青ばらノート7 【脳とフラットアース PartⅡ】
【3時のフラットアース『脳とフラットアース PartⅡ』】青ばら
フラットアースで生きてゆく♪ みたいなね。さぁ、はじまりました。『3時のフラットアース』の時間です。今日の内容はですね(※PartⅠはこちら)、フラットアースに気が付いてから、あれはどうなんだ、マッドフラッドはどうなんだ。ね。今までの歴史は嘘だったのか、とか。様々なこと、何千何万もの疑問が湧いてきて、はぁもう疲れた、という人も多いかと思います。その疑問をですね、今日は力に変えていく、というお話になるんじゃないかと思いますよ。
ちょっと今どこに私はいるのかというのを確認しますが、やればやるほどごちゃごちゃなっていってる人がいると思います。私がそうだってようにね。それを出来るだけ整理していきたいなぁと思うわけです。で、今日はこのリアルライフ学というのを中心に据えてみたんだけど。名前をフラットアースからのリアルライフ学に変えたいと思います。もしくはフラットアース「2.0」とかにしようかと思ったんですけど……一時期流行りましたからね。まぁとりあえずこれで行きたいと思いますが。
何かというと、フラットアースというのが確実なものに私の中でなっていくにつれて、情報をどうやって整理していけばいいのかというのは脳科学的にも大事なんですよ。情報がバラバラだと人は覚えても引き出せなくなっちゃうんですね。机の引き出しの中がごちゃごちゃしてる人いますでしょう、私もそうですけど。そこに入れたのは確実なのに探し出すことが大変になってくるわけですよ。そういう意味ではね、どんなに机が散らかってても、脳の中は出来るだけ整理整頓しておいた方がいいですよね。
さ、そこで今日はフラットアースに関して脳の話をするわけですが、この画の中のどこに当たるのかというと、ここかなと思います。最終的に私は「サバイバル」の話をしていきたいんですが、生きていくということは私たちの身体のことを知ることであり、その身体の一部である「脳」のことを知ることも非常に大事になってくると思います。私がこれからお話する内容は10年以上前にハマってたことなんで情報が古くなってるかもしれないし、間違ってることもあるかもしれませんので、あくまでもそれを考慮した上でお聞きください。それではいってみたいと思います。
人体をざっと (3:45~)
人体というのはまあ複雑で精巧にできてますよね。生きてるのが不思議なぐらいね、様々な構造と機能を持ってますが。例えば骨、骨格系ですね。骨が無いと体がシャキーンとね、立てないし。また骨だけでは動けないんで、筋肉も体中に張り巡らされています。この筋肉だけあってもね、骨だけあっても動けないんですよ。神経系というのがないと。今日はこの「神経系」について話していくわけですが。
この神経系すらも、血液がその細胞の一つ一つに届いてないと……栄養だったりね、酸素だったりを運んで。またリンパ系というのがありますね。老廃物など不要なものをね。内臓もまた必要ですよね。消化器系といって人は食べないと生きていけない。食べるためには動物や植物をね、狩ったり採ったりして……筋肉が必要。という感じで全部が、一つ一つが必要な器官なんですね。それらが組み合わさって私たちは一つの身体として人生を生きているわけです。言い忘れましたが呼吸器系というのもあるし、あとは子どもを残すというね、生殖器官もありますね。様々ですが。
さあ、今日はこの中でも……ダダン! あ、脳の話いく前にこれですね。骨格の胴体の部分を見せてますが、内臓というのはこのお腹の部分はそこまで守られてないのがわかりますね。でも肋骨にしっかりと守られているのが心臓と肺とかですよ。やっぱり心臓と肺。心肺機能というのはとても大事な機能ですね。ここをブスッとかやられると……何分も持たずに死んでしまいますね。
しかしですよ! 見てくださいこの頭の、頭蓋骨を。脳を守るこのプロテクションたるや……ものすごいですよね。この骨格を見ても脳が人間にとってね、どれだけ大事な器官かというのが推察できますね。まあ人間がね、作られたかどうかというのはまた別の話なんですけど。作った人がいるとすればすごいですよね。こういう精密な人間を作れたとして、どんだけの高度な文明があったんだろう。ちょっと話が逸れました。戻りましょう。
