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まっすぐな感情

一年生になった愛娘、さーちゃんの話。
さーちゃんが学校で使う筆箱の中をのぞいたらこんな鉛筆が。
ウチには鉛筆削りがないので、さーちゃんは短くなると学校の鉛筆削りで削ってました。電動のガーってなるやつね。
で、この日はこの鉛筆。
さーちゃんに聞くと「自分でやった」と胸を張ってます。
感動しました。この形。もう、彫刻です。芸術です。
で、なんでこんなにも感動するのかと考えたら、当たり前のことに気がつきました。
さーちゃんの想いがまっすぐだからです。ただただ、この鉛筆を削るんだ、という想いで、まっすぐに鉛筆にナイフを入れていたからです。
大人になると、特に、私のようにプロとして作品を作る仕事をしていると下手をすると、この感情で作るってのを忘れてしまいそうになる時があります。
「忘れてしまいそうになる」って、回りくどい言い方だけど、芸術の一番ベースの部分、感情が動いて作り出す、ってのをすっ飛ばして、お金になるから作る、ってのに流されそうになる時があります。
でも、そんな時の作品て良くないんだよなー。
だから土曜舎の作品はしっかり感情が動いて作りたいと思いますね。
場合によっては制作にお時間頂戴しちゃいますが、どうぞ、「あ〜土曜舎さん、今頃感情動いてるかな〜」と、楽しみに待ってくださいね。
もしくは「土曜舎さんの感情を動かしてやる!」って強気な方もいいですね。
結構、敏感な方なんですぐに反応しちゃいますよ〜。
何気なくのぞいた愛娘のキタナい筆箱の中に、大切な、そして当たり前の事を改めて気付かせてもらいました。

別の角度。

もう少し違う角度。この角度もいいね〜。
いやいや、、自戒の念を込めて、さーちゃんの鉛筆の話でした。。。
イエイ!


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