【VRCワールド】Achivements攻略
この記事では、suzuki_i氏制作のなぞときワールド、"Achievements"の攻略情報をまとめます。
ワールドの性質上、未プレイの方はまずは攻略情報を見ずにプレイしてみることを推奨します。
ワールド紹介
"For those who have unlimited time and are looking for a hardship․"
――時間が無限にあり、苦行を求めている方に向けて
一見すると、夏でChillなホームワールド系。
しかし、事あるごとにピロン♪ と音が鳴る、不可思議な世界。
そう。その実態は幾重もの苦行を要する鬼のような謎解きワールドです。そうでもなかったよ、という方もいる程度には理不尽ではないのですが、何度か心を折りにかかる仕掛けがあります。
時間が無限にあり、苦行を求めている方にお勧めです！
現場からは以上です！
ここから攻略情報です。
【ネタバレあり】1st Phase
部屋のあちこちに落ちている、黒くて細長い物。
どうやら0～24の数字が書かれています。
裏を見ると、意味深な英語も書かれています。
プレイしているうちにピロン♪ と共に赤くなっていく5×5=25のマス。黒くて細長いやつも全部で25本。
どうやら、英語お題をするとマスが埋まる……。すなわち、実績解除がなされている、という推測ができます。
まずは、この実績解除を目指します。
一覧は以下の通り。
0：Respawn
リスポーンする。
1：Mirror
ミラーをONにする。パーソナルミラー不可。
2：Up
見上げる。仰角90度近く上を見る必要がある。首を傷めないようにね。
3 ：Erase
Qvペンで何か書き、消しゴムで消す。ペン側の小さい消しゴムは不可。
4 ：Stop 3s
3秒止まる。
ジョイン直後は3秒止まっても解除されず、一度移動する必要がある。
回転やデスクトップでの視点移動は止まっている扱いになる。
VR機器で顔や手をある程度動かしていると、止まった扱いにならない。
ジャンプも止まっていない扱い。
5：Enter
Enterキーを入力する。プレイ時、VRChatがウィンドウの最前面になっていることに注意。
Steam VRの機能から仮想キーボードを使ってもよい。
6：Jump
ジャンプする。
7：Backward
後ろに歩く。真横に近い角度でも、少しでも後ろなら判定される。
8：Play
iwaSyncプレイヤーで任意の動画を再生する。Youtube等から動画URLをコピーして貼り付けて使用する。
9：Forward
前に歩く。真横に近い角度でも、少しでも前なら判定される。
10：Raise
手を挙げる。仰角10度程度と緩め。
VR時はジョイン直後に解除されることが多い。
デスクトップモードの場合、何か物を持ってから視点を上にする。
11：Look Into
この柱を持ち上げて、筒の中を覗く。万華鏡になっている。
フレンド等を見ると楽しいかも。
https://suzufactory.booth.pm/items/2989220
12：Death
ワールドの端に行って落ちる。14番とは重複しない。
このお題は13番目に配置されているので洒落てるかも。
13：Goal
ボール迷路のおもちゃをクリアする。
Start地点からGoal地点の下側にボールを入れ、迷路自体を180度引っ繰り返して上の階層に動かすのが簡単。
https://suzufactory.booth.pm/items/2989344
14：Leap Down
建物の上の階から落下する。高低差の無いジャンプやワールド端での落下は対象外。柵程度の高さも判定にならない。
15：MML：O4 E<A>DAE<A>D>C
曲者その1。
MMLはMusic Macro Language。ニコニコ大百科のピコカキコでも使われているやつ。文字で楽譜を書いていくよーってくらいに捉えればOK。
O4はオクターブ4の指定。
CDEFGABはドレミファソラシドに対応する。
不等号はオクターブ変化（上下の方向は規格的に統一されてなかったり、記述内の設定で変えられる仕様）。
例えば、O4 CDEFGABCと書くと、最後にO4の低いドに戻ってしまう。オクターブの数はドの高さが基準であるので、そこをまたぐ場合はオクターブを直接指定するなり、1つ上げ下げする指示が必要なのである。
CDEFGAB>Cと書くと、上のドにしてくれる。逆に、下がる場合はC<BAGFEDCといった具合。GB>DとかD<BGと、Cをまたいで上下するのも当然あり。
さて、不等号の向きが未確定とはいえ、最後のA>D>Cの部分で低くなると仮定すると、ここだけで34鍵必要になり、25鍵楽器なので数が足りない。ということで、>が1オクターブアップ、<が1オクターブダウンで確定する。
ここまでくれば後は簡単。部屋の外にあるマレットを拾い、鉄琴だか鐘のような楽器を使って、以下の楽譜を演奏しよう。
ミ ↓ラ ↑レ ↑ラ ↓ミ ↓ラ ↑レ ↑ド
おっと。どの音がどの音なのか分からないではないか！
