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AAAMYYY Billboard Live YOKOHAMAの日記

3月に「OPTION C」があったり、Tempalayのアルバムリリースやツアーがあったりしたので、今年はビルボードライブをやらないかなと思っていた。
2022年6月に行われた初のビルボードライブから、なんと3年連続!今年も開催してくれてうれしい限りだ。

今回行ったライブ

・7/4(木) AAAMYYY@Billboard Live YOKOHAMA(神奈川) ※2nd Stageのみ

開場前

仕事を終わらせて馬車道駅へ向かう。開場まで少し時間があったので、夜ごはんを食べながら待つことにした。

そろそろ会場へ向かおうと思いBillboardのHPにアクセスするも、なぜだかログインできない。どうやらIDの移行作業が必要らしい。
IDを移行するには元のIDとPWでログインする必要がある。今まで問題なくログインできていたのに、何度か試しても認証してくれない。

仕方ないので、パスワードを再発行してもらうことにした。手続き後、すぐに仮パスワードの記載されたメールが届く。
ようやくログインできるかと思ったら、なぜか仮パスワードでも入ることができず英文のエラーメッセージが表示された。焦る。
仮パスワードはコピペしたので打ち間違いの可能性はない。もしかしたら余計な半角スペースまでコピーしてしまったのかと思い確認したが、そんなこともなかった。
ログイン画面と戦っているうちに開場時刻が過ぎていたため、ライブ会場で直接問い合わせることにした。

「会場にいるのにAAAMYYYちゃんを見られなかったらどうしよう」と思いながら聞いてみると、受付に置いてある端末にチケット購入メールに記載されている予約番号等を入力して入ることができた。
良かった……ログイン後に表示されるQRコードでしか受け付けてもらえないのかと思っていた……。

翌日、改めて仮パスワードによるログインを試みるも、同じようにエラーメッセージが表示されてしまった。
私が入力を間違えているとか、そういう問題ではない気がしてきたので、事務局にメールで問い合わせた(ただの私のミスだったらすみません)。

ほっとした気持ちで席に着く。開演まではあと40分くらい。AAAMYYYちゃんのコラボカクテルを飲みながら、その時間を待った。

コラボカクテル「屍」とコースター

ライブの日記

普段ライブハウスへ行くことが多いので、ビルボードライブはそれだけでも特別感がある。それに加えて、いつもこの日のための演出やアレンジがあるから満足度がとっても高い。

AAAMYYYちゃんが「安定のメンバー」と仰っていた通り、ギター・キイチさん、ベース・祥太さん、キーボード・太朗さん、ドラム・大井さんという最強の布陣だった。大井さん以外はコーラスもされていた。

確か、昨年のビルボードライブではBREIMENの『IDEN feat. AAAMYYY』を聴くことができてうれしかったことを覚えている。
この日のライブでは『KAMERA (feat. TENDRE)』や、Zattaが手掛けた『拝啓生きとし愛おしきあなた』も聴けたので、このバンドメンバーで良かったと心から思った。

祥太さんと太朗さんは演奏しながら全体に目を向けていることが多いけれど、キイチさんはいつもご自身の演奏に集中していらっしゃる気がする。大井さんは中間かな。祥太さんが大井さんの方を見ると、目を合わせて演奏されるときもあった。
そんな観察ができてしまうくらい、ビルボードライブはステージと観客席が近くにある。一列目なんてステージとくっついているのでは?という近さだ。

2022年と2023年のビルボードライブで聴いた『TAKES TIME』がすごく良くて、今回もセットリストに入っていると良いなと思っていたら演奏してくれた。
ただ、今までとは大きく変わって、ジャズやボサノヴァ、レゲエなど様々なジャンルで演奏してくれた。
それだけでもすごいのに、AAAMYYYちゃんが一列目に座っている人に次はどんな曲調で演奏してほしいかリクエストを募り、例えば「ロック」と言われると、バンドメンバーがすぐさまロック調の演奏に切り替えるという演出があった。
「クラシック」や「昭和歌謡」などのリクエストが入り、戸惑いながらも楽しそうに歌い、演奏してくださる皆さんを観ている時間、ただただ幸せだった……。

