東京垢抜け現象
この間、地方へ旅行に行って、東京の人たちが実はおしゃれすぎるのだということに気付いた。
先日、名前は伏せるが、割と都会めな地方都市に旅行に行った。
(ちなみに、私は、旅行といったものをあまりしない人間なので、ほとんど東京から出たことがない。)
そこで、自分と同世代の人でも、全く垢ぬけていない&おしゃれをしていないのを見て、衝撃を受けたのだ。
東京にいるときの、独特の緊張感が皆無だった。
東京が高級レストランだとすると、その地方はラーメン屋。
東京では、まるで高級レストランにいるときのように、服に気を使わなければならない。(ように私は感じている。)
ちょっと時代遅れの服を着たり、センスのない組み合わせで外に出ることが、恥ずかしいのだ。
着れる服の基準が、全然違う。
東京に住んでいると、東京しか見えなくなるので、それが世界のすべてだと思ってしまうことがある。
それを今回、強烈に実感した。
基本、下町に住んでいるものの、都心に出かけることの多い私なので、外に出るときは、お洒落に気を使うことが多い。
と、いうか、気を使わざるを得ない。
大多数の人は、高級レストランに行ったとき、もちろん上下ジャージでは行けない。
それと同じように、東京では、流行の過ぎた服は着れないのだ。
私はずっと、それは全国共通のことなのだと思っていた。
SNSが発達しているせいで、みんなお洒落の仕方も、垢抜け方も、簡単にわかる。
結果、みんなお洒落で垢ぬけるから、全員がお洒落ではならないという強迫概念に支配されてるのだ。とんでもないことだ、と、思っていた。
けれど違ったみたいだ。
東京の人たちが、垢抜けすぎなのだ。
そのせいで、東京民は垢抜けてお洒落でないといけない雰囲気になってるのだ。
この雰囲気、誰かどうにかしてほしい。
もうお洒落とかどうでもよくなってきた。