70 - 素晴らしい国?
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Chantrapas(シャントラパ/以下”C”): ニュースのコーナー続いてる。
Johnny Cash(ジョニー・キャッシュ/以下”JC”): そうね。
C: 思い返せばだけど、コロナの最初の時(2020年の春)に海外ニュースが全然入って来なくなったよね。結構な間。
JC: うん。
C: こんなに元栓閉めるみたいに出来るんだって。凄いなと思ったけど。
JC: 相当探さないとなかった。Rumble頼み、みたいな感じだったもん。
C: ははは。「Rumbleに書いてある事を一文字でも信じてるやつは馬鹿だ」って思ってる人いるからね。(※C注:Redditと勘違いして話してますが、言いたい事は一緒)
JC: まあね。
C: だから今こうなってるんだし。
JC: 初期がね、そういう動きになっちゃったからね。じゃあ何信じてるんだって、斜め読み出来なきゃ何信じても一緒だと思うけど……。
C: 「ファクト」を信じてる。
JC: あぁん。
C: エビデンスとファクトを。「信じてる」んだよね、結局。
JC: うん。
C: 「信じる情報」なんてないでしょう。
JC: 信じる情報ね……。「ここのソースが絶対だ」とか、そういう考え方自体ちょっとわかんないよね。
C: うん。「ファクトだ」「フェイクだ」で止まっちゃう人ほど「信じちゃってる人」だと思う。
JC: そうか。
C: そこがひっくり返っちゃってるのが凄い事だなぁと思うんだよ。反転してる。かつて賢い人ほど馬鹿になった。「あなたの方が賢くなかった?」って思う……都合の悪い情報は検討すらしない。
JC: うん。
C: 元栓閉めるところから繋がってる。単純に選択肢が狭められちゃった。余計に自分の信じる情報だけに……。エコーチェンバーは誰にも言える事だけどね。ただやっぱりどっちの情報も表に出てるんだよね。ファクトファクト言ってても、ファクト「じゃない」情報も入って来てしまう。ダブルバインドは洗脳の基本。そこでこの対応。洗脳、自己洗脳。それが「信じる」。
JC: その通りでしょう、まさに。対極を同時に発信する。ただでさえゼロイチ思考が強く出来上がってるわけだから。もう自然にそれでしか考えなくなってるから……考えてるというか、選んでるというか。
C: 注入されてる。ナッジ、不自由な二択。あとは「それ以上わからん」って。
JC: うん……。最初にここで話し出した時の原点でもあるけど、「どっちかじゃない」という当たり前の事がもう少し明確に世の中全体に必要になってきた。人の、人間の感覚としてね。
C: うん。
JC: それって変な話グローバリズムみたいな感覚に近い。でも、社会が提案してるグローバリズムではないその……人間の感覚としての「共通意識」がね、二律背反じゃなくなっていくという事が結局一番重要な所だから。そういうプロセスの中にいると思わないとなかなか難しいですよ。「どっちか主義」ではね。
C: よくできてるなぁと。
JC: よくできてるんですよ。始まった時に気付けた人、始まる前から知ってた人達と、これから知っていく人達。これからだからね。日本は……色んな事が世界で起こってから、それが並行して起きて入って来るから、情報が処理し切れない。だから避けるしかないというか、うぅん……どっちもヤバい。
C: 歴史に倣ってすごい白けた見方をすると、
JC: うん。
C: あと二年やって、負けました、終わりました、間違ってました。で、「国民(一億)総懺悔」でしょう?
JC: うぅん……。
C: みんなが悪かったんです、でしょう。ふざけんじゃないよ。
JC: もちろんそう。でも……みんなが悪かったんだよ。悪かったのは悪かったんだけど、第二次大戦みたいなものと同じような軍国主義的なもので片付けられてしまう流れに……今もう乗っかっちゃってるからね。
C: そうそう。そう。
JC: だから、ここがちゃんと線引き出来るかどうかは凄く重要。ね? これから問題になっていけばいくほど日本政府の「中枢」を見る事になるわけだから。おんなじことになっちゃうよね。結局はそれが鍵になってくる。それを遅延遅延で他に目を行かせるようになってるのが今の状況。人々を疲弊させる。要はね。
C: うん。
JC: いつまで続くかちょっとわかんない。ははは。CDCが新しい組織を日本で作ります、WHOが日本で作ります、ビル・ゲイツが来ます……それで暴れないって事自体が「素晴らしい国」ってことでしょう?
(つづく)
2022年8月25日 doubles studioにて録音
ダブルス・ストゥディオ
Johnny Cash (thinker/artist) & Chantrapas (designer/curator)
#doubles_studio_talk でトーク部分を一覧で表示出来ます。
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