第三回【Best Regret Buy】今年1番の失敗トレード 〜◯◯の暴落から何を学ぶか〜
Best Regret Buy のバトンリレー煉獄さんに続き第三弾です。
BestRegretBuyって何??
という投資失敗談をノートでリレーで共有する信太郎さんの企画です。
第二回↓↓↓ 煉獄さん
https://note.com/sokuratesu2/n/n4ae3f8cb982e
ではバトン受けましたので第三回始めたいと思います。
大損失を出したと言う意味では自分のポートフォリオの場合はZM TDOC SKLZ などが該当します。
ただ、後悔という意味では他に様々な銘柄があります。
共通点は
『銘柄分析がちゃんとできていない』
『入口・出口を理解できていない』
『売買タイミングを他人の意見の影響を受けてしまった』
などです。
CS SBLK PLUG GDRX GILD QDEL など某インフルエンサー推奨銘柄が多かったかもしれないです。
特に先程3つ目の売買タイミング。
売って!売って! などは無視したものほど逆に良かったなと思っています。
MRNA BNTX 筆頭に自分の判断を優先することの大切さを教えてくれたように思います。
70$台で全売りなどしなくて本当に良かったです。
その後もワクチン株はオワコンだと言われても買い増して無視して引っ張れるだけ引っ張ってよかったです。
無視したおかげで爆益です
(唐突な煽り)
それはさておき、話がこれで終わってしまうので、
後悔ではないですが、
マイPF5位のポジションSKLZ
現在も14100株爆損中です。
これは僕にとっての爆損銘柄であり、自信のある銘柄でもあります。
立ち回りについては多くの失敗があり、
そこから学べるものがたくさんあるので今回はそれを共有させて頂こうと思います。
🔮SKLZから学ぶこと
1️⃣損切りが難しくなるまでの過程(美味しい塩漬けの作り方)
2️⃣証拠を見せなくても株価が上がる時。
証拠がないと株価が上がらない時。
3️⃣慌てなくとも乗り遅れない
(投機筋は短期間で消える。)
4️⃣小型株、改めて地合い最重要
1️⃣損切りが難しくなるまでの過程(美味しい塩漬けの作り方)
ある銘柄に対して詳しく調べ、解像度が高くなるにつれ成長のビジョンが明確に想像できるため、
勝利へのバイアスがかかります。
意図的に敗北パターンも意識しないと強気に偏ります。
このバイアスの罠は多いと思います。
SKLZを例に簡単に言えば僕の勝ち筋は
SKLZの強いところと、致命的な弱点を理解していて
、
色々な得ている情報から、
ある期間の間にこの弱点が解決されて潮目が変わる ことを読んでそこに賭けているような待ち伏せ投資です。
おおよそ自分が妄想した通りに事が進んでいるので満足していました。
しかし、実際に投資してからというもの株価は下がるばかりでとんでもない損失を作っています。
ここでの教訓は
ここの銘柄の良い投資シナリオと
インのベストタイミングは別。
(追加4️⃣ 小型株、改めて地合い最重要のところで再度書かせて頂きます)
今思えばバリュエーションに対していい加減でした。
そこを間違うとぐっと勝率が下がる。
ナンピンするということは価値が不当に低いと判断している証拠です。
戻ればナンピンの入り口にインの値段を間違えた時点で片足を突っ込んでいます。
ズルズル株価が下がるというのは今の市場評価と自分の評価が大きくズレていることを意味します。
市場が間違った判断をしている可能性ももちろんあるとは思いますが、
ひとまず「株価の動きに対する読み」に関しては外しています。
時期まで正確に合わせてないですが、売買履歴の購入単価から見る限り、おおよそ緑の丸枠のところで買っています。
鬼のようにナンピンしていますね。
こうして振り返ってみるとナンピンのやり方が教科書に載せられるレベルに下手ですね。
ポイントを解説すると・・
ナンピンに行く位置が浅い。
意味あるナンピンにするには最低でも-15-20%は欲しいところですね。
なぜこうなったかというと、
要するに無計画に枚数を集めまくったのです。
その根底にあるのは「この辺当たりがせいぜい底だろう」という値頃感です。
「値頃感」での無計画なナンピン危険です。やめましょう。
大きくナンピンしたら後は急騰したら利確・損切りにかかわらず少しでも枚数を減らした方がいいです。
株価は30%も50%も短期で急騰したら普通は深い押し目が来ます。
ナンピンでは平均単価が下がる変わりにロット数が膨れ上がります。
するとナンピンすればするほど平均単価が下がりづらくなります。
この状態がヤバい。チェックメイト寸前。
取得単価と現在価格が離れるほど、
急騰しても取得単価に届かないようになり、
利確に拘ると枚数を減らせなくなります。
その内に急騰から大きく下がり、ダウントレンドの場合上がり下がりしながら取得単価とどんどん離れていきます。
こうして『美味しい塩漬け』が出来上がり身動きが出来なくなります。
こうなった時点でコントロールの効かない運ゲーになります。
この状況を防ぐには
①最初に含み損になった段階で損切(部分的でもいいので)
②急騰時に利確・損切
③やるなら小さい下げでのナンピンは避ける
(たいして取得単価を下げれない)
だと思います。
SKLZではこの①③がうまくできませんでした。
ではどうしてこうなってしまうのか??
