ArtistEncounterに行ってきた

2024/4/27、owl mtg主催のArtistEncounterに行ってきたので、その備忘録。

ArtistEncounterとは、海外や日本のmtgのカードを手がけるアーティストが40人ほど集まり、サインやスケッチがもらえるイベント。

一般的なグランプリなどでは、4-6人程度のアーティストなので、アーティストの人数がとんでもない。
ラスベガスの1週間くらいやるイベント(GPの扱い?)では30人くらいきたらしいけど、1日で会える人数としてはかなり多い。

今回の目的はサインを主にしたが、スケッチ(アーティストプルーフの白地面に絵を描いてもらう)も少しつまむ事に。思っていたより安いから仕方ないね。
アーティストプルーフは絵を描いてくれたアーティストにウィザーズから送られる、裏面が白地のカード。同じ絵同じエキスパンションのものは、50枚程度しかない。

事前にアーティストごとに、サインが欲しいカードを調べ、手持ちを確認し、店頭で買い、当日のサインの枠を購入…これを何度か繰り返してカードと枠を確保した。
何に欲しいか、カードはあったか、枠は買ったか、何が足りないか、何を受け取ってないか…思ったより管理するのが大変で泣きそうになった。



基本土地20枚とかもらいたいアーティストもいたが、たくさんのアーティストから少しずつもらう方が幸福度が高いという結論に至り、20人45枚。
アスランもシンを殴るレベルの枚数になった。
元は100枚超えてたからかなり絞ったんだけどなぁ…


当日
都庁前から新宿公園を突っ切って現地へ。
出口から現地までの5分より、ホームから出口の方が遠く感じた。地下鉄の出口はかなり遠くまで続いてるので、信号などを無視できて助かる。

現地には開場の20分前に到着。
エレベーター降りた時点で50人ほどの列になっていた。
人が多すぎて、遠くのアナウンスが聞こえないが、まあ着いてけばなんとかなるやろ…

会場の中はアーティストごとに島が作られており、コミケみたいな感じ。
アーティストごとにサイン用のチケットが配られ、それをアーティストに渡すとサインなどがしてもらえる。
現地で現金のやり取りがない(不可とされている)ため、釣り銭や手持ちを気にする必要はない形になっている。当日にサインが欲しくなったら、アーティストと直接やり取りではなく、その場でネットで購入して、チケットを受け取る必要がある。

開場後は待機列のまま進み、主催者の受付に繋がる感じだが、入る時点でのチケットの確認はなし。
友人が、前にいた別の友人の方に確認してもらい、アーティストに渡すチケットがない人などの一部の人以外は、今の列に並んでいる必要がないことがわかる。
早々に列を離れてアーティストの下へ。ありがとう、友人の友人の方。

席の配置も事前の告知されていたため、アーティストを回る順番も決めていたのと、早々に列を離れたので、序盤はスムーズに進んだ。
ネックとなるのはサイン後にインクを乾かす時間が必要で、この界隈では有名なアクセサリーケースを使ってカードを持ち運んでないことを後悔する事になる。


左下のやつはカードをねじ込めて、逆さまに差し込むと、カードのサイン面が周りと接触しない


アーティストからサインをもらう。
その場を離れてカードをぶんぶん振る。
少しだけ用意された休憩スペースが空いていればそこで乾かす。
カードをしまって次の方へ…
この繰り返しでアーティストからサインをもらっていく。

海外のアーティストはイベントに参加されたことのある方も多く、カード以外のトークンやアーティストプルーフなども展示されていた。
また販促用のポストカードなどもあり、手慣れている感じ。

日本のアーティストはイベント自体が初参加の方もいたそうで、熱量のあるオタクがサインをもらってくれることを喜んでくれていた。
エゴサも結構してるらしいから、日本絵を悪く言いたいなら、チラシの裏にでも書いてくれ。

