
女医に必要な能力
実は今、第一子の長女が大学受験真っ最中である
幼い頃から病院通いをしていたこともが関係しているのか、
何より私たち夫婦の働く姿を一番近くで見て育ってきた彼女は
物心ついた頃から「医者になりたい」
と、言うようになった
まぁいろんな理由あって教育熱心だったわたし
もう20年近く前になるけれど1歳からプリスクール
しちだ式、右脳教育系のこと、音楽(ピアノ)、水泳、公文式、読み聞かせも、絶対音感教育も….
一通り自分がさせれることはちょこちょこで(笑)させてきて
それが影響したのかどうかはわからないけれど
彼女は3人育ててきて、一番「学ぶこと」が好きな子に育った
第一希望の中高一貫校に入学し、
只今、国公立大学医学部合格に向けて最後の追い込み中
正直….私の高校時代より格段に賢い(笑)
女医になるということ
子どもには医者を目指させるの?ということを
時々聞かれるのだが
私自身はこの仕事を誇りに思っているし
子どものやりたいことをどうこう言うつもりはない
ただ、職業的に女医は「適性があるかどうかは大事」だと思うし
お勧めするのかどうかはそこ次第やと思ってる
女性で医師になる場合
そうそう、1/3独身、1/3結婚、1/3離婚なんて言われるけど
(今や女医の世界だけでもないのかな)
どういう女医人生を選びたいのかにもよるかもしれない
で、長女は
「子どもは2人以上は、早めに欲しい」という結婚願望高め
で、かつ、
「臨床医をしたい」
と
(まさに私?笑)
なんてことを言うてくれるのだが、
私自身は両方〜と言う道を選び結構しんどい時期もあった20年だったので
ちょっと言いたいところもあるのだが
でも、娘に対しては医師を目指すことに反対はしない
なぜなら
結構「資質があるな」と思うから
で、その資質って?
まず、何よりも
勉強をし続けることができるかということ
医学の勉強は莫大な範囲と量がある
(でも、すごく面白い、本当は今になって大学での講義をまた受けてみたいと思うくらい)
それに医学は進歩し続け量は増え続ける
治療も薬も変わっていく
医師になってからも
学会に行ったり、臨床雑誌を読んだり、それについていかなければならない
それが当たり前の人生になる
娘は多分、できる
(これは私も”多少は”クリアしている部分)
それから
潔さ、判断力、忍耐強さ、メンタルの強さ、コミュニケーション力
と、思いつくままに書いてみたけれど
長女は小、中、高、なんと皆勤、
という体力の持ち主
クラブのキャプテンしてたり、
体育祭では3学年以上の子を縦割りで纏めるリーダーに
学級委員をしたりリーダーシップも取れるタイプ
(反して私は体力なし、豆腐メンタル系、年齢とともになんとか培われたもの)
そしてもう一つ
私自身に一番!欠けていてもうちょっとあると楽に女医生活できそう、と思う点なのだが、
マルチタスクをこなす力
これはどの業種もかもしれないが
女性で医師で働きながら育児をしていくとなると
本当にマルチタスクをこなす能力が必要になってくる
医療、患者さん、子育て、勉強、周りのスタッフ….
まぁベクトルも多方向だし、大変だわね
もちろん、娘に対してはまだまだだなーと思うところもあるのだが、
確実にポンコツの、ちょっと陰に隠れて生きてきた私
不器用でマルチタスクが実はしんどい私
よりは、数倍できる奴になるに違いない、と思う
ちなみに我が家には他にも子どもがいるけれど
みんながみんなそう、ではなく 環境因子✖️遺伝的影響なのか?
たまたま、そうなのか?
第一子が影響しているのか?は、わからないが、今のところ女医を目指す資質はある、と思う
キラキラ女子に憧れる?
そんな娘だが、時々
SNSで女子医学生でかつ、
キラキラしてる子、の投稿を見ている
そういうインフルエンサー的な子に憧れを持っているよう
ちょっと覗き見してみたら
なんてったって見た目がいい
おしゃれで、キラキラした生活をしてて、
正直自分の研修医や若い頃とは比べものにならない
「いやーこんなん無理やで!しかも外科?!ぜったい無理無理」
なんて言った時には
「僻みやな」
と鼻で笑われた
普通に思ったこと言っただけだったんだけど、
僻み?かぁ、、、?
はて?そうなのかな?と考えてみたが
ちょっと観点がずれていることに気付いた
私からみたら、「女医とキラキラは併存できない」のが当たり前
彼女からしたら、「女医とキラキラは併存できる」のが当たり前
そう、前提が違うんだな、と気づいた
女医に必要な力とは
そう、そこで気づいたのである
大事なのはその前提(女医とキラキラは併存できる)を確信できること
なりたい私になれる、私できるのマインドセット
若いときはそれはキラキラと立派な女医を両立するために
そして少し年齢が上がってきたらそれこそ、個人によるけれど幸せな家庭人(?)と女医を両立させるために
これがベースになきゃできるものもできない
始まらない
これが
自己肯定感が高い
そして、心身ともに整っていること
と言うことなんでしょう
(女性だから、ということを議論したいわけではなく
性的役割分業問題、などの話は置いておいて、になるのだが)
女性を生きると言う人生を謳歌しつつ
命預かる限り、常に学び自己研鑽をし
心を保ちながら患者さんに向き合うためにも必要なのは
これだな、と思う
女医にもいろんな働き方があって
「女」がつくゆえの特殊感はある
女子アナ問題が騒がれてるいわゆる「アイドル的な」意味合いの「女」ではないけれど
きっとそれは
普通には併存できないことをやることができる(ように見える)ということかもしれない
それはある人にとってはとっても努力しなければならない「特殊感」には違いないのだけれど….私のように(爆)
今月末前期試験
無事に医師になるスタートに立てますように
娘にとって女医としてのセンパイになってあぁだ、こぅだ言い合える日が
待ち遠しい