見出し画像

【医師のオンライン診療バイト】「儲かっていない」クリニックは早々に去るべき理由

私は産業医を本業としておりますが、バイトで主に自由診療、特に問診業務メインの医療脱毛バイト、そしてAGA治療・美肌医療のオンライン診療バイトをしています。そもそもは内科外来のバイトをしていたわけですが、思えばすっかり保険診療からは遠ざかってしまいました。

基本的には、同じ場所で働きたいという私ですが(単に、別の働き口を探すのが面倒なので)、オンライン診療バイトについては結構な頻度で移り変わっています。バイト求人の紹介会社の方に聞いてみると、同様にオンライン診療バイトはコロコロと変えているというドクターは結構な数いるという話ですので、どうやら私だけではないようです。

それはなぜかと言うと、オンライン診療バイトに「ある特徴」が存在しているからのように思います。今回は、そのような特徴について解説するとともに、なぜ「儲かっていないクリニック」からは早々に逃げ出すべきなのか、という理由について書きたいと思います。

ポイント1 そもそも飽和状態のオンライン診療業界

一昔前であれば、「オンラインでAGA治療ができる」と謳ってネット広告を打っていれば、ある程度は集客できたのだと思います。ですが現在はオンライン診療のクリニックが増えすぎて、もはや過当競争状態、同業者で食い合うレッドオーシャン状態になっています。

SNS上に結構な額を出して、ネット広告をバンバン打ってキャンペーンで釣ったとしても、AGA、ED、美肌治療であろうと同じような薬を取り扱っているので、結果的には薬の安値、薄利多売の勝負になっていきます。他院からの転院を希望しているお客に聞いたりしますと、基本的には「おたくの方が薬が安かったから」ということが大半です。

ネット上で簡単に薬価がわかってしまうので、もはや業界全体で「安値勝負」となっています。「薬を処方してもらう」ことが目的の自由診療のオンライン診療クリニックは、本当に安値勝負、他院との顧客の奪い合いで、「以前ほど儲からない」ということになってきているように思います。

しかしながら、クリニックとしては利益を出さないといけないわけですから、キャンペーンなどの新たな施策をやたら打ち出してくるようになるわけで、ドクター側はそれに毎回、対応をしなければなりません。割引キャンペーン、配送料無料キャンペーンなど、期間限定のものが多く、それぞれに対応しなければなりません。

こうした「面倒くさいキャンペーンに対応しなきゃいけない」こと以外にも、「利益を出せていない」クリニックについては早々に去るべき理由として、以下のようなものがあります。

ここから先は

1,058字

¥ 300

期間限定!Amazon Payで支払うと抽選で
Amazonギフトカード5,000円分が当たる

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?