サンタクロースの服が赤い理由
サンタクロースの服が、なぜ赤いのか?
皆様はご存じであろうか?
元々は現在の中国、漢の時代の話である。
ある年の暮れ、冬の山中にて尼古拉(にこら)なる者が修行していた。
修行中、凍てつくような寒い夜に悪魔の誘惑にあった。
この世の苦しみから逃れるために悪魔に仕えよというものだ。
後に「苦離守魔宗(くりすます)」と言われる試練である。
睡魔に襲われる中、尼古拉(にこら)は己の身体を傷つけては目を覚まし、やがて夜が明けた。
悪魔の誘惑に勝ったのである。
気づくと、衣服は自らの血で赤く染まっていた。
尼古拉(にこら)は大悟し、後に聖人と呼ばれるようになった。
慈悲の心を持ち貧しい者には施しを与え、たいそう慕われたと言う。
このことから年末の夜には、赤い服を着た聖尼古拉尊(せいにこらそん)が施しを与えると言われるようになった。
日本の笠地蔵の話なども、その派生譚である。
聖尼古拉尊(せいにこらそん)はいつしかセントニコルスと伝えられ、そこからサンタクロースと呼ばれるようになったという。
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