それは
・割安と思っていること
・未来の業績はいいと思っていること
(割高・未来なしと思ってるなら手放すはずなので)
その結果、
・売ったら反転して上がってっちゃったらどうしよう?
と考えるからです。
毎度登場、要するにFOMOです。
今思うのは
特にこういう投機的な株に集まるマネーは「この企業の未来がどうたら」とか特に考えていない、
とりあえず儲けさせてくれれば何でも良いって資金が沢山集まっているので、
そこに壮大な夢を描いたところで株価は思うようには動いてくれません。
逆にいかに熱量を下げて淡々と効率の良いと思われるムーブで損失を減らしたり、利益を増やすかが大事だなと感じます。
まだ小型株は不動の価値を気づく前であり、
値頃感にしても役立たずだなと感じました。
これ以上下げないだろというてめえの都合はまったく通用しません。
市場のみんなで作られたプライスを受け入れるのみ。
そもそも自分の感じる値頃感ってやつも
所詮はその企業が過去に「長く滞在した株価」
を基準に叩き出しているだけだと思います。
➡️こないだまで600$-700$であったテスラの今の値頃感は1000-1100$
一度ある株価でベースができると価値は変わってしまい、
過去に安いと思えたSKLZの20$はもう過去のものなのだ。
特に小型株について時価などはその場のノリみたいな要素があり、そこに一定の価値の保全を期待してはいけないのかなと。
つまり、学びはその時々の株価(現実・市場の評価)を真摯に受け入れろ
ということです。
過去の40$越えの栄光は忘れろということです。
遠いそこからディスカウント何%など無意味。
今の相場で言えばどの銘柄にしてもマーケットが絶好調だった時の株価など毒でしかないので忘れた方が良いと思います。
人によって感覚が違うと思いますが、
今の僕の感覚の場合は含み損で「ここから先はもう引き返したくない」という%は20-25%です
40%-50%とかそこまでいっちゃうとほぼ塩漬け確定。
プラ転するのに65-100%必要になります。
それってバイオの新薬承認みたいなことでもないと
1発では無理ですよね
65-100%となると一直線で戻すのは無理で、
上下しながら長時間かけて戻すことになるので資金効率最悪ですね。
どんな見立てがあろうとも、
銘柄自体にどんな価値を感じようとも、
今後プラ転まで持ってける確信があったとしても、
容易に-20%を越えるというのは「インのタイミングを間違えた」という事実は認めるべきかなと自分は思います。
ちなみに僕の考えとしてはもうポイントオブノーリターンを超えてしまった銘柄は売ると底値売りになってしまうリスクは上がってしまっているし、
かと言って放置でも短期ではそうそうプラ転できないので、
売っても放置してもどちらでも怠い結果になると思ってるので、
損切りなり放置するなり好きにしたら良いと思います。
利確は難しいので、しいていうなら急騰時に少しでも抵抗して損切。
&急落時に拾い直しのスウィングでお茶を濁す。
ぐらいの足掻きが精一杯です。
2️⃣証拠を見せなくても株価が上がる時。
証拠がないと株価が上がらない時。
自論ですが、、
株にはニュースや思惑で急騰する『天国モード』
と
ニュースや思惑に反応しない『地獄モード』があります。
※パチスロ北斗の拳参照
自分の銘柄は今マーケットの期待のどのステージにいるのか
SKLZを例にすれば、
NFLコラボが発表された時は『天国モード』でした。40$を超えました。
Aarki社買収はノーマルモードでした。
ExitGame提携というスキルズにとってのおおよそベストニュースが無反応だった時に『地獄モード』を確信しました。
他にもよくある現象だと思うのですが、
この地獄モードになると好決算でも反応しないどころか下がったりもします。
地合いでの地獄モードなのか、
銘柄固有の地獄モードなのか見極める必要があります
特に銘柄固有で地獄モードのレッテルが貼られると、
その銘柄には投資家は寄り付かなくなり資金も理不尽に抜けていくので痛い目をみます。
自分にとってはピカピカの企業でも、
世の中には他にもごまんと良い株があり、
自分の推し銘柄に拘っているのは「自分だけ」です。
金儲けゲームという視点では流れは他の儲けさせてくれる株へいきます。
