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はじめから最後までずっと泣きどおしだった。映画「15才 学校IV」
障害者など外出できない人たちをパイロットとして雇う分身ロボットカフェを運営する吉藤オリィさんが先日こんな投稿をしていた。あの吉藤オリィさんが人生を変えた映画と言えば、見ないわけにいかないだろう。
【人生を変えた映画の話】 「十五才...
Posted by Ory Yoshifuji on Saturday, December 18, 2021
不思議なもので、母に連れられて2人でみたこの映画がなければ、少なくとも私が屋久島に行く企画をつくる事はなく、そこで結城らと話さなかった事で起業に繋がらなかったかもしれず、古新監督との映画「あまのがわ」が生まれてレッドカーペットを歩く事もなく、分身ロボットカフェDAWNver.βが屋久島をモチーフとした緑に囲まれた空間にならなかったかもしれない。
小さなきっかけで人生は分岐する。
あらすじ
不登校の中学生の主人公が東京からヒッチハイクで屋久島の縄文杉を目指すという話である。簡単に言ってしまうとね。
はじめの乗せてもらった運転手は説教をしてしまう嫌な奴だが、2番目以降の運転手はみんないい人でここから涙腺が崩壊してしまう。
涙腺崩壊ポイント
運転手は3人出てくる。1人目は最悪。主人公に説教してしまう、きちんと学校に行った方がいいぞ、とか、挙句の果てには、お前のために言ってんだぞとのパワーワードが飛び出す。あっ、お前のためという言葉金輪際使わないことにしました。
そして、2番目の運転手は気のいいおっちゃん(赤井秀和)で、大阪までだったんだけど、その先の運転手を探してくれる。さらに、さり際に「こき使ったからよ」とお金を渡される。相手に気を使わせないように渡してくれるっていいよね。ここのシーンを見て宮沢賢治の雨ニモマケズの最後の一節を思い出していた。
「ソウイフモノニワタシハナリタイ」(ちょっと大げさですが)
3番目の運転手はなんと引きこもりの息子を持つ女性。息子の心を開かせるため、家に泊めるのだ。その息子が引きこもりでジグソーパズルをずっとやってるし、言葉も発せられない。その息子と一緒にジグソーパズルをやるんだけど、そこで母親が涙を。ここは涙腺崩壊ポイント。
その息子からすっかり気に入られ、別れの際に絵と詩をプレゼントされる。それを見て母親である女性が涙するのだが、ここも涙腺崩壊ポイント。
また、その他にも関わった人がいい人ばかりで、その人たちが主人公のためにかける言葉、してくれること、そして、必死に息子を探す母親など、とにかくずっと涙腺崩壊していた。
最後のシーン
そして最後のシーンがもうとにかく良かった。
やっと帰ってきた息子に父親が叱ろうとしているところに息子から椅子に座ることを促され、梯子を外される。そこで、息子から
「迷惑かけてごめん」と。
「分かっているならいいんだ旅はどうだった?」
「楽しかった」
「そうかそれはよかった。また、後で話を聞かせてくれ」
と半分涙目になりながらに出ていく。子を持つ父親としてはこれ泣いちゃうでしょう。
屋久島の自然
屋久島の自然が圧倒的。正直、屋久島の縄文杉はすぐパッと行けると思ってましたが、往復で何と10時間かかるそう。えっ、そんなにという感じ。
行くまでの道のりもかなり大変そうだし、くだりも大変そうな。それにしても、縄文杉を含めた自然は圧巻だった。1000年の杉はまだ若い方だって。
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