【10】『3年で売上20億円 「高級日本酒」はその魅力をどう伝えたのか?』記事を読んで
こんにちは。仕事が忙しくてサボっておりました。。。今月は比較的時間に余裕ができそうなのでしっかり取り組みます。色々進展があったので、早めに整理しなければ。。。写真は、先日作った餃子です。私は、キャベツの代わりに白菜、ニラの代わりに大葉を入れてさっぱり仕上げます。今回は食感を楽しむために春雨を入れてみました!
最近、会社設立に向けて株の勉強をしています。何度勉強しても理解できず、ちょっと嫌になっていますが、、、
唯一、株で面白いと感じられるのは新聞の商況チェックです。
なぜ面白いかというと、新聞に載っている国内外の出来事が株価に反映しているからです。
何年も新聞を取っていたのに、この面白さに気づけなかったのは、もったいないなと思いました。
Googleアラートで発見!
私はGoogleアラートで『日本酒』『久留米』を登録し、それらに関連する記事を毎日チェックしています。今回は、Googleアラートで出会った記事が勉強になったのでアウトプットしていきます。
番組ナビゲーターの中道大輔さんととClear代表取締役CEO 生駒龍史さんの対談
noteの使い方として正しいのかわかりませんが、人に読んでもらうためではなく、振り返りや頭の中の整理など自分のためにnoteを利用しているので、自分にしかわからない記事であることを予めお許しください。
インプット
〇生駒龍史さんは、Clearの代表取締役CEO。
日本酒のWEBメディア『SAKETIMES』や国内外で展開しているラグジュアリーな日本酒『SAKE HUNDRED』を展開
〇日本酒の初心者であった経験から「消費者が何を望んでいるか」を大事にしている。一人の消費者として、「自分が欲しいものは何か」という考えが大きい市場にアプローチできるのではないかと考えている。
〇『SAKETIMES』を開設すると、狙っていた消費者だけではなく、業界内の人も喜んでくれた。
〇酒蔵は商品スペックや想いを伝える手段が少なく(どうすればいいのかわかならい)、『SAKETIMES』を通して、様々な人々に伝えることができた。
〇酒蔵・・・『いい酒を作る』ことにフォーカスし『伝える』ことが二の次のイメージ(中道さん)
お酒を伝えたり、売ることは小売り店や飲食店が担ってきたため、酒蔵は一般消費者は直接相手にしなくても問題がなかった。
→ECの普及と酒屋自体の店舗数と売上の低迷により、成立しなくなった。
〇香港の酒屋で日本酒が数十万円で売られていた。
→海外ではいいものにはお金を払うお客様がいる!
〇アメリカの月桂冠の働く大半は現地の人。
→日本酒というより、その土地(カリフォルニア)の地酒になっていて、グローバルな可能性を感じた。
〇日本酒のポテンシャルは高く、グローバルの可能性もあり、高単価に意味がある。→高級日本酒ブランド
〇酒蔵・・・ビジネスに苦戦。
利益率が低い、薄利多売&良いものをより安くで発展してきた。
→高級酒市場を開拓することが、日本酒市場を切り開くために一番大切なことなのではないか =『SAKE HUNDRED』をリリース
〇『良いものを安く』の概念は日本だけで成り立っている。
海外は、良いものには相応のお金を出し、関わる全ての人々にしっかりとお金が回る。→伝える価値を見定め、発信しなければならないが、日本人の苦手である。(中道さん)
〇ラグジュアリーな体験をお酒で提供
つくったものをどう届けるかではなく、ゴール(届けたい価値)からどのようにつくるか考える→この差は大きい
〇『どう伝えるか』がすべて。
日本酒の魅力をそのまま伝えるのではなく、自分たちのレンズを通して、日本酒の世界を表現している。
生駒さんから見るレンズ・・・日本酒はラグジュアリー。
日常的に飲むものではなく、たくさん飲むものでもないのかもしれないけれど、人生のとっておきのタイミングで飲むにふさわしいもの。
「日本酒はこういうものです」ではなく、「日本酒をこう捉えています」と表現ができるかが、ブランド作りである。その発信が結果として日本酒を広げることになる。そうしたコミュニケーションを取らなければ、ポテンシャルのある日本酒も世界で認められない。
アウトプット(感想)
正直、酒蔵で勤める身としては胸が痛い内容でした。本当にその通りすぎて・・・
長い歴史があり、酒税によって守られていた日本酒業界。私はその時のことを知りませんが、時代によっては、努力しなくてもたくさん売れた時期もあったと思います。
代々続く歴史や誇り、長い間築いてきた取引先との関係。時代はどんどん変わっているのに、酒業界はそれらを守り続けていくことが、正義でありプライドで、いつの間にか時代から取り残されているように思います。結果として国内の酒業界の低迷が、その表れであると私は思います。
ただ、これらを大切にすることはとても大事だと思います。
酒蔵で6,7年勤めてきたこの空気感がわかる私だからこそ、フリーになってこの問題を解決していきたいです。
そして、日本酒を飲まないと言われている若者世代を中心に早い段階でアプローチして、10年後、20年後も楽しくお酒を酌み交わしている文化があってほしいと思います。日本酒が”伝統産業”として、国や自治体、NPOに守られて成り立つ産業にはなってほしくない!需要と供給の中でビジネスとして回っている産業であり続けてほしいと切に願います。
日本酒はおいしい(少なくとも今働いているところは自信をもって言えます!)ことには変わりないので、上手に魅力を発信することができたら、必ず挽回できると確信しています。
日本酒をどう捉えているか・・・そう言われるとなんなんだろう・・・
とりあえず自分の日本酒が好きなところを書き出してみます。
※日本酒、日本酒言ってますが焼酎も大好きです。
〇みんなで同じお酒を酌み交わして、酔えるところ
〇季節によって味わいが移ろい、変化を楽しめるところ
〇温度によって、味わいが様変わりすること
〇料理とお酒の相性を考えて選ぶ楽しさ
〇自分の住む街で造られていること
上記に共通することは楽しいもので、心を豊かにするものなのかなと思いました。
なので、私にとって日本酒とは・・・『心を豊かにするもの』!