この辺の流れを見誤ったり、反応が遅れたりする理由がその銘柄への『強い拘り』かと思います。
しかし、この『強い拘り』『握力』に助けられるような投資法もあるのでバッサリ悪いとも言い切れないのが投資の難しいところだと思います。
とにかく自分に相性の良いフォーム探しですね。
3️⃣慌てなくとも乗り遅れない
(投機筋は長期間いない。)
これは主に小型やIPO仕立てに強く当てはまることだと思うんですが、
高値掴みする理由のほとんどが
『いま乗らないと手の届かないところへいってしまう』
というFOMOによるものだと思います。
実際は急騰した小型・IPO銘柄のほとんどは数ヶ月〜一年の間に押し戻されて戻ってきます。
この辺の詳細が知りたい方はぜひ
IPOトレード入門を読むことをお勧めします。
話は少しそれますが、
世の中の資金は流動的で同じところには止まり続けません。
何かの銘柄に資金が集まるなら、
言い換えると
何かの銘柄から資金が抜けているのです。
当然、調子の悪いものから→良いものへと流れるのが普通です。
で、そこが混み合い過ぎるとまたどこかへ抜けていきます。
待てば、下がってきて手を出せるチャンスは多いと思います。
わかってはいるのですが、中々難しい。
難しいのはメンタルコントロールですね。
SKLZに関してもっと具体的に言うと
僕の心理からすると・・
「NFLコラボが2022年に始まる、
Aarki社統合によりマーケ効率が改善するはず、ExitGame提携により大型タイトルの獲得は期待できるはず・・・
その辺りが今の株価には全く織り込まれていない。
いつ株価に反映されはじめるかわからない。
から出来るだけ早く乗っておこう」
という心理で早乗りしているのですが、
先程の説明通り、小型は特に資金効率を求め市場が動いているので、
停滞するもの・パフォーマンスの悪いものからはどんどん資金が抜けていく。
いざ動くのは実際に業績が動き始めてから。
だから狡猾な投資家ならSKLZに投資したくば、
もっともっと待って悠々と暴落を待ってからインだったんだろうなと今は思います。
というのを時間経つほどに思い知らされています。
2020年の承認前のモデルナ・バイオンテックなんかも良い例で、
相当な投機マネーがはいっていて、なんとなく10月11月の承認イベントが市場の見解になっていたので、
それから遠い7,8月などのイベントでは上がっても利確され、また数ヶ月資金が拘束されるのが見えていたので11月までの間どんどん資金が抜けていきました。
実は直前から入れば十分というか最高だったのです。
だから先乗りしてなきなきゃ落ち着かないという心と裏腹に、スケジュールが透けるようなものは意外とギリギリまで待ってもらえるんだなってのは感じました。
4️⃣ 改めて地合い最重要
ごちゃごちゃ書きましたが、小型で勝つにはやっぱり地合いが超重要だと感じました。
小型から資金がドカっと抜けるような場面はもはや決算とかどうでもいいくらい持ってかれますし、
逆に小型に波が来てる時も決算とか関係ないんかいっていうぐらいリバウンドするんだなと。
これが冒頭1️⃣のところでいった
個々の銘柄の投資シナリオとインのベストタイミングは別 と考えたところです。
ようするに個々の材料よりも地合いの波による影響の方がデカいなと。
そういう意味で長期的な成長を信じつつも、
ガチホというよりかは小型らしいボラリティを生かして地合いに合わせてキビキビとしたスウィングトレードができたら理想的なのかなと感じました。
小型は明らかな悪い波を感じたらポジション調整するとかですね。
ガチホ戦略を見直そうというキッカケにはなりました。
以上、
自分にとって初めて経験するバブル相場で色々と初チャレンジする中で小型株もやってみましたが、
感想としてやはりリスクはマックスで簡単にめちゃくちゃヤられるな って感想です。
だし、小型で学んだエッセンスは大型株にも使える部分があるのかなと。
とにかくもっともっと色んなことを掴んで、学んで相場巧者になりたいですね。
学んだことの一部シェアしてみました。
どこか皆さんのお役に立てたら幸いです。
バトンタッチで次は
カピバラ🦫さんにお願いします。
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