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4月から遂に夜のお仕事メインになるって話(心を決める編)

「夜のお仕事」というと…アレ?そう、アレ

今やミスコンに出る女医だったり、
インフルエンサー女医だったり、
普通にキラキラ女医を目にすることも増えてるし、
もぅなんでもアリやからな、

と、ちょっとした冗談

残念ながらそう言う話ではなく

先日、noteで書いた

これの続きである


シフト作成の結末


いよいよお一人
海外で医療をする夢を叶えるべく当院を卒業される日が刻々と迫ってきた
このタイミング

何度も何度も若い女医さんたちと話したが
しかしやはりどの先生も譲れない
と言うか、
雇い主はほっんとに弱いもんで「希望を聞くことが前提」なのである
雇われ側も「希望が通らなかったらおたくでは働けません」ですもんね….

いい先生ばかりなので、じゃあ、やめてもらう?
なんてことは到底選択肢にはあげられそうになく

そしてビジネスパートナー夫は当たり前のように
冷たく「受け入れろ」と言うような話

いやーわかる、わかるよ、

でもさ、
私の子育て生活、こんなつもりじゃない!!!!なかったのになんで!!
と一人で抗いまくった

けれど….
結局、バイトの先生も見つからず、

19:00受付終了の夜診(多分20:00近くにはなる)、を、
週4回入ることになった


心を決める

こうしないといけないと決まった(こうすると決めた)日

まだ心は「したくないことをする」と言う思いでいっぱいで
どこにもぶつけることができず…
遂に実家の父に泣き言の電話をしてしまった

いつもは超甘い(?)というか、
どちらかと言うと「女は女の幸せを生きるべし」
と言うようなバリ昭和な父、
無理すんなよ、早く仕事減らせ、なんなら無理せずクリニックを縮小しろ、と言う
←それは言い過ぎだろ、というようなことまで(笑)

そんな父なら
そうかそうか、大変だな、、、(ヨシヨシ←気持ち)てな風に
「ちょっと愚痴聞いてーーーー」に付き合ってくれるか、と
期待したけど

なんと、、、今回は違った

と言うのも、同じく開業医
私の置かれた立場が理解できるからであろう

「まぁ、生活の整った人に夜に働きたい人なんておらんわな
朝代わってもらって(←こう言うところはやっぱり甘い)夜頑張れや」

そう言われてハッとした

一応、第三者の父の言葉

そうだよな、そうだ、そうだ、私の周りの既婚子持ち女医

誰も夜働きたい人なんておらんわな…..!!!

それで、腹を括ることにした


父から譲り受けたもの


なぜ、こんな父の一言で腹を括ることにできたのか?

それは、、、やっぱり文句も言ってきたし
嫌なこともあったけど、でも医者への憧れを持たせてくれたのは
父だったから

ポンコツだけど開業医マインドは父譲り、なのである


昼夜問わずの町医者の父
夜中に電話が鳴って、往診鞄を片手にスクーターで出ていく姿
日曜日の突撃ピンポンへの対応
でも時には休日の昼間っからビール片手に
患者さんからの電話で
「今日は酒飲んでしもたから無理やー」みたいなことを話してたり
近所歩いてたら顔がそっくりの私はよく声かけられたな….

私なんて
夜のお仕事言うたって、当直をするわけでもない
20時まで頑張るだけやないですか….!!


しかも、思い出してみたら
開業当初は流石に20時までになんて帰れるはずもなく
21時になることもあった
小さな我が子たちはクリニックで寝てしまい抱き抱えて連れて帰ることも多々あったけど

ここ数年、夜診を手伝ってくれるドクターがいたから
普通に夜は子どもたちとご飯を食べることが当たり前、
と、甘やかしてもらってたんだよなっ!!!


自分はどんな医者になりたかったのだろう?
父の何を見て、憧れた?

家族旅行に行こうとしたら患者さんからの電話が鳴って、
理由わからずだったけど急に中止になったりもして、
きょうだい三人でぶーぶー言ってたこと

でも、父が嫌いじゃなかった
そうやって
誰かのために一生懸命働いている父が私の誇りだったのだ

子育て中のジレンマ

しかしジレンマが生じる
私は女なのである
子育てと夜の仕事は両立できるのか….?

しかしよく考えてみたら
子育てって、本当に成長に伴ってどんどん変わっていくんだ
必要なお世話、ケア、教育の内容も質も量も
年々違うんだ
そしてそのときの母の年齢によっても

例えば我が家では
4年後にW受験が訪れる
真ん中の子の大学受験と、下の子の中学受験が重なる

おそらくその時は塾弁やら、送迎やら、
そして子どもたちが帰ってからの環境づくり
もしかしたら少し勉強を見たりもしないといけないかもしれない

4年後は私はアラフィフ
そう言う意味でも
夜診4回は無理だろうな…とか

だから子育て中女医は
1年(もしくは2年)ごとに、プランを立て直しても良いのかもしれない

今訪れる越えれそうな壁に立ち向かってみよう

ミッドフォー女医も前向きにやってみよう!チャレンジしてみよう!
と、思っている


では次回は、夜のお仕事をするにあたっての
子育て、家事、生活の色々…また日を改めて!

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