▶️ Dharma Personal Training【DPT】略筆
Dharma Personal Training(以下、DPT)とは、Qi-Gong(気功)や、太極拳などといった東洋の修行法の要素を積極的にとりいれた療法および修養法である。また、新しいトレーニング分野でもある。認知度は低いが、既に一定の効果が確認され、多数の研究結果が報告されている。
まずは、動画を37秒だけ見ていただきたい。DPT初級身体基礎編の概要が説明されている。動画は全部みると14分57秒かかるが、37秒間だけ見てもらえればポイントが掴めるようになっている。
●DPTの効果
●Dharma Personal Trainingの歩みとアジェンダ
DPTは中村元癸 氏が2004年に開発したウォーミングアップ(準備体操)とクールダウン(整理体操)を含むオリジナルのトレーニング方法からスタートした。
開発者の中村元癸 氏が Dharma Personal Trainingとして研究・開発を進め、体系立てたのは2011年の春からである。以来今日まで細々と研究を続けている。
2021年から京都大学、滋賀大学、京都工芸繊維大学、同志社大学、京都産業大学、関西外国語大学、追手門学院大学の学生有志諸氏とそのOB陣をはじめ、さまざまな方々に研究協力を得て新たに発足している。
現在は、DPTをラジオ体操にとって代わるポピュラーな位置付けになること目指し、アジェンダを作成中である。また、予防療法としての地位を確立すべく論文執筆と研究を同時進行ですすめている。
●DPTは予防療法に寄与する
DPTは予防療法に寄与が期待される。
DPTの最も得意とするのは以下2点である。
事前に不調になりづらい心技体を形成する(ex.怪我をしにくい心技体をつくることも含む) ※心技体については後に記載
事前に不調からリカバリーしやすい心技体を形成する
これらが他のトレーニングとの違いである。
予防に焦点を当てたパーソナルトレーニング
を普及させていきたい所存である。
DPTは、他の従来のトレーニングよりも予防に焦点を当てて体系を組み上げている。
人間の活動における要素を心技体の3つに分割し、不調予防の盲点を明らかにするフレームワークや、専用シートを用いてパーソナルに問題点の早期発見に努める。
一方で、体や心をケアする事業やサービスはたくさんある。しかし、日本では「予防」に特化したものはほとんど聞かない。故に、予防という観点は日本人にとっては盲点となりがちである。
具体例として、
プロを目指し1軍で活躍する優秀な野球選手であっても、身体が固くて怪我して当たり前のような状態であるプレイヤーはたくさん居り、プロでさえ怪我に泣く人も多い。
入念に手首や肩、上半身のストレッチをやったとしても下半身や腰に不具合が出る人は多く、足腰はケアのみで準備体操を怠る傾向がある人は多い。
プロスポーツの選手層は予防しようという意識や予防的観点をもつ人は比較的多いが、的外れな対策では意味がない。
いくら強い心や高い技術と筋骨隆々とした身体が整っていても、怪我をしない柔軟な身体ができてないことは盲点である。
それとは別に、技術も身体も整っているのに、心の不調が盲点となり、取り返しのつかない悪化を起こすこともある。
このような事例は運動強度や老若男女に関わらず起きている。これは、人がいかに予防に疎い実例ではないだろうか。
柔軟性と強靭性の矛盾を取り除く
心、技、体の3つのバランスに偏りがでると不具合が出る。よって、予防という観点が重要である。
ただし、的外れな予防は意味がない。したがって、予防の要素を心、技、体の3つに分解し、問題の早期発見と予防に勤めることが大切である。
そこでDPTでは、問題特定のためのフレームワークとして、心技体を二次元的構造ではなく、三次元的構造のフレームワークを開発した。
さらに、DPTは「〇〇が良くなる」という発想ではなく、あえて不調に焦点を当て、数値評価スケールを用いて評価している。
※セットポイントを悪い地点に置くことで上記2点の効果検証をしている。
また、ボトムキープやボトムリカバリーという新たな概念を設け、パーソナルに評価指標を設定したパラメーターグラフを作成することで不調=悪化状態からの具合を可視化している。
※上記の動画はあくまでDPTの基礎編であり、ここから応用編や発展編と、初級者向け、中級者向け、上級者向けという形のトレーニング体系が組み立てられている。
運動初心者でも簡単にできるものであることを立証するために、
基礎編の動画モデルは
撮影協力モデル:京都大学
環境マネジメント専攻 社会基盤親和技術論分野 修士課程 城ノ口 卓 氏
に協力をいただいた。
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●DPTの効果と特徴
先にも述べた通り、【事前に予防する】ことが重要である。
その前提で、以下にDPTの現時点で期待されている効果をいくつか挙げる。
不随筋を随意に変え、使える身体を作る(柔らかく、しなやかなで動ける身体を作る)
筋肉のつきやすい体に変えていく
身体にする怪我の回復を早くする
EQやIQの数値向上 etc...
大きな特徴 3つを以下にあげる。
身体だけの療法・鍛錬法ではなく、心技体それぞれに対するアプローチ方法を有した体系的なトレーニングであること。
動作は連続した動作である。ただし、一つ一つの動作をバラバラに分解し、日常生活に取り入れることもでき、パーソナルに組み替えることができること。
スポーツ以外にも、あらゆるジャンルに取り入れることを想定した、全局面的なトレーニング体系を有すること。
このような効果と特徴を有する背景には、DPTは前述したようにQi-Gong(気功)や、太極拳、ヨーガの要素を積極的にとりいれた療法および鍛錬法だからであり、加えて、武道・心理学・理学・生理学の要素を取り入れた新しいトレーニング分野であるため、全局面的な効果と特徴を有していると考えられる。
自説の強化のために、ひとまず、以下に気功と太極拳の日本における研究をご紹介したい。
● DPTと気功と太極拳
厚生労働省『「統合医療」に係る情報発信等推進事業』を引用〜
そもそも気功や太極拳の効果を有効性と安全性について引用し、説明することで優れた有効性と安全性を持つ心身療法であることを示していきたい。
注)このデータはアメリカで認知されている論文が主である。ただし、気功や太極拳は中国を含めて世界的に民間に広がっており、たくさんの症例や効果を示している事実がある。
太極拳と気功の有効性についてわかっていることは?
太極拳、気功とは?
注意)文中にある「場合がある」というのは、慎重な表現だろう。もともと気功や太極拳は、指導者のレベルによってかなり変化するものであるため、致し方ない。
この文は、治療という観点から書かれたものである。治療という界隈では、日本の現状において医師や看護士の影響力が圧倒的であり、その界隈における気功や太極拳の地位はかなり低い。
※心理面において太極拳と気功はまた不安感の軽減などの心理的な有益性がある場合があるが、不安感に関する研究の実施方法の相違により、明確な結論を導き出すのは現時点では困難と言われる。本来はもっと研究されても良い分野である。ただし、ヨガが心理面に対する有益性を補完している。
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