49 - 「ガリレオガリレイ=野比のび太」説
49(*48はこちら)
Chantrapas(シャントラパ/以下”C”): あらためてだけど、
Johnny Cash(ジョニー・キャッシュ/以下”JC”): うん。
C: わたしがこれ(doubles studio)をやろうと思ったのは……元々JCと話すでしょう?
JC: おん。
C: JCと話して「楽しかった~!」で帰って、また会ったらコーヒー飲んで、立ち話して……今日も楽しかった、って。
JC: うん。
C: ある時から「これをわたし一人のエンターテイメントにしてたら駄目だ!」と。
JC: ははははは!
C: 使命感に駆られて。「楽しかった」で終わってたら駄目じゃんって。シェアしないと、よそはよそとかじゃない、「みんなこれ知らないと!」と。
JC: ははははは。
C: 環境保護だと思って。空気が良いってことね。それで誘った。
JC: これがほんとのSDGsになっていかないと。ははは。友達関係もね……会社の悪口言い合う仲間、みたいな。
C: あぁ。
JC: それ、出ても入ってもどっちでも一緒のことやってますから、という。出口なし。理想的な納税者の作り方。
C: 出口なし戦略でもガス抜かれちゃうからね。
JC: 抜けちゃう。
C: 「違う見方」もあるんですよ、と。
JC: みんなが創るようになれば分かってもらえるんじゃないかな?
C: そうだね。
JC: 「個性」や「オリジナリティ」という言葉が、どれだけ最初の瞬間を妨げることか。絶対に自分の作品にしかならないからね。これはある意味刹那だよね。
C: 同意します。
JC: 必ず美しいだろう、という自信はやっとそこから来るのかもしれないね。
メモ:ガリレオ・ガリレイ
C: じゃあ次のメモどうぞ。
JC: (触って選ぶ)これだ。
C: あぁ。「ガリレオ・ガリレイ」来たね。
JC: 大物ですね。
C: ガリレオ・ガリレイって……続・COVID=小人説と言ってもいいけど、
JC: うん。
C: 野比のび太なんじゃないかと思って。新説。「ガリレオガリレイ=野比のび太」説。
JC: ほうほう。
C: そんな名前の人……いる?
JC: ははは。ほんとだね。
C: 野比のび太くらいしか思いつかない。あとヨハン・ヨハンソンくらい。3人しか思い付かない。
JC: ガリレオにはドラえもんがいたかもってこと?
C: いや、「そんな奴いる?」ってこと。
JC: いないだろうね。
C: そんなふざけた名前……あいつが地動説の根源でしょう。
JC: うん。
C: ガリレオ・ガリレイのことがみんな大好き。
JC: エジソンとかと一緒?
C: 「偉人枠」ね。ガリレオは……弾圧に負けず最後まで信念を貫き通したから尊敬されてる。
JC: うん。
C: そこから学ぶべき教訓は何かと問われたら、みんなが違うと言っても「真実」は必ず最後には認められる、と。
JC: うぅん……。
C: ガリレオに感動したなら……今余り1の人達が言ってることを何と思ってますか? というね。そういう「気づき」みたいな。弱いのかな?
JC: いや……地動説? 天動説? どっちか分からん。ははは。
C: そうなの。
JC: ガリレオ、ダーウィンでしょう。今の教育……「空間概念教育」とでも言いましょうか。それが実体化して作られてきていた中、やっと「ほんとかね?」みたいな流れが出てきた。そこのポイントから既成概念をバーッと変換出来る人というのは、シンプルに言うと「頭の良い人」だよ。
C: うん。
JC: 嘘と真実というのは一つの「真実」を作っていくプロセスに過ぎないというのが分かる人。だから……これから重要になるんじゃない? ガリレオ。ははははは。
C: 大事かなと思って。
JC: うん。ダーウィンもだと思うけどね。
C: ……海から来ます?
JC: はははは! 「海から来たんだって?」って。「猿だったんだって?」って言ってみないとね。
C: こういうのは割とポップなネタ?
JC: うん。魚とかと……そりゃあ遺伝子レベルで見たら共通項はいっぱいあるでしょう。だからってそれが「進化」なわけないよね。地球上で存在するために必要なフォーマットとして共通点があるだけであって、それ以上のものではない。
C: うん。
JC: 上にあるものをちょっとずつ組み替えるだけで全く別の生命体になるんだという「現実」の方が重要。「簡単に作れるんでしょ?」という。そこを当たり前にしときなよ、というね。これから始まるよ?
C: 入り口としての「ガリレオガリレイ=野比のび太」説。
JC: けっこう大事。
C: ね。「真実」はころころ変わるぞ~っと。次のカードどうぞ。
JC: (ゴソゴソ)これにしよう。
C: 上手く繋がるね。次は「南極物語」。
JC: あぁあぁ!
メモ:南極物語
(つづく)
2022年5月12日 doubles studioにて録音
ダブルス・ストゥディオ
Johnny Cash (thinker/artist) & Chantrapas (designer/curator)