20年以上シャンプー使っていません。
私がシャンプーを使わなくなったのは、25歳頃の時。
その頃は、中米のある小さな島でスキューバーダイビングのインストラクターの仕事をしており、毎日4~5回は海に潜る、という生活をしていました。
毎日海に入っていると、シャンプーどころか、体を石鹸等で洗う必要もなくなっていきました。
最初は、シャンプーを切らせてしまって、島では自分の好きなシャンプーが買えなかったし、本土にも滅多に行くことがなかったので、そのままにしておいた、というのが始まりです。
別にナチュラル思考だったから、とう訳ではありませんでした。
でも、意外にシャンプーなしでも大丈夫だったことに気付いたんです。
海から上がってきたら、水で濯ぐだけ。熱い場所だったので、その後は自然乾燥。今思えば、あの時期は、気づかずに、髪と肌のデトックスをしていたんですね。
アルカリ性の海水が頭皮の脂質をしっかり洗ってくれていて、水(雨水の軟水だった)がそれを弱酸性にしてくれていたのでしょう。
それ以降、シャンプーは一切使っていないので、約20年間シャンプーを使っていないことになります。(歳がバレますね。)
今は毎日海に潜るような生活はしておりませんが、未だにシャンプーなしの生活です。
7歳になる息子もシャンプーなしの生活です。(息子がシャンプーをしたのは人生で一度だけ。未熟児時代の入院中に看護師が勝手にシャンプーをしてしまっていてかなりショックでした。しかもジョンソンアンドジョンソンのケミカル三昧のシャンプー…涙)
シャンプーなしの生活で何がいいかって…
〇 余計な出費がない。
〇 ケミカルを取り入れなくて済む。(ナチュラル系のものでもあってもある程度の化学物質は入っています。口に入れれないのであればNG。)
〇 お風呂場が汚れない。(シャンプーや石鹸のカスが付かない。)
〇 頭皮の常在菌を増やせるので、炎症を起こしにくい健康な頭皮になる。
今まで、シャンプーを使ってきた方は、頭皮の常在菌が少ないので、脱シャンプーする時、最初は大変かもしれません。
というのも、常在菌のお陰で、悪性の菌の増加を予防できるからです。
常在菌がまだ少ないうちは、直ぐに悪臭が出たり、べたついたり、フケが出たり、炎症して痒くなったりする可能性があります。
でも、シャンプーなしの生活を続けているうちに常在菌は確実に増えていきます。
私は、普段はお湯だけで髪の毛を洗う、というのが基本ですが、週に1回程度は、重曹とリンゴ酢を使っています。
重曹ってアルカリ性が強いし、酢は酸性だから、髪の毛に悪いのでは?
と思われるかもしれませんが、心配な方は、お湯だけでもいいですね。
私は、約20年間続けていますが、全く問題はありません。
心配な方は、重曹と酢を単独に使うのではなく、重曹に少しお酢を混ぜてあげるといいですね。(弱酸性にする。いわゆる炭酸水みたいなもの。)
以下は、私のやり方です。
① 豚の毛でできたブラシで頭皮全体をやさしくマッサージするようにブラッシングする。
このプロセスは省かないことが重要
プラスチックの毛は頭皮を痛めるのでお勧めしません。
髪を洗う前に頭皮をブラッシングすると、ある程度の汚れは落ちますし、血行が非常に良くなり、気持ちが良いです。頭皮を刺激することで、頭皮の細胞が活発化し、抜け毛、白髪予防にもなります。
② お湯だけで頭皮をよく洗う。(これで終了、でもオッケーですが、重曹を使いたい方は③へ。)
③ 重曹大匙2~3程度をカップ1杯程度のお湯で溶かす。(重曹と水が反応して、お湯は直ぐに冷えます。)
④ 重曹水で頭皮を数分間、優しくマッサージする。(目に入らないように注意。)
⑤ ぬるま湯で頭をよく濯ぐ。
⑥ カップ3~4杯分ぐらいのぬるま湯にリンゴ酢大匙1程度を入れる。(洗面器等の大き目な容器を使う)
⑦ ⑥を髪全体に染み込ませる。(特に毛先。目に入らないように注意。)
⑧ ぬるま湯でよく濯いで終了。
寒い季節は、直ぐに髪の毛を乾かしましょうね。
頭皮が冷えると、子宮も冷えていく、と言われます。
妊活中の方、妊娠中の方はもちろん、出産直後等も気を付けたいですね。
子宮が冷えるのは百害あって一利なしです。
古代の日本では、出産前1ヶ月、出産後1ヶ月は洗髪をしなかったそうですよ。(トータルで2ヶ月間!?)
中国の田舎では、未だに、それを守っている民族も沢山いるというのでびっくり。
ところで、リンゴ酢の香りは、髪が乾くと無臭になります。
自分の好きな香りを付けたい、という方は、精油でスプレーを作ってアレンジしてもいいですね。
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