#5 ライブ中にいきなりやばいことになった話。
どうも。世界は俺(簡略化)。
今回は、自分そのものの話をしたいと思います。
何があった?
CODというシューティングゲームをライブで配信している時の話です。
自分はいつものように、ライブのコメントをよく読んでいました。正直ゲームをしながら話すというのは大袈裟に言って至難の業で、ゲームとコメント読みを両立させるのはちょっと難易度が高いんです。ですが、何があってもコメントには必ず反応するべきである…と考えていました。なんせ、反応しなければ視聴者がいなくなってしまうと思っていたからです。絶対に同時接続者を0人にしてはいけない。この考えは、ライブをやるにおいて最重要事項でした。
さて、ライブ中、俺と一緒にゲームをしてくれる参加者がいたんです。とっても有難いことでした。やっぱり、意思疎通が完璧に測れなくとも、こちらの意思が伝わる人とゲームできるのはCODにおいては大事ですからね。
ですが、その存在は俺にもおもりになってたのかもしれないです。その理由は、「参加した奴が悪い」とかじゃなくて俺が非常に重く、かなり深刻にその存在を考慮しすぎていたことにあります。
「参加してくれたから、その人の為に全力を出さなければいけない」…だが、「コメントを読まなければ視聴者に悪い。」
視聴者がいて初めてライブというものが成立すると考えています。だから、視聴者への対応を優先しないといけないと思った自分はコメントが来るたびにコメントを読み上げ反応をします。するとどうなるか?
プレイが疎かになるんです。撃ち合いに勝てず、最終的に負けへ繋がる。せっかく参加してくれたのに。あの人も頑張ってくれているのに。
「なんでこんなに弱いんだ。」
自分へのやるせなさが襲い掛かってきます。それはとても甚大です。だけど、コメントを送ってくれてる視聴者が悪いわけじゃない。じゃあ誰が悪い?
自分が悪いんだ。って、考えてしまうんです。その時からもう精神状態ズタボロでした。気を抜けばおそらく涙が出てきたかもしれません。なんとか案を考え出して、なんとかできればこんなことにはなりません。
脳から何もどうすればいいかって案が出てこないんです。どうしようもない状況であるって判断したんです。自分はまさに、真っ白い逃げ場のない部屋に入ってしまったんです。
そして何とか出てきた答えは逃避でした。
ライブをやめました。
参加してくれた人に悪い。
視聴者に悪い。
もう二度と来ないんじゃないか?
今後どうすればいい?
そんな思いだけが胸を張り詰めて吐き出しそうでした。
なんか歌詞みたいになってますけどマジでそんな感じです。胸の部分をめぐる何かを何らかで外に出さないとどうにかなってしまう。なんて。
その後
なんとライブをやめた後、聞き専だった参加してた人がマイクをつけて喋ってくれたのです。
自分が女性だったら惚れてました。自分がめっちゃ可愛くてそれに自覚を持ちウザイことに自信を持っている女性だったら惚れて告白してました。
ちなみに男の俺は、「めっちゃええ人やん…」と心の底で思ってましたね。
「そういうときもある」と慰めてくれたのは本当に助けになりました。
彼曰く、「これは話しかけないとやばい」と思ってくれたようです。本当にやばい状況でしたしね!
まあポジティブシンキング、3歩歩けば忘れるニワトリの化身、寝たら前日の記憶が消えてしまう掟上今〇子の都合がいい版、記憶証拠のプロである俺は時間が立てば「あ~…あの時はバカだったなあ。重く考えすぎじゃね?」と思えたんですが。
だけど、こんなこと思っても心のどこかでは傷が残ってるんですよねぇ。きっと。だからこそ、それをカバーしてくれた参加者は神として崇拝するに値する行動を成してくれたわけですね。マジでありがとう。あっ――、
ほんまありがとうな!
終わり
この経験を機に再確認できたのは、病んだ人間には本当に寄り添う存在が大切ってことです。不器用だってかまいません。ぜひ、近くにそのような人がいたら寄り添ってあげてくださいな。
いや~、適当に配信やるのが一番だわ。