そこで脳なんですけど。色んな写真やらイラストがありますが、その一つ一つを見ていくと何年間かかっても説明できない、そしてまだ解明できてないところもあるわけで。大まかに言うと「脳幹」といってね、生命を司る、命を維持する部分があって、その脳幹も延髄・橋・中脳つってね、これを全部で脳幹っていうんじゃなかったかな。こうやって細かい部位に分かれていっているわけですよ。小脳があって、大脳の前に大脳辺縁系というのがあってって感じでね。
こういうのは大学の授業とかで教わるんですよ。私も実はサイコロジー、心理学を専攻したんですけど。まぁ心理学といっても脳ばっかりですね。脳はどんな研究がされてるかという話ばっかりしていましたね。心理学といえど、脳科学なんですね。私が行ったとこの、学んだ所はですね。ただ、卒業した時に思ったんだけど、自分のことがよくまだ分かんないなと思ったんですね。大事な所を、なにか学んでない。
RAS① (8:25~)
ということで、脳科学を学んでおきながら、卒業してから本格的に脳に打ち込んだという経緯があります。で、この脳の中で大事な所というのがこれです。「脳幹網様体賦活系」。もう一回言いましょう。脳幹網様体賦活系。もう一回。のうかん・もうようたい・ふかつけい。
誰が名前付けたんだっていうぐらいね、漢字が多いわけですが。これは脳幹あたりにある、網様体というのは網の目のような、ということですね。ぐじゃぐじゃになっている。木の根っことか木の枝が生えるような形の。賦活系というのは「元気を出させる系」ということですね。もうちょっと良さそうな名前があってもいいと思いますけど。英語では”Reticular Activating System”というものですね。Reticularというのが網膜って意味なんですけど。網膜のように血管がバーッと張り巡らされてまあ木の枝のような、根っこのようなという意味では一緒ですね。Activatingというのがアクティベイトですよ。「オン」にする、活動的にさせるそういうシステムだということですね。この絵は簡潔すぎて簡単すぎるんですけど、日本語をご紹介したくてこの話をしてます。
ところで音声は聞こえておりますでしょうか? 大丈夫かな。大丈夫に賭けようかな。今さらですけどね。大丈夫そうなのでそのままいきます。
さあ、脳幹網様体賦活系。これは流行らなさそうな名前ですね。なんだろう、もうね……人間の脳の一番最初に学ぶべき部分だとも思えます。これから話をしていきますけどね。大事な所を教わらなかったですね、学校というのはね。なんででしょう。名前が長いので私は"RAS(ラス)"と呼ばせていただきます。RASとは何か。RASはどんな構造をしててどんな機能があるのか。そしてそれがやる気や愛情や、幸せとか、眠りとかね。あと怒り、恐怖なんてのも絡んでくるんですよ。それを学んでいく前にちょっと神経細胞についておさらいしておきましょう。
脳の神経細胞(11:10~)
神経細胞というのは、あぁ、すいません。脳というのはですね、全身に張り巡らされた末端神経でしたっけ、末梢神経だっけ、との連絡をしつつ、脳で情報が全部集まる仕組みになってるんですけど。脳自体は実はこの神経細胞の集まりなんですね。まず様々な種類があって形が変わってたりするんですけど、基本的には同じ構造をしてると言われています。
細胞ですからね。核があって、中心となる細胞体というのがある。で、この「樹状突起」というのが神経細胞の特徴かなと思いますね。ここから別の脳の神経細胞と繋がっていきます。この枝の先にね。神経細胞というのは「軸索」と呼ばれる……手がびよーんと伸びてる感じですね。それがどんどん伸びていくんですね。そしてその軸索の終わりの部分には、シナプス(神経終末)と書いてますけど、ここが次の、次のというか隣のだったりね、学習とともに別の神経細胞と繋がっていくんですよ。「あれはそういうことだったんだ!」とか。人の顔を見てなになにさんという名前なのねとか。忘れたりしつつ何度もやっていくと覚えたりしますよね。その時、「覚えたという時」がこのシナプスが形成されるということなんですね。
