今だから理解した、大企業からニートになった理由

僕は今ニートをしている。
やりたいときに働いてはいるけど実質ニートだ。

元々はまあまあ大きな企業で働いていたのだけど、ある時を境に人生が上手く行かなくなって今に至る。
そのある時というのが『自分軸』で働くようになってからだ。

僕は新卒で県内ではそこそこ有名な企業に入社した。
別にその業種や職種にはそこまで興味があったわけではない。
だけど説明会から内々定の間に会う社員さんがすごく魅力的で「自分もこうなりたい!」と思えたからだ。

1年目のうちは中々思い通りに仕事ができなくて、自分が思い描いた姿とは程遠かった。
2年目になってから何かを掴み一気に仕事が楽しくなっていった(このときも何かわかってない)。
それからはありがたいことに、それなりに大きな仕事を任せてもらって、同僚よりも経験値だけなら圧倒的に積んでいった。

そんな自分に圧倒的に足りなかったのが実績だ。
様々な仕事や経験をしてきたのだけどこれだ!と言える実績、特に数字がなかった。
冷静に2年目で持ってるほうがすごいのだけど当時の自分は数字を求めていた。

3年目になる時、自ら志望した部署へ異動した。
前の部署よりも個人に裁量があり実力が問われる部署だ。
とにかく先輩に喰らいついて9ヶ月後のある案件の過去最高の数字を記録した。
その時は最高に気持ちよくてやっと求めていた物を掴んだ。

しかしここをピークに成績も気持ちも下降していった。

それからは数字ばかりを追い求めて、数字が取れなさそうと判断した案件は手を抜くようになった。
そうなってくると一定の数字すらも出るわけがなく、だんだんつまらなくなっていく。

結局半年間、何をやっても上手くいかなかった。
ここで伸び悩みだと考えた自分は思い切って転職した。
次の会社は規模も大きく、ゴリゴリの営業だ。
ここで数字を作ってキャリアアップを考えていた。
しかしこれが見事に上手くいかなかった。

結論だけ言うと精神的にやられた。
仕事中に体が動かなくなってバックレてしまった。
同僚にもたくさん支えられたし、結果も残せなくて本当に申し訳なかった。
それでも体が限界だった。

それからはどうしても働く気になれなかったのだけど、最近になってだいぶ回復して再就職へ動いている。
その中で自分を振り返っていたのだけど、その結論がいつの間にか働く理由が『自分軸』になっていた。

元々は最初の会社もまだ学生だった自分に、人事の方や役員の方がこんなにも時間を割いてくれるのかと感動して入社した。
仕事が楽しくなりだしたきっかけも同僚の異動で部署に大きな穴が空いたとき、困っている周りを助けたいと思ってからだ。
しかし『実績・数字が強くほしい』という思いがそれよりも強くなった時に、自分本位な働き方になり上手く行かなくなっていった。

投資家で有名な竹田和平さんはどんな人でも仕事を始める理由の根本には愛があって、赤字の会社や上手くいってない人はその愛を忘れている状態だという。

僕の大好きな映画、『僕たちは世界を変えることができない。』の中にでてくる
「誰かの為に何かをする喜びは、自分の為に何かをする喜びよりも上回るときがあると思う」
って言葉はまさにその通りで誰かのための何かのほうがずっとパワーが出る。

それぞれ社長になりたいとか、ヒット商品を作りたいとか異なった夢があるかもしれない。

けどそう思ったきっかけには家族を楽にしたいとか、誰かを笑顔にしたいとか根本に大事なものがみんなあるはず。
そしてそれが進み続けるパワーになっていくのだと思う。

これから就職が上手くいくかもわからないし、
仮に就職できてもこの世の中どれだけ上手くいくかもわからない。
きっと失敗して落ち込むことのほうが多い。
けど自分なりの軸を持って、それがブレなければまた壁を越えれるはず。

その為にはまずはその軸を作らないとですね(志望理由)
これから求人票と自分と向き合ってきます....

それでは、また

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