだこともよかったと思います。

実地試験の中にあるシミュレーションについて

シミュレーションは、ヘリコプター機のホバリングの訓練でした。ずっと同じ円の上空を飛び続けるという訓練です。これは時間の使い方として、だいぶ不満があります。
1度か2度するだけなら問題なかったのですが、ずっとこればっかりで飽きてきます。
最初の1-2時間ならともかく、これだけに時間を割く必要は感じないです。
ある程度できたら、実際の試験の内容をシミュレーションできたら言うことないのに、とは思いました。

試験を受けるまでのイメージができてなかった(インストラクターさんのよしあし)

最初は、点検自体がそのまま試験になるなんて一切思ってもおらず、最初はドローンになれるところから始めるのか、などの先入観がありました。確かに、どこかの資料には、試験の流れも書いてあったりはしますが、CoCoPaでの学習や、複雑な申し込み内容など、様々なことが一気に来るので、何を覚えればよいのかの方針もない状態です。その際に、学習に対する姿勢や、学習計画の立て方自体に問題を生じないように、全体の地図を見せてくれるような教え方をしてほしかったです。
講習の内容としても、どのように学習したらよいのか、俯瞰して教えてくれるインストラクターさんがよかったと思っています。
最初の実地講習で、これがいい、悪い、点検はこう見る、というのをただ聞いただけより、二回目の講習で「実際の試験では同じことを実施する」と一言教えてもらっただけで頭への定着も変わりました。

もしくは講習以外に、一度座学の時間も取り入れて、説明をしてくれてもよかったかもしれません。1時間の座学だけでも、全体を俯瞰することができて、学習のやりやすさが変わったと思います。あくまで個人的意見ですが・・・。
結局、座学的なものは一度もなかったですからね。飛行計画の問題を解くところだけ座学っぽかったですが、免許取得全体を俯瞰させるための座学ではないものでした。

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