見出し画像

二次創作しかしたことないオタクが一次創作を描くために・・・

こんばんは!!!!!

二次創作のオタクです!!!!!


今回は

二次創作だけやってきた人間がいきなり一次創作に挑戦しようとしたら上手くいかなかったため、どうすれば描けるか研究したこと

について書こうと思います(かなり長いし、人によってはだいぶ初歩的な話だと思います…)



この記事を書く意図としては、こうゆう記事があんまりなかったという事と、

同じように悩んでいる方が周りに多いような気がしたので、多少悩みの解決に繋がればと思って書いてます。

なので、これから初めて一次創作をやるぞ!!という人よりは、一度一次創作で漫画を描いてみたけど二次創作のように上手くいかなかった、でも描けるようになりたい、と思ってる人の方向けの内容になってます。

これから初めてやるぞという人は一旦独自で考えて描いてみて、もしスムーズに描けた場合は、必ずしもこの記事読む必要は無いと思います。


また、あくまでも自分はプロではない、壁でもない、普通〜の二次創作オタクなのと、自分が描いてたものは18禁BLギャグ(が多い)なので、ふ〜んこんなやり方もあるんだなくらいの感じで読んでください!!






一次創作ができない状態とは


二次創作ができるのに一次創作ができない状態って私は2種類あると思っていて、



①二次創作のネタは思いつくのに一次創作のネタは思いつかない


②一次創作のネタを考えたはいいが、描く気にならない。or描いたはいいがしっくり来ない



この2個かなと思っています。

一旦①を解説してみます!!




①二次創作のネタは思いつくのに一次創作のネタは思いつかない


これはどうゆう状態かというと、二次創作のオタクだから仕方ないのですが、そもそも頭が二次創作のネタを作ることに慣れてしまっていて、一次創作のネタの作り方がわかってない状態だと思っています。

一次と二次のネタの作り方の違いを説明をしながら、次の項目で解説します

 



一次と二次のネタの作り方の違い


二次創作のネタの構成って、

既にいるキャラや世界観 + 見たいシチュエーション(ここだけ自分で考える)

基本この二つで構成されていると思うんです。


二次創作で自分が考える部分は最低限、シチュエーションだけです。

あとは、人によって違うとは思いますが、キャラが勝手に動いてストーリーが始まるので、感覚的にはほんとにシチュエーションを考えるだけで一冊の本ができます。



これが一次創作だと、

ジャンル + キャラ + ストーリー + 世界観 + 構成 など

これを全部自分で考える必要があります!!!!

+漫画を描かないといけない!!(やることが多い)


つまり、ずっと二次創作をやっていたとしても、シチュエーション以外のこれら全部を自分で考えることが「初めて」ということになるなので、

どれだけ長年二次創作をやっていても上手くいかなくて当然だったなと思います。

適当に描いてもまあまあ描ける二次創作と違って、一次創作はギャグや日記など一部ジャンルを除き、適当に描くのはむずかしいと思います。



いったんまとめると、


二次創作と一次創作は似て非なるもの=つまり自分は一次創作初心者

初心者だから描けなくても焦らなくていい!!!!


と思います。


このあと

ジャンル + キャラ + ストーリー + 世界観 + 構成について、

それぞれを二次創作のオタク目線で、解説できるだけ、してみます。


次は自分のジャンル(作風)の考え方です。





ジャンルを考える(大事)


ネタを考える前にまず自分がどんなジャンル(作風)の漫画を書くか決めます。

これの一次創作のジャンルを定めるというのが案外、というか、個人的には一番重要でした。


ジャンルの決め方

二次創作のオタクなら、二次創作をしていたと思うので、自分が描いてきた作品を分析するのが一番手っ取り早いです。

前に二次創作振り返りの記事を書いたのでよかったら参考にしてください。


なんで振り返るかというと、

自分が今まで何を描いてきたか = 自分の性癖(ジャンル、作風)