樹状突起のここに注目してください。別の細胞が伸びてきて、樹状突起に繋がる、と。軸索が伸びてね、樹状突起に繋がる。これがもう延々と脳内で行われてるわけですね。で、この繋がってる部分というのが「シナプス」っていうんです。聞いたことないでしょうか。シナプスというのは実はこの樹状突起と他の神経細胞の軸索が繋がる所であり、ここには髪の毛よりもはるかにはるかに小さい隙間が空いてるんですね。この隙間の中を行き来するのが「ホルモン」と言われるものです。この絵はどっかから借りてきたものですが、幸せホルモンと書いてますこれは「ドーパミン」のことですね。ドーパミンが分泌されて、この隙間の川のようなところを泳いで、やっと情報が伝わっていくということなんです。
これね、ちょっと後で出ますけどこの青い部分がありますね。これは神経のこの軸索の部分を覆う、刀で言えば鞘(さや)ですね。タンパク質でできた鞘がこうやってくるまってます。神経細胞には基本二種類あって、有髄神経と無髄神経というのがあるんですね。基本的に本能的なものだったり感情的なものというのは無髄神経で、ここに鞘がないのでどうしても電気信号が漏れやすくて、この神経が……例えば怒りとか感動とかするじゃないですか。その時じわじわっときますよね。それっていうのはこの無髄神経による秒速1メートルの速さから来る神経の伝わり方なんです。
それに対してね、計算したり仕事をバリバリやってる時とか、ものすごい頭がキュルキュル回る時あるじゃないですか。それは有髄神経といって、これミエリン鞘(しょう)だったかな。という名前の鞘がね、この軸索を守ってくれるんですよ。すると電気のロスが少なくなって、ビューンとものすごく速くなります。その差は100倍。1秒間に100メートル。ズキューンて感じでね、キュルキュル頭が回るわけですね。
こういった風に、脳科学というのは様々な実験を通して私たちの心がどう動くのかというのを研究している分野ですので、そういった意味では科学というのも一つ私たちの理解を助け、生活を豊かにしてくれる道具だと思ってます。はい。次いきます。
RAS② (16:55~)
今日はですね、そこで脳の中の先ほどの"RAS"ですね。なんでしたっけ、えぇ。「脳幹網様体賦活系」について話をしていくわけですが。人間の脳を正面からパカンと割るんじゃなくて、横から脳を切った断面図を今見てると思ってください。
この部分に「脳幹」と言われる部分があるんですが、ここにA1、A2からAの16まで番号が振られてますね。で、真ん中らへんにBの1からBの9。で、下のへんにCの1から3までありますけど。これが1970年代くらいだったかなと思いますけど、どこの国か忘れましたけどヨーロッパのね、ノルウェーだったかフィンランドだったかその辺りのチームが、もちろん最初はネズミかなにかの脳をね。アドレナリンとかドーパミンとかっていうのはこのベンゼン環、後でちょっと見せますが、「ベンゼン環」というものでできたアミン系と呼ばれる……詳しくはわからないですけど、化学物質でできてて、それらをある液体を使って光らせるということができたんですね。そうすることで人が怒ってる、人と言いますか哺乳類が怒ってる時・怒りを感じる時に、今まで知られていなかった神経が動作している。「発火」っていうんですけど。firingですね。そこに血液が流れて、神経細胞が活動しているというのがわかったんですよ。
これこそがですね、この情報が少ない少ない。日本でも英語圏でも少ないですね。そのチームは、前調べた時、えぇ、戦ってましたね。これが科学的に正しい内容だとして認めさせたいんだけど、なかなか認めてもらえないということで戦ってましたが。今ではですね、おそらくですけど医学の脳の教科書とかでもRASという言葉は全然使われてますよね。なので、ある、「そこにある構造と機能」なので、もっと心理学や脳科学を教える人もですね、日本の研究者・脳科学者たちも、これを前にどんどん説明していって、推し進めていけば、人の心というのがもっとよくわかりやすくなって、人生が豊かになっていくんじゃないかなと思います。話がちょっとよからぬところにいきましたが、戻して。
なのでね、こういう風にRASというものを、全体図を見ると。Aというのが最初に見つかった系列なんですね。これはA系列、B系列、C系列と言われてますが、見つかった順番にABCと付けたみたいですね。で、その中のこのA系列というのは人を元気にさせる。ま、C系列は実は怒りと関係してきます。とにかくウオー! とね、元気にさせたり怒りでもって行動させるという意味で"Activating System"なんですよ。賦活系という語源はそこからきてるわけですね。それに対してB系列というのは真逆で、眠気を起こさせる神経の集まりなんです。この絵だけ見るとちょっとイメージがつきにくいんですけど、A系列だけ取り上げた図がありましたのでご覧ください。
