DAICHI #1【ダッチャーのお仕事、覗いてみたい。】
【 DAICHI 】
1989年2月7日生まれ。日本体育大学「乱縄」出身。ダブルダッチチーム「Waffle」のメンバーとして、過去にDOUBLE DUTCH CONTEST WORLDを二度制覇。CM制作会社・FOXネットワークス株式会社・株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントの3社を経て、現在(2018年6月現在)はスポーツのライブ&オンデマンド配信サービスDAZN(ダゾーン)の映像ディレクターを務める。
――今DAICHIさんはDAZNで制作のお仕事をされているんですね。
制作なんだけど、大まかに言うと「番組の制作」と「プロモーションの制作」とあって、おれがいるのは「プロモーションの制作」ってとこ。
――プロモーションの制作。
うん。基本的にはプロモーション映像を作る。簡単に言えばCMとか番宣映像のディレクター。外資系の会社ってのもあって仕事がすごい分業制なんだよね。番組作ってる人はずっと番組を作ってるし、おれはずっと番宣を作ってる。
"外資系の会社ってのもあって仕事がすごい分業制なんだよね。番組作ってる人はずっと番組を作ってるし、おれはずっと番宣を作ってる。”
――番組の宣伝ですね。
そうだね。基本的にはマーケティングの人がプランを考えて、これ作ってくださいって発注がくる。今だったらプロ野球とかJリーグとか。そこからのどういうコンセプトで、どういう音楽で、誰をピックアップして、っていうのはこっちの仕事かな。
――プロモーション用の映像をディレクションするお仕事ということですね。
そう。メインは30秒の番宣、もしくは15秒の番宣を作ってる。
――主にどこに流すものなんでしょうか?
基本的にはDAZNのサービスの中で。野球でいうと表と裏の交代の時間に、サッカーでいうとハーフタイムに。あとはSNSが多いかな。Twitterにあげたり、Facebookにあげたりがメインかな。
――なるほど。DAZNでお仕事されていま何年くらいですか?
DAZNはちょうど1年くらい。
――そうすると、それまでは別の会社で制作のお仕事をされていたと。
ソニー・ピクチャーズ(株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)っていう会社で、AXNっていう海外ドラマのチャンネルと、アニマックスっていうアニメのチャンネルで番宣を作ってた。
(※AXN・アニマックス共にソニー・ピクチャーズ エンタテインメントが出資する合弁会社が運営)
――アニマックスですか。
オンエアプロモーションって言うんだけど、要は放送するアニメ番組のCMを作る。
――アニマックス見てる間に入ってくるアレですね。
そうそう。「何曜何時NARUTO!見てね!」みたいなやつ(笑)。
――あるある(笑)。
“「何曜何時NARUTO!見てね!」みたいなやつ(笑)。”
FOXに入社した時は知識も技術もなかったから、FOXで学ばせてもらったな
――その前がFOX(FOXネットワークス株式会社)でしたでしょうか?
そう。だから今のDAZNが4社目になるね。一番最初、CMの制作会社にいたんだけど、まさに現場の制作って感じで。自分でソフトいじって、手動かして、作りたいっていう気持ちだったからすぐに辞めてFOXに入った。
FOXに入社した時は知識も技術もなかったから、FOXで学ばせてもらったな。当初はディレクターっていうポジションじゃなくて、エディターっていうポジションで、人のサポートだったり、指示に従って手を動かす仕事。そこで3年やって、映像のマニアックな知識を学んだね。
そのあと自分がディレクションするポジションをやりたいと思ってソニー・ピクチャーズに入社した。そこで初めてディレクター、プロデューサーっていう肩書をもらって映像を作り始められたよ。
――FOXの中でディレクターになるのは難しかったんですか?
FOXにいた時もディレクターへの希望はしていたんだけど、ちょうど人が足りてる状態で、すぐには無理だった。だからどこかに人が空いたタイミングでいけたらいくって感じだったかな。ちょうどそういうことを考えているタイミングで、ソニー・ピクチャーズの方に「空きがある」って声がかかって。
――声がかかることがあるんですね。
業界が狭いからね。知り合いも、こう・・・転々としてる感じ。DAZNに入社した時もそうだったね。FOXの時に一緒に働いていた人がおれの今のボスで、来ないかって言われて。
――そのボスもまた人づてにDAZNに行ったんですか?
そう、ボスも人づてだったね。
“業界が狭いからね。知り合いも、こう・・・転々としてる感じ。DAZNに入社した時もそうだったね。”
(▼第2回に続く)
取材・編集:イケポン
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