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「脱毛問診バイト」の求人で医師が考慮すべき3つの「デメリット」

私自身、「脱毛問診バイト」などの自由診療バイトをすることに正直、非常に抵抗感がありました。自由診療に対する偏見に満ちた考えで、「トラブルに巻き込まれる」「騙される」「良いように使い捨てされる」などといったことが大きな要因です。

一部のクリニックではあり得る話もあるのかもしれませんが、しかしながら、私が勤務したクリニックが非常にしっかりしていたこともあってか、そうした偏見が誤りであったと再認識できました。マニュアルもしっかりしており、1年弱の勤務ではありますが、大きなトラブルもなく勤務できています。

一方で、私のバイト歴で言いますと、内科の外来バイトを10年以上、長らくやってきました。その時と比べると格段にストレスや業務負荷が少なく、また時給も遜色ないということもあり、「これなら続けていきたいな」と思えるようになりました。

しかしながら、実際に働いていますと、「うーん、この点がなぁ…」と思うデメリットと感じられるポイントというのはあります。贅沢な悩みとも言えますが、そう感じる点はあるにはあります。

そこで今回は、「これから脱毛問診バイトを始めようか」と思われる方に知っておいたほうがいいかと思われる3つのデメリットについてお知らせできればと思っております。

求人を見てもなかなか分かりにくい、想像しづらい点ですので、バイト選びをする上でご参考にしていただけますと幸いです。

ポイント1 拘束時間は長め

問診メインのゆるい自由診療バイト(脱毛問診バイト、AGA診療、ED診療など)の傾向として、「比較的遅めに始業、夜遅めに終業」ということがあります。「10時にスタート、20時に終了」ということで言えば、拘束時間は10時間ということになります(私が働いているクリニックですと、1時間はお昼休憩で外出可能、もう1時間はクリニック内で適宜休むので実働8時間)。

私が内科外来バイトで勤務していた当時ですと、9時始業で18時終業のとなっていました(13時から15時までは休憩時間)。拘束時間の単純比較で言いますと、やはり自由診療バイトの方が長くなる傾向にあるわけです。

「夜は家族でゆっくり食事や団らんしたい、くつろぎたい」というご希望があったりしますと、基本的には「21~22時に帰宅」ということになりますので、少々難しいバイトにはなるかもしれません。

基本的に「一人で診療を担当する」というところがほとんどであり、クリニックがその日の営業を終えるまでいる必要があるわけです。ですので、「時短勤務」もNGということになります。この点はやはり、デメリットの一つとなりうると思います。

他にも、業務に関わるデメリットとして、以下の2点があると思われます。

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