Aの1から16までありますけど。こういう風にしてそれぞれ何と関係してるかというのをこの色で示してますが。この色はあくまでも出発点なんですよ。ここから出発して、脳のあちこちに枝が伸びるように、根っこが伸びるように伸びていくんですね。全部が全部脳内全域に伸びてるのでなくて。例えばこの「A6神経」っていうのは青斑核という所から伸びてるんですけど。これが脳のほぼ全域といっていいんじゃないでしょうか、に伸びてます。これ何してるのかというと「ノルアドレナリン」。これはですね、ここに刺激が入ると人は元気になる。やる気というのはここなんですね。A6神経というのが、つまりみなさんが目覚めますよね。目覚めて、朝起きた時からこのA6神経がノルアドレナリンを少しずつ分泌して、夜寝るまで分泌し続けるということです。ノルアドレナリンの分泌量が多ければ多いほど、うぉ~! っと元気になるわけですね。
結構こういうのって大事じゃないですか。こういう情報を知るというのはね。今日お話しするのはA6神経ではなくて、最も大事だと思われる「A10(エーテン)」神経というものです。A10神経って聞いたことないですか? 『エヴァンゲリオン』というね、アニメの中で「大変です! A10アンビリカルケーブルが切断されました!」みたいなこと言ってましたが、エーテンという言葉を私は脳科学以外で聞いたのはあそこだけでしたけど。そのA10神経ですね。ちょっとまた脱線しましたが。
コメント返し(23:50)
さあ、ちょっとまた私が暴走するように喋るのもなんですので、みなさんのコメントを拾って……あぁけっこうコメントが来てますね。ありがとうございます。<聞こえてます>ありがとうございます。<お勉強の時間ですね>そうですね。<松果体>これなんて読むの。しょうかたいか。これは私勉強したんですけどよくわかんなかったんですね。パスです。<学校の先生みたいだ>すいません。代表して謝ります、なんつって。先生じゃないです。<シナプス繋がってるかにゃ>繋がってます。<ドーパミンがドパっと出ます>おもしろい!<ニュータイプのひらめき>わかんない!<バファリン>わかんない! 薬とか私は摂らない方です。全く摂らないです。<左が目側>そうですそうです。左側がね。タツノオトシゴみたいに見えます。お腹側が前。後ろ側が背中ってことですね。<A6神経!>すごいですよ。人生、やる気っていうのはA6神経をいかにオンにするかってことになります。またA6神経をオンにするには目標……「達成可能な目標」ですね。もうちょっとで達成するぞってわかってると人はやる気になるんですね。これがA6神経のお話です。<えーてん?>そう、A10神経に入っていきたいと思います。
RAS③ (25:50~)
ちなみにね、1から7まではノルアドレナリンが分泌される神経核って言うんですけど、細胞の集まりをね。そういう神経細胞です。A8からA15まではドーパミンが分泌される。そういうことですね。でもね、「一番伸びる」のがA6神経とA10神経だってことですね。他はちょろっちょろっとしか伸びてませんよね。ちなみにですけどA16神経というのがあって、それはプロラクチンというのが分泌されて、これは何かというと母乳とかに含まれる、愛情を司るというのか、出すというのかね。それを感じさせるRASの一部でもあります。こういう感じでね、結構大事なことが詰まってるんですね、RASにはね。はい、次に行ってみたいと思います。
ちょっと見えにくいかな。画像がいいのがなかったんですけど。ドーパミン神経系って書いてますけど、先ほどのA系列のA8からA15までというのを……ちょっと色分けされてないんで見えにくいんですが、後でコンピューターのスクリーンとかで確認してもらいたいんですが。この脳幹からこのようにしてね、どんどん伸びていくということですね。
