【29】インタビューの練習②
こんにちは。私は下を向いて歩くのが好きです。下を向いて歩くと新しい発見や面白いことに出会うからです。
子どもの時は、学校帰りに下を向いて草木を摘んだりしていたのに、いつの間にか大人になると行き先やスマホしか見なくなっているーーー
社会人になってそのことに気付いてから、下を向いて歩くように心がけています。大人になるってなんだか淋しいなと思って。
先日、いつものように下を向いて歩いていると、未開封のカップ焼きそばのソースが落ちていました。
そこで考えました。
どういう経緯でこのソースは落ちてしまったのだろう。
コンビニでお湯を入れて歩いていた拍子に、落としてしまったのか?
そうだとすれば、
お湯を捨てて、いざ食べよう!と思った時に
ソースがない絶望を想像すると落とした人が可哀想でなりません。
もしくは、ソースは不要でゴミ袋からこぼれ落ちたということも考えられます。
テレビかユーチューブで見たアレンジを試してみたとか。
色々想像を膨らませると、とっても楽しいです。
そもそも、このソース。なんのカップ焼きそばなんだろう?
”Deli ソース” と検索してみると、これは焼きそばのソースではなく、ローソンで販売しているコロッケに付属しているソースでした。
すぐ近くにローソンがあるので、普通に落としてしまったんだな。とわかりました。
私はそのコロッケを食べたことはありませんが、きっとソースがなくても美味しく食べれたと思うので、ほっとしました。
さて今回は、前回インタビューし文字起こしした内容をまとめていきます。
アレンジを愉しむ 〜Jさんにとっての焼肉とは
「好きな食べ物はなんですか?」
「焼き肉」
このやりとり、
地球上でこれまで何回繰り広げられてきただろう。
正直、ありきたりなインタビュー内容になると私は思っていた。
しかし、実際話を聞いてみると
アンビリーバブルな回答がそこにはあったーーーー
ーずばり好きな食べ物はなんですか?
「えっ、パって言われて、パってでてけぇへん。なんやろ。おおざっぱに言ったら焼肉とか」
一生懸命悩みながらも、そう答えるJさん。
焼肉は焼肉でも店で食べる焼肉が好きなんだとか。
近所で好きな焼肉屋さんはどこか尋ねた。
「えっーーーと。。。はるたかって、俺は適当に言ってるけど。はるたかって名前じゃなくて。」
???!!
「えー。店名?はるたかって店名じゃ、なくってぇ。ほんとは、、、あっ!そうそう。はるたかって俺はいっつも言ってるけどぉ、いろはっていう焼肉屋さん。」
お店の名前をどうしても覚えることができず、自分で店に名前をつけることにしたそうだ。
『はるたか』と呼んでいるのは、Jさん以外誰もいない。
ーはるたかの好きなメニューはありますか?
「・・・レバー。生レバーが好き!!」
沈黙の後、ハッと思い出し嬉しそうに答えた。
はるたかは、精肉屋が営む焼肉屋で新鮮で上質な肉を楽しめるところが魅力だ。
「良い肉でさ。レバーも生で食べて新鮮なのを出してるからさ。」
「だからレバーを頼んで、俺は普通に食べてる」
Jさんは、本来焼く用のレバーを、焼かずに生で食べるのだそう。
それが一番おいしいのだと、力強く語ってくれた。
「生レバーが食べれない時代っていうのが悲しいわなぁ。」
一方で生肉の提供の規制が厳しい昨今の法律に悲しげにぼやいた。
ー最後に。Jさんにとって焼肉とはなんですか?
「んーー。生レバーは結構でかいかな。俺にとって。」
Jさんにとって焼肉とは焼かない生レバーなのだ。