になるからです。


それ以外のジャンルを描こうとすると、なんか、経験上、恥ずかしくなる場合があります…


この恥ずかしいという感情が冒頭に出た

②一次創作のネタを考えたはいいが、描く気にならない。or描いたはいいがしっくり来ない」

の原因と思っています。


この「恥ずかしい」「しっくり来ない」という感情は自分の作風じゃないと気づくためのセンサーだと思っています(個人的にはこの記事の最重要ポイントだと思います)

どちらもすごくネガティブな感情なのですが、とても大事な気づきのセンサーなので、

もしこのセンサーが反応した時は、冷静に、描いたネタのどのシーンが自分に合ってないと感じるか書き出してみてください。全部の場合もあります笑

その部分を治すと自分の作風と一致して、死ぬほどスッキリして描くのが楽しくなります…。

ちなみに私は最近「シリアスなもの」が一切書けないと気づきました♪


ジャンルが決まったら次はネタの考え方です。ジャンルによってはネタを考えるのは不要だし(日記とか)、これ以降はこの記事より良いものがあるでしょう。適当に読んでください。





ネタを考える=見たいものを考える


二次創作する時って「このシチュエーションの時のキャラが見たい」から描くと思うんですけど、一次創作も同じだと思っています。

でもいきなり白紙の状態から見たいものを書けって言われると何も出てこないと思います。

その場合、自分の見たいものが整理できていないと思うので、そもそも見たいものとはなんなのかについて考えていきます。




「見たいもの」とは


なんか哲学みたいなタイトルなんですけど…そのままの意味です。

ヤクザがクッキー焼いてるとことか…。


ヤクザがクッキー焼いてるのを見たくない人もいると思うのでもう少し深堀しますと、

とりあえず自分の好きな作品を思い浮かべてください。ジャンルはなんでもいいです。映画でもいいです。

その作品の一番いいシーンってなんだろうか、を考えます。

それがあなたの見たいもの 

だと思います。


みんなが知ってそうな作品で例えるなら…


コナンくん:蘭ねーちゃんがドア蹴り破るシーン、コナンくんが怪しいもの見つけるシーン、謎が解明するシーン

セーラームーン:変身バンク、敵を倒すシーン

マトリックス:空を飛んだり銃弾を避けたり、なんでも出来るシーン

トランスフォーマー:車がロボットに変形するシーン

イコライザー:ホームセンターでアルバイトしてる地味なおじさんが実は最強の元軍人で、少女の仇にマフィアの事務所に乗り込み全員殺害するシーン

イコライザー最高すぎ



つまり「見たいもの」=「見せ場(作り手が見せたいもの)」であるだろう…というものが多いと分かります。

二次創作と同じで、この見せ場を描くためにはどのようにすれば良いかを考え、ストーリーを作ることになります。


これは余談ですが、自分の見たいものが多くの人が見たいものと上手くハマれば、ヒットするんだと思います。(多分その他の要因もあるけど)

でもみんなが見たそうなものを無理して描くのではなく、一旦は自分の見たいものを描くといいと思います。





自分が見たいものを考える


↑で見たいものについて解説しましたが…。

私はイコライザー大好きですがイコライザーみたいな漫画は描けません。ジャンルが違うからです。

※ラブコメ版のイコライザーは描けるということにはなります(???)


それはさておき、自分が見たいものを何か?を一から考える方法ですが、そもそも作品のベースとして

自分が興味ある好きなもの × 自分のジャンル

から考えることになります。

この、自分が興味ある好きな物とは、キャラクターやストーリーの元になるとお考え下さい。


私の場合は、オカルトと下ネタが好きなので、

オカルトと下ネタ×ラブコメ をベースにして考えています。


自分が興味があるものがわからないという人は、本当になんでもいいです。

自分の部屋にあるものだとか、持ってる本だとか、好きな映画だとか、食べ物とか、チョコパフェとか、イケメンとか、カメラロールだとか、インスタとか、過去ツイートとか、見てみて、そこから使えそうなもの、連想するものをたくさん紙に書き出してください。


