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2024.03 気分だけはFIRE

Financially independent, retire early 実際は経済的に潤沢な蓄えはできていない。早期退職もしていない。しかし退職を前にしてもう少し働ける機会と社会貢献を感じられる機会、国から受け取る標準を超える年金のおかげか心に憂いはない。年金の範囲内で生活を賄い、少し貯蓄もできれば旅行も叶う。投資も少しのプラスで資産はまだ目減りしていない。贅沢さえしなければ年金の中から貯蓄さえ可能だろう。致命的な病には至ってはおらず、子供達もそれなりに独立している。田舎の親戚との縁は遠ざかった。あとは心のままに生きられたら良い。煩いから離れ、心の安寧を保つ。将来の不安は尽きないが、老いて子供たちの手を煩わさず、夫婦手を取り合って生きていければ良い。杖をつきながら手を繋いで歩く老夫婦を目にするたびに、苦楽を共にして生きている微笑ましさが湧いてくる。願わくば妻より1週間だけ長生きして見送り、すっとこの世を去り、子供たちの記憶の中に生き続けたい。自分が先に逝くとしても、目減りする妻の年金を補う家賃収入か配当収入を遺す。大した額の遺産は残せないが、妻が残りの豊かな人生を過ごした後に子供たち三人にも等しく遺し贅沢はできないが心のゆとりの種になったらいいと思う。亡くなった両親がそうしてくれたように。

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