「ノルアドレナリン神経系」というのが先ほどのA1からA7までなんですけど。これですね。で、この青斑核という所が脳全域に根っこのように伸びていて、私たちが普通に意識して頭を回転良くね、スッキリとして生きていけるのはこのA6神経がずっと活発に活動してるからなんですね。だから……まあいっか。今ちょっと精神病とかの話をしようとしましたが、あれはちょっと闇が深いですね。こういうのを知らずに薬を出している実際のお医者さんを見たことがあるんですね。脳科学のことよく知りませんと言っていましたね。はぁ、と思いましたけど。
でですね、このセロトニン神経系というのが先ほど見せたB系列の末端で分泌される「セロトニン」。そう、セロトニンですね。それも脳全体に分布してるのがわかると思います。つまり眠たい時は何やっても眠たいじゃないですか、ということなんですよ。この辺を含めてもし需要があれば……ないと思いますけど。もうちょっといい絵がどっかにあると思いますので説明したいと思いますけど。私が脳の話をするとものすごいドン引きされてきたので、たぶん脳の話をするのは今日で最後かもしれませんね。よろしくお願いします。ということで、登録解除とかしないでくださいね。聞いてる方。もう30分か。あっという間でしたね。いきましょう。
幸せ、元気、怒りは一緒? (30:20~)
ちなみにですけど、先ほどからドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリンという言葉が出てきますが、元々はチロシン、そしてL-ドーパという感じでね、化学変化が(図の)上から下へという順番で流れていきますが。食べ物としてはね、色んな食料、お米とか。特に豆腐とか豆類に多かったリするらしいですけど、チロシンというのがよくある食べ物の中から摂られます。それがL-ドーパというのになって、ここです。ドーパミンというのが最初にあったんですよ。こちらに化学記号が載ってますけど。そのドーパミンから、ドーパミンに"O"、酸素といっていいのかな。Oが一つ付いたのがノルアドレナリンなんですね。
つまり「ドーパミン」というのは、あぁ気持ちいいなとか、心地いいな、快適だなという多幸感というんですか。幸せいっぱいと書いて。多幸感を脳内で生じた時に分泌される……逆ですね。ドーパミンが分泌された時に人は多幸感を感じるということなんです。そのドーパミンに酸素がくっついて「ノルアドレナリン」というものに変化するわけですね。そう、つまり元々は同じ材料でできてるんです。ここ結構大事かと思って説明してますけど。で、ノルアドレナリンにさらに炭素"C"がくっついて「アドレナリン」になってるんですよ。こんなに名前が違うのに、実は元々のホルモンとしての成分は一緒だったんです。「幸せを感じるドーパミン、元気を出させるノルアドレナリン、そして怒りを生じたりするアドレナリン」ですね。これらというのは実は同じ材料。車で言うと同じ燃料なんです。
考えてみると幸せを感じながら怒れる人っていないじゃないですか。ものすごいフルにノルアドレナリン……スポーツとかしてて元気な時にわぁ幸せって感じる……感じる人もいるかもしれませんね。ランナーズハイとかもあるんで例外はあるかもしれませんが。基本的にはこの幸せを感じるドーパミンが出てる時は、ノルアドレナリンやアドレナリンの分泌は少なくなると思います。逆に言うとやる気だけを燃やそうとしてると、幸せやまた怒りとかも出にくいのではないかと考えられます。なぜかというとこれらは元々は同じ成分からできているからですね。
なので私思うんですけど、アドレナリンは確か恐怖も関係してきますけど、恐怖を感じたり怒りを感じている間は幸せのドーパミンを使って恐怖を感じたり怒りを感じてしまうんですね。なので「もったいなーい!」ということです。ふふふ。だったら「ドーパミンをどうやってフルに使っていけるか」という話してます。
これから最後に大事なお話をしますが、ドーパミンというのは……ドーパミンだけじゃないですけど、先ほどの神経細胞で分泌されるホルモンというのは、色んな自動調節機能というのが付いてるんですよ。例えば性欲とかありますよね。食欲。他にも様々な欲とか意欲とかがあって私たちは生活をしてるわけですが。例えば食欲をとっても、どんなにおいしい、世界一おいしいカツ丼かなんかを目の前に。一杯目はおいしく食べられますけど、二杯目三杯目になるとさすがにお腹いっぱいになりますよね。10杯とか食べられる人なかなかいないわけですよ。なんとかギャル曽根さんとかね。いるかもしれないけど。普通はお腹いっぱいになるとどんなにおいしかろうが気持ち悪くなるわけですね。入らない。もう苦しくなるんです。こういう風にして私たちの脳内では自動で、例えばある程度の血糖値まで行くともう食欲を押さえてしまうというようなね、仕組みがあるようです。そういうのを「負のフィードバック」と呼ばれてるそうです。脳科学ではね。脳科学だけじゃないと思います。体中にあると思います。暑い寒いとかね、水を飲みたいとか。全部ほどほどのところで止まるようにできてる。
