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【電子版】 大切にしていること

 僕の名前は〇〇です。陸上部に所属していて、走り高跳びをしています。好きな教科は英語と体育です。そんな僕から、三つのことを書きたいと思います。

 まず最初に、仲間についてです。現在僕は中学一年生ですが、多くの仲間と協力して生活してきました。また、これからも多くの仲間と出会い、生活していくのだと思います。そもそも仲間とは、協力し合いいっしょに支え合っていく人を指すと思います。実際僕がそうですが、もしこの仲間がいなかったと考えると、胸が苦しくなります。人とは文字の通り支え合っていく生き物なので、支え合わなければ人ではないのかもしれません。もちろん生きていくうえでは、一人で戦わなければならないこともあると思いますが、その時は仲間を思い出して、その仲間も戦っているということを考えたらいいと思います。仲間となら何でも乗り越えられます。

 次に、ふり返ることです。何をするにも一度ふり返ることが重要だと思います。例えば自分が人に迷惑をかけてしまった時、もう二度とそのような失敗をしないように原因を把握することで、次の一歩が踏み出せると思います。また、それは良いことにもつながると思います。人に親切をした時にふり返ってみることで、改めて良いことをしたことが分かると思います。「また親切にしたい」と思えてくると思います。ふり返ることでうまれる利点は、それだけではありません。その日に習ったことをふり返ることで、より自分を高めることができます。ふり返ることが、勉強にもつながるのです。そこでしっかり復習できたら、新しく習うことが簡単に頭に入るのだと思います。一日ふり返ることで次の日もその次の日も良い一日になります。

 そして、聞くことも大切にしています。僕はまだ十三年しか生きていませんから、人生の先輩が沢山います。先輩ということは当然多くの経験をしています。また、同級生や後輩も、僕とは違う経験を沢山していると思います。それらの人達から教えてもらうことはとても重要で、自分の力になると思います。例えば部活動。顧問の先生や先輩のアドバイスは、自分自身を強くしてくれると思います。「バネを大切に。」とか「助走を速くしよう。」というアドバイス。もしそれがなかったら、力を出し切ることはできません。時にはそのアドバイスを受け、実行するのが難しいこともあります。しかし、その言葉は自分に協力してくれているからこそあるのだと思います。だから、それに答えられるように、努力することが大切だと思います。

 まだ僕はたったの十三年しか生きていません。僕が何歳まで生きることができるかは、誰も知りません。しかしあと何倍もの年月を生きると思います。そして、あと何回も大きな壁にぶつかるのだと思います。その時にその壁を乗り越えるためには、この三つの大切にしていることを思い出せばいいと思います。そうすれば、どんな壁も乗り越えられると思います。だから今はこの三つのことを大切にして、精いっぱい生活していきたいと思います。

※この文章は、2016年3月31日に発行された「琥珀Ⅰ」に収録された文集です。

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