手作業でやってますんで・・・大企業病とVLOOKUPの神様
会社における資料づくりには、内容を作り込む作業や提出用フォーマットに置き換える作業等があります。優れた情報システムが整備されていれば簡単に済ませることが出来ることでも、個々人がエクセルにて手作業を行っているケースが多々あります。会社全体として重複している作業があり、莫大な労働時間を浪費しているおそれがあります。
例えば、【内容4つ】を【提出用フォーマット3パターン】に落とし込む作業をエクセルで行っているとします。これを作成者、上司、提出先(情報を受ける別部門の人)の3人でチェックします。すると会社全体で4✖3✖3の36項目のチェックが必要となります。(計算の仮定はざっくりです、実際上はもっと複雑、以下同じ)
ここでもし間違えが発覚したらどうなると思いますか。他のエクセル資料作成に影響が出るとしたら、、、。すべて手作業で行っていれば、影響が出る箇所すべてを再度チェックする必要があります!!
そもそも優れた情報システムが整備されていればチェックの必要が無いとこだらけです!!(関わった人々)「おそろしく非効率~萎えるぅ~」心の声が聞こえてきそうです。
しかし、大企業はなかなかシステム改修が進まない!!
どうして進まないのだろう??
自社開発しているから改修に手間取る、過去のシステム投資で大きな失敗をしている、1つの企業しか知らない人が出世して世間を知らない、何階層もあるピラミッド型のヒエラルキーの中では、一人でも反対すれば提案が通らない等々・・。色々な理由が考えられます。
普段の私はというと、エクセルのVLOOKUP関数を多用しています。内容を分析したり、作り込んだりする上で、汎用性が高く重宝しています。キーを意地でも揃えて、引っ張り尽くしてやる!!と、心に決めています。
「VLOOKUPの神様ありがとう」と思いながら、大量の情報を凄まじい勢いで手作業処理しています。
さて本日、別部署からエクセル資料の1部を間違えたという連絡が入りました。手作業で入力しているため、1行ズレたらしいです。
その方は「手作業でやっておりまして、申し訳ありません」
と言っていました。その気持ちはよく分かります。
よって、「そうですか~。こちらも手作業でやってまして、こちらのエクセル上を訂正するのも辛いです」と言い返すことはできませんでした。
以上