年齢によって 部位が変わるのは その時期に 物理的に刺激を受けやすい場所だから ただ それだけ
湿疹が生じやすい部位は,成長とともに変化していきます.乳幼児では口の周りやおむつの中,幼小児では耳切れ,肘,手など,大人では,前額部,頸部などに湿疹反応が生じやすいのです.
よくある誤解としては,湿疹が生じている皮膚に原因・問題があり,それ以外の皮膚は正常であると思いがちですが,そうではありません.
シンプルに考えればよいのです.
生まれてから大人になるまで,頭の先から足の先までの皮膚が弱いわけです.その年代,その環境において,皮膚の防御力より強い刺激が反復される部位に,ただただ湿疹(接触皮膚炎)が生じているだけなのです.このことを理解することは,悪化因子を同定すること,治療,予防,何よりも心のストレスを軽減させるためにも大切なことです.
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