当たり前かもしれないが、どのアーティストも、このカード愛用してますなどの一言があると喜んでいただける。
熱量を感じてか、私のこのカードはここが気に入ってます!などとアーティストから言っていただけるとこっちも嬉しくなる。
統率者で使うカードは色にこだわりがないため、アーティストに色を選んでもらったのが多いが、皆さん定番よりも、モチーフはこの色!や、この色使ったことがない!とか、そういう理由で色を選んでくれるのでこちらも楽しい。

日本のアーティストは書いている枚数が少なめなので、少し手持ち無沙汰なのが気になった…仕方ない。


合間に休憩を挟んだが、座るスペースはあまりない。
主催者スペースの横にいくらかの椅子と机、廊下にカードを置けるようなスペース、エレベーターホールの奥に隠された休憩ポイントはあった。
主催者スペースに椅子がないのが本当にきつそうだったので、休憩ポイントの椅子はそっちに使った方がよかったかもしれない。

フロアには自販機があり、トイレもあった。
ご飯は食べられないが、その辺は助かる構造だったと思う。


事前に受け取ったチケットは消費したので、直前に追加で買ったサインをもらうために、最初に並んでいたクソ長い主催者スペースへの列にジョイン。

この列は、サインもらいながらチラチラ見てたが、ざっくり50-100人くらいがずっと並んでいて、本当に並びたくない見た目をしていた。
列自体は途中から4-5列に分かれるため、15分程度の並びで対応してもらえた。

チケットの配布、ツイートキャンペーンの参加、アーティストプルーフの受取、非来場アーティストへのサイン依頼、各種不明点の確認…と全てを請け負っているため、並んだ列によってはかなり待たされるイメージもあったが、選んだ列が良かったかもしれない。

追加でもらったチケットのアーティストは、1時間ほど休憩中のため、事前に予約しておいたアーティストプルーフを受け取りに行く事になった。

5人程度の並びなので20分程度で順番が回ってくるが、アーティストプルーフの話をすると、1枚目は指定したエキスパンションは持ってきてない、2枚目は指定したカードを持ってきてないと、返答され困惑。
主催者の方に話して、確認してもらうために列を離れる。

そんなこんなしているうちに、サインもらうアーティストの休憩は終わっており、20人ほど既に並んでて白目を剥く。並んだら貰える、労働より楽だから並ぶけどね。

こちらのアーティストはシャドウサインにすると、下地の黒ペンがテカテカのため、上地のサインを書く前に、サインをもらった人が横でカードをぶんぶん振って乾かしてて、ちょっと笑ってしまった。ここのブース、なんか変…?
クソでかいサインで有名なアーティストに、クソでかいサインをもらい、サインは終了。

先ほどのアーティストプルーフの件を主催者側に確認してもらったところ、エキスパンション違うのはそのまま頼む、もう一枚は持ってきてないから同じ値段の他のにしてくれ、とのこと。
持ってきてないもんは仕方ないし、折角なので2枚のままでお願いしたが、受け取るならもっかい列に並んでねとのこと。
しょんな…

もう1人のアーティストも当日までにアーティストプルーフを作成していただけてなかったみたいだけど、主催者からすぐ描いてくれとお願いしてもらえていたようで、上述の問題の間にプルーフをさっくり描いてもらえてて、こちらも受け取って、17時頃に撤収。

5時間はかなり長く、ほぼずっと立っていたので、普段ずっと座ってるオタクにはキツい。
外にでたら、空気の違いからか頭くらくら。
閉所に閉じこもるのは良くないから、たまには外に出よう。

列が長いとか、どうすりゃいいんだとか、プルーフはどこにあるんだとか色々あったんですが、主催者側で働いていた皆さんはとても大変そうで、規模がかなりでかいためもうその辺は仕方ないよねという感じしかありません。
どうすりゃええねんの質問に真摯に向き合ってもらい、少なくとも私は無事イベントを終えて帰路につけたので、とても満足できる内容でした。


主催者側、アーティスト、お話ししてくれた参加者の皆さん、お疲れ様でした。
素晴らしいイベントだったので、また参加したいと思います。

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