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小説 書き出し

またね。と君は目を合わせないで、そう言った。

遠くの電柱はまるで僕を嘲笑うかのように見ていた。

僕はポケットの中の、ガムの包装紙を親指と人差し指で潰した。

あれから24年、あいつは未だに帰ってこない。

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