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経費は落とすもの、沼は落ちるもの(ジャニーズWEST沼落ち記)

2020年1月2日、その沼は突然訪れた。

これは経費で落ちません

深夜、ドラマの再放送が流れていた。実家で過ごすお正月なんて、テレビを見るくらいしかやることがない(寝ろ)。

あいにく、一挙放送のうち序盤の数話は既に終わっているようだった。ふだん連続ドラマを途中から見ることはない私だけれど、なにぶん他にやることがない実家での夜半のこと、そのまま見続けてみることにした。

多部未華子 顔小さっ 首長っ

見始めて、とにかく主人公・森若沙名子役(天天コーポレーション・経理部)の多部未華子が小顔すぎて驚いた。首も恐ろしいほど長い。多部ちゃんを地味顔とか思っていて本当にすみませんでした。たしかに落ち着いた和風美人であるが、スタイルの良さは、なんかもはや未来。

しかし見進めていくと、物語に没頭してしまう。ドラマとして死角がなく、めちゃくちゃおもしろい!おもしろいを超えてもはや……愛しい。

たまにダメなやつや、ずるいやつもいるのだが、一生懸命働いている社員にはそれぞれ正義があり、矜恃を持っていることがわかる。決して特別ではない、一介の勤め人のかっこよさを感じられるドラマだ。それに、ダメなやつ、ずるいやつ、いい人なのにつまづいちゃうやつらにも憎めない点があり、なんとか一緒に働かなくてはならないというところにも物語が生まれているなあと思う。

特に、身につまされるな~という点で印象に残っているのが、経費を湯水のように使いまくる広報課・皆瀬織子(演:片瀬那奈)が仕切る撮影現場に、経理部3人が乗り込むところ。織子が差し入れた超高級生ハムを、森若さんがおもむろに食べるシーンである!(興奮)

こんなの経費として認めない!という流れに行きそうなものだが、森若さんは実食した上で柔軟なジャッジを下す。いや、柔軟というよりは、社内のお金の流れをしっかり把握した上で多角的にものごとを捉え、さらに働いているのは人間なんだということもしっかり加味して判断しているので完璧な妥当という感じ(早口)。

森若さんの仕事ぶりは、当たり前のことを当たり前にやるということが大前提にあり、さらに絶妙なプラスアルファが冴え渡っているという、サラリーマンとして理想の姿な気がした。

と、ここまでうじゃうじゃ語ってきたのは、もちろん経理部のおもしろさを伝えたいからでもあるのですが、基本的には照れ隠しです。私、作品が好きなんですというスタンス。ドラマとして優れてますよねえという体。

いや本当にそう思ってるけれど、見続けた理由は端的に言うと男です。

山田太陽役・重岡大毅

山田太陽は、真っ直ぐで明るくて打たれ強く、ノリも悪くないが誠実そうな、まさに太陽って感じの20代後半営業部員。まじめな森若さんに想いを寄せる役どころで、森若さん!森若さん!と猛プッシュしてくる、いわゆるワンコ系男子です。

役柄という点でも、実生活でもこんな男にハマったことはない。大抵私は、つれない男が好きなのだ。私なんかのことを好きなやつ、まじで見る目なくて引く、みたいなところがあるので(不憫)、少し戸惑いもあったが、見れば見るほど惹かれてしまう……。

とにかくすべてがよかった。半袖のワイシャツも、スーツにリュックなところも、ぎこちない抱き寄せ方も、顔はかっこいいのにどこか普通にいそうなところも(いないんだけどな)、たまに甘い滑舌も、なんかもうキリがないけどすべてがよかった。

特に笑顔。私、役者さんのことを笑顔が素敵だから、なんて理由で好きになったことない。けれど山田太陽の笑顔は、ほんとうに最高なんです……。脳がびりびりする。

演じている重岡大毅は、ジャニーズの人。ジャニーズWESTの人。関西のグループ。

知ってる情報、以上。

『ごめんね青春』にも出ていて、そのとき演じてた海老沢ゆずるくん、好きだった。でもその後、歌番組で見かけたけど、センターで歌ってて驚いたのを覚えてる。まさかセンターで担う人物とは思っていなかったので。良くも悪くもすごく「普通」だったから。それが一番恐ろしいことも知らず。

重岡大毅さんがすごく気になり出している。今までも知っていたのに、なぜ今……?なんなら2日前にジャニーズカウントダウンライブも見てたけど、何にも感じなかったのに。おかしい。おかしい。まだ自分の変化を受け入れられずにいた。

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