例えば私のデスク周りには

PC、Switch、ウクレレ、ぬいぐるみ

があるんですが、つまり私はネットとゲームとウクレレとぬいぐるみが好きなんですね


色々書き出したら、見たいものを考えるために必要不可欠な、キャラクターを考えていきます。




自分の興味あるものからキャラクターを考える


見たいものを考える為にもキャラクターがいないと始まりませんので、

今回は↑で出した4つのアイテムからキャラクターを考えます。(個人的には見た目から考えるより、その人の属性から考えた方が楽なのでこの方法で行きます)

一旦適当で大丈夫です。


PC:インターネットのオタク

Switch:プロゲーマー

ウクレレ:ミュージシャン

ぬいぐるみ:ぬいぐるみ職人


できました!!!

次は、自分がこの人たちを描けるかどうか考えます。

一次創作では二次創作と違って、キャラがどんな人間かわかる説明シーンが必要になります。

ギャグなら適当でもいいけど、描けないものを適当に描くと嘘臭くなるので、重要です。

例えばミュージシャンなら、楽器についての知識とか、音楽の知識とか、ライブハウスの知識とか、色々必要になってきます。

これを適当に描くと、有識者の読者が読んだ時に「間違ってんじゃん」と気になってしまい、ストーリーどころじゃなくなってしまう可能性があるのです。


でも裏技というか、正直全員高校生とか学生にすれば、彼らの本業は学生なので多少は書くハードルが下がります。なので学生ということにします。


そしてさらに楽にするために2人に変えます。(あんまりたくさん出してもまとまらないのもあります。)


要素を合体させて、

オタクのミュージシャン と ぬいぐるみ職人のゲーマー(ぬいぐるみ職人のゲーマー?)

にします。


ミュージシャンだけど実はオタク、とかぬいぐるみ職人だけど実はプロゲーマー、などのギャップ要素、意外性は「見たいもの」になることが多いので大事だと思います。

常にギャップを意識して作ると面白いものになることが多い気がします。(ギャップがないのも、逆にギャップになる場合もあるけど…)


次はこのキャラ2人から「見たいもの」が作れるかどうかを考えます!!





キャラクターから見たいものを考える


ミュージシャンのオタクとぬいぐるみ職人のゲーマー

今からこの2人の見たい部分を考えるわけなんですが、これは最初にあらすじを考えてみるといいです。


考え方としては、今風ですけど

「Twitterでこの漫画が回ってきたら読むかどうか」

であらすじを考えるといいと思います。

自分が読みたい=自分が描きたいと思えるものなので、モチベーションにもなるかなと思います。


ここからはキャラの見た目も必要になってきますので、見た目も考えます。


ミュージシャンのオタク:見た目オタクの方が絵的に面白い気がするので、オタクにします。

ぬい職のゲーマー:ゲームしてる時の絵が映えそうなので、可愛い見た目にします。

こんな感じで行きます。


見た目を足すと、キャラの性格も自然と浮かんできます。バンドマンなのにオタクの見た目なんだから、マイペースな性格だろうとか、ぬいぐるみ職人で可愛い見た目なら、そのまま可愛い感じか、意外と怖い人、とか。


キャラの見た目と性格が浮かんできたら、そのまま適当にあらすじを描きます。




あらすじを適当に考えよう


2個考えました。


①バンドをやっているオタクは、技術はあるが見た目がオタクすぎるが故にコアなファンしか来ず、悩んでいた。そこに初めて見る可愛い客(ぬいぐるみ職人)が現れ…

あらすじの印象:ゴリゴリのオタクがバンドしてる絵が面白いので興味を持ってもらえそうなのと、この後の展開はなんか可愛い気がします。ぬいぐるみ職人のゲーマー部分は出さないかも

見せ場:ゴリゴリのオタクがバンドやってる状況の面白さ。可愛いぬいぐるみ職人の可愛さ。恋愛シーン。オタクの悩みが解決するであろうシーン。



②ぬいぐるみ作りが大好きな主人公は、スランプで悩んでいた。気分転換に友人とゲームセンターに立ち寄り、格ゲーをやることになります。

主人公は才覚があり一躍有名になり、それを見たオタクに一目惚れされ、オタク達の伝説となるが…

あらすじの印象:可愛い子が格ゲーをやるのは、もう意外性がない気がするので、別のゲームがいいかな。でも意外性が欲しいので、可愛いとかけ離れた暴力性のあるゲームがいい気がします。オタクのミュージシャン部分は出さないかも

