「家族だから愛したのではなく、愛したのが家族だった」がとても尊い件
岸田奈美さんのことを知ったのはこの記事です!
確か前澤さんが面白いとかツイートしてたんじゃないかな?
読んでみたら、怒涛の情報量でビビった覚えがある。なんだかすごい人だなと。
なんとなく、気になる存在ではあったんだけど、それからしばらくして、SNSでまわってきたのがこの記事。
これね、今は有料化されてるんだけど、公開当時は無料で全文読めて、これがねなかなか考えさせられる内容だったんです。
あっ、その前に、岸田さんの大変な状況を初めて知ったんですよね。
岸田さんのお母さんが障害で車椅子、弟がダウン症で知的障害者で、岸田さんがその家族を支えなきゃいけないという過酷な状況なんですね。
そして、この記事は福祉のサービスを利用するに当たって、市の担当者とサービスの担当者とのあれこれを書いてるんですが、とっても考えさせられました。優しさってなんだろうとか、福祉のあるべき姿ってなんだろうって。
ということで、岸田さんのことが気になっていたら、なんと本を出してるじゃないですか。この本ですね。
ということで、早速読んでみたんですね、そしたら、壮絶。
本のはじめに書かれるはじめにって、当たり障りのないことが多いじゃないですか。でも、この本は違うんです。衝撃の話が待ってます。
中学生の時にお父さんとちょっとした口げんかになって、「パパなんか死んでしまえ」と言ってしまい、その夜にお父さんが心筋梗塞でなくなるという驚きの展開です。
最後に話したことが一番言ってはいけない一言だったと。こんなことがあるんだなと。
そして、本文の中でも、今度は高校生のとき、お母さんが家で倒れて、生死をさまよい、医者から手術しても助かるか分かりませんが、手術しないと確実に死にますと言われて、泣く泣く手術の同意書にサインするシーンが出てきます。
それで、お母さんは一命をとりとめるものの、下半身は動かすことができなくなって、車椅子生活になり、死にたいと言われるというなんとも苦しい場面が展開されるんです。
中学、高校で両親の生死に立ち会うというなんとも凄絶な生い立ちです。
でも、文章からは明るさしかない、優しさしかないような感じです。3行くらい読むと必ず一つはおもしろいことが書いてある。下手すると一行に一つそんな感じです。
生い立ちからすると、他人に配慮する余裕とかなかっだろうに、世の中の不条理に恨んでひねくれてもおかしくないだろうに、でも、全然優しさに包まれた尊い文章です。ホントに尊い!
ちなみに、noteには無料で読める記事もあるのでまずはそこから読んで、気に入れば買って読むのがいいのかなと。
なので、ぜひ下の記事を読んで見てください。
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