それはですね、やる気もそうなんですよ。やる気は永遠に出るかというと、なかなかそうはなってないようです。怒りもそうですね。ある程度爆発すると、ガスが抜けたようにまいっかとなったりしますよね。いつまでも恐怖を感じるのも疲れるんです。ただこのドーパミンを使った、特にA10神経なんですよ。A10神経は実は負のフィードバックが効かない場所があるんですね。さあ、あともう少しで終わります。
A10神経/知的好奇心、創造性、アイデンティティ (36:10~)
これはA10神経がこっから伸びて、どのように脳内を巡っているか。A10神経はですね、そこまであっちこっち伸びてるわけじゃないんですね。もちろんこの途中に性欲とか食欲とか、気持ちいいなぁというのはそこを通ってますが、それらは負のフィードバックが効いてブレーキが掛かるようになってるんです。でも人間にはですね、他の動物にはない三つのある特徴があって、これを知ってるともう本当に寝食忘れてやり続けてしまうという部位があります。そこにA10神経が走ってるんですね。そこは負のフィードバックが壊れてる。つまりブレーキが壊れてるんですよ。
それが何かというと、一つ目がこの……名前なんだったかな。忘れましたが側頭葉の裏側にあるね、腹側被蓋野だったかな? そういう名前の部位があって、そこは何かというと「知りたい」という欲。「知的好奇心」なんですよ。考えたらね、猫とか見てると好奇心ありそうですけど、狐とかも。人間ほどはないんですよね。知的好奇心というのは。クイズ番組とかが延々と終わらないのは、この知的好奇心というものを満たす役割では役に立ってるんでしょうね。はい。次いきます。
このA10神経というのはどんどん先へ進んで、前頭葉の所まで来ますが。この辺のA10神経の末端も負のフィードバックが効かない。ブレーキが壊れてるとこです。ここではいったい何が行われてるのか。それが「創造性」なんですよ。クリエイティビティ。創作意欲といってもいいですね。みなさんもないでしょうか、経験が。何か作ってて……砂場で砂の山でもいいですよ。作ってて、作ってること自体が楽しいんですね。それが創作意欲であり、クリエイティビティであり。人が認めようが認めなかろうが「作ってるのが楽しい」わけですね。これが人間にしかできないことですよね。しかも食欲や性欲のように「飽き」がない。ブレーキがないんです。もちろん眠くなったりしてね、止まることはあっても。目が覚めたらまた続きやりたいみたいになったりするわけですね。
そしてこの絵には書いてませんがもう一つ。これはとても資料が少ないんですけど、私がある本で見つけた情報なんですが。この脳梁の上の方の帯状回というところがあって、帯状回の前の方なので「前部帯状回」というんですけど。前部帯状回という所にA10神経が伸びてて。ここが何をするのかというと、明らかに「こだわり」脳なんですよ。何かにこだわる。ここが病気とかで破壊されてしまうと、この部位が死んでしまうと人はこだわりがなくなってしまって、まちがい探しができないとか色んな結果があるみたいですけど。そういう部位がなぜかA10神経の末端が届いてて、そこもブレーキが壊れてる、という話なんです。
これは何を意味してると言うかというと、よくね、「アイデンティティ」とか言うじゃないですか。自分は何者なんだ。それに関する記憶がここにあるんじゃないかなと考えられるんです。そして私も神さまをちょっと信じ始めているわけですが、どうしても家族の喧嘩が終わらない時「助けて神さま」なんてって、何度も助けられてるので少しずつ信頼してるんですけど。それ以外は使ったことないんですが。信仰心というのもものすごい強い力ですよね。それと関わってんじゃないかなと思うわけです。そうそう、自信。confidenceですよ。自信があるかないかってのもここと関わってくるし。人って馬鹿にされると嫌ですよね。それは「自分」というアイデンティティがあれば……幸せに包まれるんです。ドーパミンがとめどなく分泌されるので。それを否定されるからものすごくカチーンとくるわけですね。