ライブで好きになる曲ってある。『Come and go feat. Gliiico』がその一つで、はじめてライブで聴いた日から大好きだ。
陶酔してしまいそうなメロディーが心地よい。現実世界とは異なるどこかをぐるぐると巡っているような映像が思い浮かぶ。
たゆたうメロディーに身を任せていると、「What if nothing's ever changed」と歌うAAAMYYYちゃんの低い声にはっとさせられる。ここすごく好き。でもしばらくすると、再びループする渦の中へと戻ってゆく。

書きながら思い出した。半分くらい過ぎた頃、オカモトショウさんがゲストで登場し『LOOP feat. AAAMYYY』を歌ってくださった。
ゲストがいることは事前に発表されていなかったので、どういう経緯でオファーされたのだろうと思ったら、6/23(日)のNIKO NIKO TAN TANとTempalayのツアーでAAAMYYYちゃんから声を掛けられたらしい。
この日のTempalayのライブにショウさんはパーカッションとして参加されていた。それも飲み屋で綾斗さんから声を掛けられて参加することになったらしい。
そうしたら今度はAAAMYYYちゃんからビルボードライブへのお誘い……Tempalayメンバー全員、交友関係が豊かだ。
夏樹さんからこういったお話は聞いたことがないけれど、Instagramのストーリーなどを見ていると伝わってくる。すごい。

他人と比較するのは良くないと言うし、ずっとやめたいと思っているけれど、他人と比較しないと自分のあり方を認識できない。
AAAMYYYちゃんや綾斗さんといった私とはかけ離れたところにいる人だけでなく、もっと身近な人の話を聞いていても「すごいな。私は全くできていないな」と感じることがある。
そうした人々がすごすぎるのではなく、私に社会的な能力が欠けているのではないかと思ってくる。「普通」に遠く及ばない。
常に一人でいる人に対して、「あの人は社会性がない」なんて思わないのに、自分がそうだと「いつも一人でおかしいと思われているのだろう」とか考えてしまう。

この日も歌ってくれた『生きてみるわ』を聴くと、そういう自分のことも受け容れてあげないとなと思う。AAAMYYYちゃんも歌詞に書かれたような気持ちになることがあるのかと思うと、少しほっとする。

「どうしようもないわたしだから ちゃんと愛してあげなくっちゃ」と歌えるのがすごい。できる・できないに関わらず、まずはそう思えただけでも大きな一歩だ。
私だったら「どうしようもないわたしだから もっとしっかりしなくっちゃ」になってしまう。
目標(理想)を掲げたのに達成できなかったらもちろん自分を認められないし、達成できたとしてもまた新たな目標が設定されてしまうので、永遠に私は「どうしようもないわたし」のままだ。
「ちゃんと愛してあげなくっちゃ」って言うのは、どうしようもないわたしのまま認めることだ。言葉で理解するのは簡単でも、実行するのは難しい。

「いつも見ていたもの 不思議と気付かないもんだなあ ちゃんと心でみて こんなに輝いてたなんて」という歌詞はヒントをくれる。
目標を掲げてそれに向かって努力するのは素晴らしいことなんだけど、私の場合ずっとないものねだりをしている。
遠くにある目標ばかりを追い掛けるのではなく、今、目の前にある輝きにも目を向けてみる。「こんなに輝いてたなんて」、どうして今まで気付かなかったのだろう。

先日、とある人に良かったことを記録してみたらどうかと言われた。私にとってはタイムリーな提案だった。
ずっと目に入っていたはずなのに見えていなかった輝きに気付けるだろうか。そして、それが自己の受容に繋がるだろうか。
どうしようもないことだらけ、ままならない私のまま、明日も生きてみる。