”Just The Two Of US” 今年もCoordownがやってくれたぞ
みた?みた?ねー!みた?みたかってきいてるんだよーーー
このブログで毎年紹介しつづけ、この前特集として紹介した、イタリアのダウン症サポート団体”Coordown”が作成しつづけている、世界ダウン症の日の動画。
今年もいよいよ発表されましたぜ!
全編英語なので、私の英語力で心もとないのですが、解説を入れていきたいと思います。。
とにかく今年もすごいいい仕上がりになっているので、ぜひみてやってください。
昨年までの動画特集
今年の動画の前に、昨年までの動画を特集していますので、こちらを先にご覧ください↓
全部素敵すぎて、一番のお気に入りは選べませんが、やっぱり2014年のDEAR FUTURE MON かなー。
2022年 Just The Two Of Us
さて、今年のCoorDownが出してきた動画がこちら。
解説読む前にまずは動画をご覧くだされ。雰囲気だけでも感じ取れますよ↓
題名:Just The Two Of Us
題名からも今回のテーマがわかるんです。
今回のテーマは”愛”と思いきや、私は”過干渉”だと思います。
その理由をシーンとともに解説していきます。
情熱的なKissのシーン
あるダウン症の二人が情熱的なKissをしているシーンから始まります。
そしてその二人の周りには・・・親や兄弟や祖父母らしき人がぴったりくっつき、二人のキスシーンを眺めているんです。
おしゃれな食事のシーン
とてもおしゃれなレストランでデートしているダウン症の二人。
なんと乾杯をする手を、何人もが支えているのです!そしてそのグラスをみんなで口元まで運んでくれる。
公園で遊ぶシーン
二人で公園デートのはずが、ぴたりとくっつく親や兄弟や祖父母。
ダウン症を持った恋人たちが全く楽しくなさそう(笑)
2ショット写真には
ダウン症を持ったカップルの2ショット写真・・・と思いきや、カメラが引いていくと、周りにはわんさか家族が写っている。
ダンスシーン
チークダンスを踊る二人の周りには家族がぎゅーぎゅー詰めでぴったりくっつき、まるでフェス状態(汗)
プロポーズやサウナシーンも
その後にプロポーズする時は、男性側の家族全員で膝をつき、女性側の家族全員で驚く(笑)サウナも家族全員で入って、二人きりの場面なんて全くない。
ベッドシーンでは・・・
そして最後のベッドシーンでは、いよいよダウン症の二人が家族を部屋から追い出します。
そこでテロップが。
余白と訳しましたが、この言葉”Love needs space.”は恋人同士によく使われる言葉なんです。
ある一定の距離感を保つことが愛には必要って。あまりにくっつきすぎると愛は育たないと。
でも今回は恋人同士ではなく、家族との余白のことを言っているんですね。
うーーーん!うまい!!
最後のメッセージ
そして最後に表示されるメッセージがこちら↓
ちょっとイディオムを解説すると、
”right to” は ”権利がある” ってイディオムで、independent は独立した、とか支配されないって意味があります。
この一文を見たり、映像の雰囲気をみると、愛がテーマかと思う人もいるかもしれませんが、明らかに”過干渉”が必要のないもの、もしくは彼ら彼女らの人生を阻害するものだってメッセージが込められています。
でもやっぱり愛がテーマ?公式サイトが面白い
全編英語ですが、公式サイトがこれまた面白かった。
ただ動画を紹介するサイトではなく、性に関するQ&Aがついているのです。
例えばこんなQ&Aです↓
結構踏み込んだQ&Aが書かれていて非常に興味深いです。
英語は単純ですが、慣れない人にはちょっと苦手かも。Google翻訳さんにお願いしながら見てみてください。
このページを見ると愛がテーマにも思えてきますね。
さて今回はCoordownが毎年出している世界ダウン症の日の動画を紹介しました。
日本でもこんな映像作れないかな?と考えてしまうのは私だけでしょうか?
映像作品を作りたいとおもいますが、アイデアも撮影技術も編集技術もない私。でも将来必ず作りたい!その時はぜひ協力してくださいね。