どうにかして音感を手にするか、Web上で引いたピアノと聴き比べるなりすればいいんじゃないでしょうかね。一番左がラです。
鍵盤は半音階。ミとシの半音上はファとドになることにも注意。
なお、楽器上部を手前から奥に通りぬけるように叩くと、手の震えで音がダブりにくいぞ。
ちなみに、ワールドに流れている曲の高いパートもこれなので、ヒントになるかも。
MMLがわかると手軽にファミコン音源で作曲できるぞ！ 興味が出てしまった人は是非チャレンジだ！
16：Jungle
ジャングルジムのてっぺん中心付近に立つ。
17：Return
青空文庫システムの本を近くの回収ボックスに入れる。
本はグローバルで動作する。
https://suzufactory.booth.pm/items/3069516
18：Tightrope
曲者その2。綱渡りの意。
ワールドにある柵の柱に乗ると赤くなるのがヒント。
床に降りるとリセットされるので、落ちないようにすべての柱を赤くして渡り切ろう。
まずは2階奥から乗り始めて…
1階の短い柵を目指して落ちる。ここはジャンプをせずにまっすぐ降りると着地可能。
スロープ部分は床扱いにならないので、休憩地点になる。
最後の曲がり角が難所。直角に曲がろうとすると、距離調整が難しい。写真のように、渡る先とできるだけ平行に近い角度を向いてジャンプすれば、判定的に有利。
19：Reticle
監視カメラ中心付近の照準に映る。
20：Chime
部屋の外にあるチャイムを鳴らす。
https://suzufactory.booth.pm/items/4150393
21：Maximize
アバターフィギュアを最大化する。
VRモードは掴んだ手と反対の手で摘んで引き伸ばす。
デスクトップモードなら書いてあるようにEキーで伸びる。
かなり巨大化するので、根気強くやろう。
https://suzufactory.booth.pm/items/3438836
22：Cradle 3/5
ボールがカチカチするやつ（ニュートンのゆりかご。Newton's cradle）を、3:2になるようにカチカチさせる。真ん中の球を掴めばよい。
https://suzufactory.booth.pm/items/2989383
23：Ride
ドローンをUseして乗る。
24：Fight
曲者その3。
テクスチャが何だかジラジラーってしているやつがありますよね。
気になりますよね。なのでそれをUseします。
ファイト！
…………
……
…
そう、これですね。
……どこからどうみても、いいFightだった！
Fight！ それはZ-Fightingを意味していたのだ！
https://zenn.dev/r_ngtm/articles/unity-z-fighting
これで25個だ！ やったー！ 全部埋まったぞー！
おめでとう！ ありがとう！！！
【ネタバレあり】2nd Phase
ご苦労だった・・・と言いたいところだが、君等には消えてもらう。
25の実績解除を終えて気づくのは、特にワールドに変化がないという残酷な事実。
残っているのはどうにも意味深なあれ。
そういうことです。
実績は当然、一度付いたら消せません。
ということで、リジョインしてこの形を追うように、根気強く頑張っていきましょう。
マスは左下から0スタートで、右に行くと1ずつ増える。一番右上は24といったルールは、実績を埋めていくうちに把握していることでしょう。
条件の洗い出し
ここまでくれば、後は根気と時間の問題なので頑張ればよいのですが。
それでも、もう何だか面倒になってきてしまった人のために条件を洗い出すと……。つまり、こういうことになります！
3秒以上止まらず、後ろ歩きのまま監視カメラの中心部に映らないよう2階に上がり、万華鏡を見て、落ちずに1階に戻って監視カメラに再度気をつけ、手を上げ、見上げ、ワールドの端で死ぬ。ただし、ジャンプやリスポーンは使わない。
3秒以上止まり、前歩きを解禁し、チャイムを押し、監視カメラの中心に映り、フィギュアを拡大し、屋上に上がって三角コーンを調べ、3:2振り子を作り、飛び降りながらドローンに乗って落下する。ただし、ジャンプやリスポーンは使わない。
ここまで来たら消化試合。
なんだこれは！
肩車して後ろ向きに乗り2本のゴボウを持った歌舞伎顔の男みたいな条件しおって！！！
監視カメラ条件が怖いけれど、条件的に1階のものだけ気をつければOK。さらに幸いにも照準の判定はかなり狭く、以下の写真のペンの赤線くらいまでの距離になっています。
なので、ぐるっと壁を伝うように歩けば検知されることは無さそうというのが救い。
ということで、大変お疲れ様でした。
終わりに
いい想い出を作ることができたワールドでした。
諦めたフレンドが見守る中、何度もリジョインしては奇行を繰り広げ、すごく生暖かい目で見られるという想い出が！
目を濁らせながらティロン♪という音に怯えつつ、後ろ歩きでうろうろする奇っ怪行動を取るフレンドを見たり見られたい人にお勧めです！
皆様もレッツ奇行！