
【50】【Excel関数】≪東京≫と入力したら、隣に≪関東≫と表示させる方法【10分で出来る!】
こんにちは。
最近つくづく思うこと。
トイレットペーパーが高い!!
以前は、トイレットペーパーの値段なんて気にしたことはなかったのですが、あまりの物価高騰に価格を見ずにはいられません。
トイレットペーパーって、シングルとダブルがあったり、ロール数やメートル数が商品によって異なっているため、正直どれが本当に安いのか瞬時にわかりません。
そこで、価格計算表を作ってみました。
これを使って、本当にコスパのいいトイレットペーパーをお選びください。
※コピペしたら使えます。(多分)
さて、本題に移ります。
・≪東京≫と入力としたら、≪関東≫と表示させる
・≪25歳≫と入力したら、≪20代≫と表示させる
・≪りんご≫と入力したら、≪果物≫と表示させる
〇〇と入力したら▲▲と表示させる
これが、自動的に表示されるようになったら、とても便利だと思いませんか?
今回は、「〇〇と入力したら▲▲と表示させる」の自動入力について、まとめました。Excel未経験者に説明するときに話す内容や質問を元にまとめたので、私の知る限り、どこよりもわかりやすい自負があります!
結論から言うと、「〇〇と入力したら▲▲と表示させる」には、VLOOKUP(ブイルックアップ)という関数を使用します。
では、早速始めてみましょう。
やってみよう!
今回は、都道府県を入力したら地域区分を表示する方法をご紹介します。

①対応表を作る

はじめに、上記のように都道府県と地域区分のリストを入力します。
私はsheetの名前をいつも対応表と便宜上、名付けています。
↑リストを作ったので、自由にコピペしてください。
≪注意≫
このとき必ず東京都(「〇〇と入力したら▲▲と表示させる」の「〇〇と入力したら」の部分)は、一番左になるようにしてください。
エラーになる原因です!!!!

②表示リストを用意し、関数を挿入

対応表とは別のsheetに、上記のように表示リストを用意します。
今回はこの表示リストのsheet名を原本とします。
同じsheetで作っても問題ありませんが、見栄えや操作上、異なるsheetで作成することをおすすめします。
地域区分を表示したいセルをクリックし、数式にある関数の挿入をクリックします。今回の場合は、A2に関東地方と表示させたいので、A2をクリックします。
③VLOOKUPを選択→OK

VLOOKUPを選択してください。もし見つからない場合は、関数の分類をすべて表示にしてみると出てくると思います。
④数値を入力

検索値・・・東京都はどこのセルに表示されていますか?
→B2
範囲・・・東京都は関東地方っていうのは、どこを見たらわかりますか?
→対応表のsheetのDEを選択
※マウスでDEを選択したら自動的に対応表!D:Eと表示されます。
たまに、別のsheetのD:Eが選択されている場合があるので、必ず確認してください。

列番号・・・関東地方は、さっき指定した範囲の左から何番目ですか?
→関東地方はDEのEに表示されているので、Dが1でEは2。つまり、列番号は2。
≪注意≫
ここはあくまでも選択した範囲の左から何番目ですか?という質問です。
DEを選択し、Eの列番号を表示する場合は、2です。ABCDEから数えて5ではありません。

検索方法・・・完全に一致した内容だけ表示しますか?それとも、近い内容も表示しますか? ここはあまり深く考えず、0(完全一致)を入力しとけばOKです!
→0
⑤できました!

=VLOOKUP(B2,対応表!D:E,2,0)
関東地方を囲っている枠の右下の□を下にひっぱると他のセルも自動的に地域区分が表示されます。

VLOOKUPを使うことによるメリット

①圧倒的時間短縮
関数を入力しておけば、自動的に表示されるため毎度入力する必要がありません。
②表示内容を統一できる➡集計や分析が正確に!
手入力の場合、誤字脱字が起こり得るのはもちろん、「1234」と「1234」、「みかん」と「オレンジ」、「東京都」と「東京」のように、同じものを異なる単語で入力する可能性があります。
見栄えが悪いのはもちろん、集計や分析の時に別々のものと認識されて、ミスの温床になりかねません。
③入力漏れやミスを見つけることができる
入力漏れで空白があった場合や、誤りがあった場合はエラーとなって表示されます。そのためすぐに誤りに気づくことができます。
④関数が狂ったり、誤っているのではないかと不安になる
関数を使わない人は、はじめはそのように不安に思うかもしれません。しかし、それは自転車に乗る練習をせずに、毎日5キロの距離をヘトヘトになるまで歩いているのと一緒のことだと思います。場合によっては、手入力の方が適していることもあると思いますが、VLOOKUP関数を知っていて損はないと思います。
VLOOKUPをマスターすれば、時間やミスが格段に減り、今まで手入力していた時間を他のタスクに充てることができます!また、腱鞘炎にならずに済むので、治療費を払う必要もありません!