さあ。そうそう。だから私がフラットアースの話をしてるとアンチの人が来るわけですけど、私の言ってることが彼らをカチーンとさせるわけですよ。今まで信じてきてたね、えぇ、様々な物理学の多くの部分を否定……否定というか疑いをかけることになりますので、オラオラってなるわけですね。それで嫌われてるわけです。そういう風にまとめますが。
今日やってきたのはRAS。Reticular Activating Systemで脳幹網様体賦活系だったかな。ネットで調べてもあまり見つからない。残念ながらないんです。なので私が調べた大木幸介(おおきこうすけ)さんと読むのかな。脳科学だけではなく薬学のね。もうけっこう前にお亡くなりになってますが。脳科学の本を数十冊くらい出してるんですね。私はこの方の本を数十冊買った覚えがあります。買える物は全部買いました。で、やっとこのRASの仕組みというのが分かって、脳の機能というのが本当に分かったということですね。そういう実感を持てたのはこれらの本のおかげです。『ヒトの心は脳のここにある』とか『やる気を生む脳科学』これもいいですね。『感情はいかにしてつくられるか』いいですね。『脳内麻薬と頭の健康』こういうのももしドラッグとかね、興味のある人はいいと思います。他にもね、『脳から心を読む あるブレイン・ストーリー』この方の文章が好きなんですよね。脳科学というクソ面白くない学問を楽しく学ばせてもらいましたね。ということでぜひみなさん興味ある方は大木幸介先生の本をお読みになることをおすすめします。
さあ、本日お時間30分を大幅に超えてしまいましたけれど、最後にちょっと読んでから終わりましょう。<うつの時はお世話になりました>そうですね。私はないですけど兄が鬱病でかかったりしまして、その時に学んだんですね。適当だなぁと。<うま味が多すぎると苦さに変わるようです>へぇ。そういうのもあるかもしれませんね。<マチルダさんも言っておりました。砂漠の中で物を作ることができるから戦ってると>うぅん。マチルダさんが誰かはわかりませんけど、そうですよね。人は喜びがあるとまたそれを続けようと思うし。身体に害がなければね。そしたら明日を生きていこうという力になると思うんですね。はい。
ということで今日はちょっと早口で喋ったのは、ダラダラとやると絶対終わんないなと思って早口でやりましたけど。こういう情報がもしね、お役に立てるのであればまたやっていきたいと思いますが。あまりにもスルーされるようだったら、そっか、ということで。たぶん今日が最後になると思います。フラットアースとの関係、そうそう。最後に「フラットアースと脳」ということなんですが。フラットアースだということに気が付き始めると、世の中がね、様々な疑問が出て不安にもなると思うんです。しかしそれを思いきって、思いきらなくてもいいけど、知的好奇心に変えていくんですよ。「どうなってんの、だったら?」つってね。こんな嘘だらけの社会やってられっかいと思うじゃないですか。だったら自分たちで考えてもっといい社会を作っていきましょうというこの「創造」。想像力というのはクリエイティビティですけど、作る力に変えていきましょうよということで私は考えておりまして。なのでね、いつも心が楽しく最近はね、生きてます。フラットアース知って特にハマったんですよね。脳をある程度研究した分ね。
本日は以上としたいと思います。いっぱい言い忘れたというか、いっぱいあるんですけど、言いたいのはね。家族から禁止令が出てるからね、この脳の話はね。やるなと。みなさまからも、みなさまもそういう人いるかもしれませんので手短に終わりました。今日はちょっと長くなってしまいましたがご視聴ありがとうございました。初めての方、チャンネル登録よろしくお願いします。いいねボタン、通知ボタン、ベルもしてくださいね。それでは以上です。ワンツー、フラットアースに生きていく♪ ありがとうございました。(2021/8/8)
元動画:【3時のフラットアース『脳とフラットアース PartⅡ』】 青ばら
書き起こしと編集:シャントラパ (doubles studio @doubt_ds)