見せ場:可愛いぬいぐるみ職人の可愛さ、可愛い子がグロいゲームやってめちゃくちゃ強い絵、オタクとの恋愛シーン、主人公の悩みが解決するであろうシーン


こんなふうにあらすじと、あらすじを見た時の客観的な印象と、見せ場を考えます。

自分が見たい、続きが気になってもらえそう、読んでもらえそう=描きたいと思えるものができるように、考えます。



プロット〜完成まで


完成まであと少しです!!!!

あらすじから描けそうなものが出来たら、キャラの名前、設定画などの詳細を考えたあと、プロットにします。

プロットがうまくはまれば、ネームにします。

この時、恥ずかしいとか、しっくり来ない、と思った場合はジャンルがあってない可能性があるので、どの部分に違和感があるのか、向き合います。

大丈夫そうなら、作画に入り、漫画が完成します。




構成と世界観についての補足


最初に一次創作では

ジャンル + キャラ + ストーリー + 世界観 + 構成

を考えるとお話ししましたが、構成について…


これは私の主観というか私のことなんですが、二次創作って「本が出ればOK」みたいなとこがあって、(もちろん二次創作では本が出れば全然それでいいけど)

「自然なキャラ説明」「漫画の読みやすさ」「ストーリーのわかりやすさ」=構成力

を考えることが二次創作の同人だと必ずしも必要なスキルではないため、そもそもそれについて考えたことがない場合があります。私は考えたことありませんでした。


この構成力を見てあんまりピンと来ない方は、私が前に書いたジャンプの感想を読むと理解が深まると思います。



世界観ついて…

「世界観」=興味あるものとかジャンルの一部に当てはまるかなと思います、特殊な設定の方以外はあまり重要視しなくていいと思います

これもジャンプの感想②に少し書いてるので、参考にしてみてください




ネタ出しについての補足

今回は話の流れでノーアイデア状態から人工的にネタを出す方法書いてしまったんですが、

私は普段普通に生活しててネタ浮かんだ時に随時iphoneにメモする→面白そうなら漫画にする 

ということのほうが多いです。

メモするネタはどんな下らないネタでも、あればある程良いです。(いわゆるネタのストックになる)

ネタをメモすることが習慣にない人は、忘れたら元も子もないので、習慣にしたほうがいいように思います。



ネタをツイートすることについて

ネタが思いついたら文字だけでツイートして、反応が良ければ描くというのもいいと思います。

しかし、ネタだけツイートしたらウケが良かったけど色々あってそれを描かなかった場合とかに、そのツイートを見た第三者がネタをパクり、そいつが儲かるとかいう地獄みたいな結果になる可能性も無くはないので、なるべく形になるまでは誰にも見せない方がいいように思います。

大袈裟でもなく、ネタは1つの発明とか財産になる可能性があると思って大事にするのが良いと思います。




結局どうネタを出すのが良いか

一応今まで基本私は自然にネタを出してはいたんですが、

自然とネタ浮かんで漫画描くのって勢いで描けるからすごく楽しいし、なんかかっこいいし(?)、めちゃくちゃ理想なんだけど、

ネタはスケジュール通り出てきてはくれないし、浮かぶのを待つ時間はいわゆるスランプ、苦痛だと思います。


なので基本は自分で考えてしまった方が精神的にも、合理的にも、良いと思います。

スランプになったことがない人は常にネタのストックが豊富orいつも自分で作ってるのかもしれません。

自然と思いついた時だけは描く、みたいな感じでいいと思います。





以上が、二次創作のオタクが一次創作やる上で追加で考える必要があったものをまとめたものになります。

二次創作から一次創作に挑戦する上でなにかの参考になれば、幸いでございます!!!!!!



いいなと思ったら応援しよう!