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無力感を感じても、前に進むことをやめないこと。

最近、台湾在住のノンフィクションライターの近藤弥生子さんのVoicyをよく聴いています。

彼女の声や話す内容に惹きつけられ、同じ配信を何度も何度も繰り返し聴いているんです。

なぜこれだけ惹きつけられるのか、不思議なのですが、彼女に魅力を感じています。推し活といえる状況です。

説明は難しいですが、惹きつけられる理由をあえて説明するなら、常に謙虚であること、考えてもしょうがないと思うことでも、真摯に思い悩み、それを解決しようとしているところですかね。


と、ここまで、書いてきたのは、彼女の配信でとても考えさせられた回があったからなんです。

それがこちらの配信です。

心の叫びというか、本気の悩みを感じてしまい、もう5回くらい聴いています。

内容の詳細は、配信を聴いてほしいところですが、ざっくり説明すると、日本の若い女性から「無力感を感じるんです」という声を寄せられるというのです。

そして、そうした日本の若い女性に前を向いてほしいために発信しているのに、そうした人に自分のメッセージが届いていないことにもどかしさを感じているというものなんです。

とにかく、近藤さんの悲痛な心の叫びを感じ、共鳴してしまいました。

こうした心の叫びのような配信は、何度かありますが、それは全てプレミアム配信で、普通の配信ではありません。しかし、この配信は、普通の配信です。ぜひ、多くの人に聴いてほしいと思います。


ちなみに、彼女の悩みには、僕は答えを持っています。その答えは、実は彼女から教えられたものです。

近藤さんの著作に「オードリー・タンの思考 IQよりも大切なこと」という本があります。この中に答えがあります。

この本のテーマが答えです。
この本のテーマは、「はじめに」に書かれていますが、

「一人の天才を生むことは難しいが、一人一人の心に小さなオードリー・タンを宿そう」

です。

この言葉の意味は、天才的な誰か、影響力のある誰かが何かをしてくれるのを待つのではなく、天才的ではなく、影響力のない人たちが、社会を良くするために行動することだととらえています。

社会にほとんど影響が与えられないし、無力感しか感じなくても、自分を信じてただ前に進むことが大事だというメッセージだと受け取っています。

多分、それは間違っていないはずです。そして、この言葉こそが答えです。

自分ではない「誰か」を探すより、もし誰しもが心の中にオードリー・タンを宿すことができたなら。そんな人を社会に増やすことができたなら。社会がもっと居心地の良いものになると確信した。

「オードリー・タンの思考 IQより大切なこと」

そう答えは、

「心の中に小さなオードリー・タンを宿す」

いや、

「心の中に小さな小さなオードリー・タンを宿す」

ことだと言えるでしょう。

そのオードリー・タンは本物のオードリー・タンの0.01%かもしれません。そんなちっぽけなオードリー・タンを心に宿し、前に進むことです。

少しも前に進めた実感は持てないかもしれません。それでも、前に進むことをあきらめず、前に進もうとすることです。


無力感を感じる若い女性には、

「無力感を感じても前に進むことをあきらめないで」


メッセージがうまく伝えられず悩む近藤さんには

「あなたのメッセージは100人に一人しか伝わりません。でも、少数ながら伝わる人には伝わりますよ。だから、伝えることをあきらめないで」

(偉そうにすいません)

そして、自分には

「分かったふりして人にアドバイスなんかするな」

と言いたい。

そんな感じですかね。


最後は、名言で締めます。

諦めたらそこで試合終了ですよ」(by 安西先生)


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サカモトダイジ
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