
ヒストリック・パウパーのデッキを組もう ターボフォグ
どうも。Doukenです。
月末のMWMがヒストリック・パウパーなので、記事を書いています。
今回取り上げるデッキは「ターボフォグ」です。

「ターボフォグ」は≪根の罠≫や≪花粉のもや≫などの戦闘ダメージを軽減する呪文とドロースペルをデッキに大量投入し、相手が勝利できない状況を作り、自分は戦闘を介さない勝利手段を用いる戦略を取るデッキです。
(ターボフォグ側の勝ち手段としては、ライブラリー・アウトや毒カウンターなどがあります。あるいは、勝ち手段を用意するのではなく自分のライブラリーを修復するカードだけを用意し、相手が自然にライブラリーを引ききるのを待つという超ロングゲームを見据えた構築もあり得ます)
この環境のほとんどのデッキは、戦闘ダメージで相手のライフを0にして勝利することを目指しています。
このデッキは、そういったデッキを完封できるポテンシャルがあります。
ターボフォグ

勝利手段

このデッキでは、≪ファイレクシア病の前触れ≫、≪実験的占い≫で相手に毒カウンターを10個得させて勝利することを目指していく。
2種8枚のこれらだけでは足りないが、≪神秘の聖域≫でこれらのカードをライブラリートップに戻したり、≪精神純化≫でライブラリーを修復するなどの手段で補う。
序盤に必要なもの

このデッキは土地が伸びないと、100%負ける。
序盤は上記のカードでどんどんライブラリーから土地をもってこよう。
このリストでは≪森≫は1枚まで削ってあるが、豊富な土地サーチから緑マナを確保できるので問題ないだろう。≪森≫が多すぎると、≪神秘の聖域≫をアンタップインさせずらくなる。
どちらもゲーム後半にはドローに変換することが出来るので、腐る事は無い。
このデッキでは、ゲームの後半になるほどフォグを毎ターンキャストすることが必須になっていく。
逆に言えば、序盤にはフォグは必要ないという事だ。フォグがたくさんあるような初手はむしろキープしない方が良い。
下記のカードたちは、序盤の最重要課題である土地を伸ばすことに貢献しつつ、ライフを維持しフォグが必要となるターンを後ろにずらしてくれる。

≪詰め込み期間≫は、履修で≪環境科学≫を引っ張ってくることで土地を伸ばす。その過程で計6点のライフゲインも得られる。
多元宇宙の警告

フォグをキャストするためのマナを構えながら動く必要があるこのデッキにとって、予顕でコスト支払いを2マナずつに分割できるこのカードはありがたい。
宝船の巡航

様々なフォーマットで使われているカードなので、基本的なことは省く。
このデッキは、ライブラリーを修復するので探査で追放するカードは何でも良いという訳ではない。
追放するカードの優先順位は大体下記の通りだ。
(上にあるカードほど追放したいカード)
・噴水港の鐘
・詰め込み期間+履修で持ってきた講義カード
・シルンディの幻視
・キャンディーの道標
・ロリアンの発見、多元宇宙の警告、宝船の巡航
・根の罠、花粉のもや
・ファイレクシア病の前触れ
・実験的占い
基本的にはこの優先順位でいいが、相手が戦闘でないダメージを多用してくる場合は、≪詰め込み期間≫や≪キャンディーの道標≫を追放するのは慎重になった方が良い。
また、履修で持ってきた≪殲滅学入門≫が必要な場合も追放してはいけない。≪神秘の聖域≫で再利用できる可能性が残っているからだ。
神秘の聖域

条件さえ満たせば、戦場に出すだけで墓地にある必要なスペルをライブラリートップに置くことが出来るオールマイティなカード。
どうしてもフォグを引かなければならない時には、≪ロリアンの発見≫からこれをサーチしてフォグをトップに乗せることが出来る。
なので、迂闊に土地をセットしないように。
ドロースペルからこれか≪ロリアンの発見≫を引いたときに土地をセットしてしまったばかりに詰んでしまうことがある。
シルンディの幻視

パイオニア・マスターズにてコモンとして収録。
本家パウパーでは使用できないカードのうちの1枚。
このカードの加入で、フォグや毒カウンターを増やすカードにアクセスしやすくなった。
デッキの構造上、まず≪ファイレクシア病の前触れ≫を打たないと毒が蓄積していかないのでそこを引けずにゲームが長引く場合があったが、このカードのおかげでそう言う事が起こりにくくなった。
まとめ
以上になります。
次回は、≪魂の管理人≫を用いたデッキについて書きます。
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