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#1 ダブルダッチとの出会い

KEITA
1993年11月8日生まれ。日本体育大学ダブルダッチサークル「乱縄」出身。現在プロダブルダッチチームREGSTYLEにて活動中。チームとしてDOUBLE DUTCH CONTEST WORLDにて、個人としてはDOUBLE DUTCH ONE’Sにて、2017・2018年を連覇しており、現在のダブルダッチシーンを牽引中。

(※2018年4月1日の記事です)
K⇒KEITA
I⇒イケポン

もう決めてたんですよね、ダッチやろうって。

I:ダブルダッチを始めたきっかけは誰ですか?

K:高校の時の先輩でもあり、乱縄の先輩の町田さんです。高校の時は喋ったことなかったんですけどお互い存在は知っていて。町田さんは1つ年上で野球部の主将だったんです。B-JACKのYOTAとRe-Bienの志村ってやつはおれと同級生で野球部だったので、その上に町田さんがいました。でも、なんで始めたんだろうなー。これといったきっかけがあったわけではないんですが、とりあえず学校の先生になるために日体大には入りました。

I:体育は得意だったんだね。

K:体育は得意でしたね。先生になりたくて日体大入るって決めて。なんでだろう・・・もう決めてたんですよね、ダッチやろうって。

I:最初からダッチの存在は知ってたんだ。

K:知ってましたね。

I:ダッチ見てかっこいいって思うことはあった?

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K:ありましたよ、かっこいいなって。昔からダンスとかアクロバットとか好きで勝手にやってたんですよね。

I:勝手にやってた(笑)。

K:バク転とかバク宙なんかをやってましたね。町田さん伝いじゃないのかもしれないんですけど、周りからチラッと世界一になれるって聞いて。これはやるしかねえなって思いました。で、はじめてみたらどっぷりはまって結局教員免許も取らず(笑)。ダッチやってりゃ先生にもなれるわって思ってたんですけど、今度はプロになって先生してないっていう(笑)。

I:そうだね(笑)。レッスンも今はしていないよね?

K:してないです。1年半くらいしてたんですけど「先生」って呼ばれる感覚が今の自分には合わなくて、教える立場にはいたくない、見ててほしいなって思ってます。ダッチを教えることもすげー大事だとは思うんですけど、他に教えてくれてる人がいっぱいいるからそこは甘えようかなと。そんな先生たちに「KEITAってやつがいるからこいつの動画見とけば上手くなるよ」って言ってもらえるようなポジションにいられたらいいなって思います。

一番最初は保育士になりたかったんですよね。子供が好きで。

I:そもそも先生になりたいなって思うようになったのはどうして?

K:何でなんですかね?一番最初は保育士になりたかったんですよね。子供が好きで。それは高校の時ですね。保育士になりてえって思った時に、それなら専門学校行ったほうがいいって言われたんですよ。けど、四年制の大学行きたかったんでやめよって(笑)。そのあと・・・おれ数学得意だったんですよ、実は。

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I:えー意外!!

K:数学の偏差値が70くらいあって。日体クオリティじゃないっすよね(笑)。だから数学の先生とかでもいいなって思って。でもそうなってくると国立の大学行ったほうがいい・・・それ、だるいなって思って(笑)。体育の先生でいいじゃんってことで日体行くことになりました。で、ダブルダッチがあるのを知ってて、一個上の町田さんって人がやってることとか、YOTA・志村もダッチやるってことだったんで「じゃあ一緒に世界一とろうよ」って。結局先生にもならずダッチだけやってます(笑)。

I:ははは(笑)。ダッチは始めてからずっとどっぷりと?

K:どっぷりですね。入学してから、2週間くらい仮入部みたいなものがあったんですけど、全部行きましたもん。楽しくて。

I:仮入部ではどんなことしてたの?

K:とにかく跳ばせてくれて、もてなしてくれます(笑)。そこでおれはじめてステップを跳んだんですよね。ハリーの中で2エイト、教えてもらったステップを。B-JACKのタッくんと同じグループで、どっちがステップ跳ぶかって話になったんですけど、そこはゴリ押しで「いや、おれがやるから」って(笑)。始めて通ったのがそれで、めちゃくちゃ湧いたんですよね。ステップ踏むたびに先輩たちが「うおーー!」とか言ってくれるのが気持ちよくて勘違いしちゃって(笑)。

I:“仮”入部だから?

K:そう(笑)。でも本入部してからの基礎練もおれはあまりキツいと思わなかったっすね。最初からずーっと楽しかった。

I:入部した時から同期の中ではうまいというか、エリートだった?

K:いや、そんなことないっすよ!もともとhighBAROってチームで活動してたチカラってやつもいたんで、あいつがやっぱ上手くて。

I:そっか。大学入学した時に経験者がいるんだね。

K:最近多いっすよね。今キッズは関西の方が勢いがあるから、5~6年もしたら関西にもそういうことが増えてくるんじゃないですかね。

I:最近活躍してる、IWANESSやTO-MAなんかもそうだもんね。

K:今からだと、スマイルダッチの銀ちゃんとかも出てくるから楽しみっすよね。

「無」か「楽しい」かどっちかです。

I:少し話変わるけど、乱縄ってまだ全員ボウズにする風習あるの?

K:はい、卒業式で4年生を送るためにボウズになります。おれらが4年の卒業式の時に、もうつまんねえししなくていいよって言ったんですよね。しなくていいから違う面白いことしてくれって。後輩たちがみんなボウズにせず本気で面白いことしようとしてくれたんですよ。・・・で、面白くなかったんでその場で全員ボウズにしました(笑)。バリカン持ってきてもらってたんで、横一列に並ばせてガガガガガガッて(笑)!後輩が面白くなかったっていうか、それをやりたかっただけですね。そういうイタズラ好きだったんで。

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I:KEITAはパフォーマンス中もイタズラっぽい顔してるもんね。

K:そうですかね(笑)。イタズラは好きっすね。

I:イタズラする時、楽しそうというかいい顔してるよね。

K:楽しいっす。楽しくない時がないっすね。「無」か「楽しい」かどっちかです。なのでマイナスにいくことは基本ないっすね。0より上での振り幅があるんですけど。

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