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DAICHI #2【ダッチャーのお仕事、覗いてみたい。】

――プロモーション用の映像を中心に制作されているんですね。編集作業のお話は前回出てきていましたが、撮影にも行かれるんですか?

撮影にも行く。今となっちゃ染み付いたけど、覚えることがいっぱいありすぎて最初は大変だったな。

――そうですよねえ。機材も新しくなっていくし、ソフトも新しくなるし、機能も増えるし、大変ですよね(笑)。

ははは(笑)。


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“今となっちゃ染み付いたけど、覚えることがいっぱいありすぎて最初は大変だったな。”


――もともと乱縄の引退イベント「JUMP!!」って、「鳳凰(在学時に所属されていたチーム)」の代からはじまったように記憶してるんですけど。

始まったねえ。

――今でこそ僕も趣味でちょこちょこ映像を作ったりはしてるんですが、当時は全然映像に興味がなかったんです。第1回目の「JUMP!!」で流れていたチームの紹介映像をDAICHIさんが作ってると聞いていました。あれを見て「自分でも映像を作ってみたい!」と思った記憶があります。

おーそれはすごい(笑)。あの「JUMP!!」で初めて映像を作ったんだったかな。U-SKさん(J-TRAP.)が映像をやってて、おれはU-SKさんの家に行って教えてもらってたの。

――へえー。

で、U-SKさんから編集ソフトが入ってるMacBookを買い取り(笑)。

――おおー!




おれはぶっちゃけやりたくなかった。大変だから。

それでやり始めたのがきっかけで。あの「JUMP!!」の時に、オープニング・チーム紹介・エンディング、全部やってほしいって言われて。おれはぶっちゃけやりたくなかった。大変だから。

――はい(笑)。

卒業イベント自体が初めての試みだったし、みんなやって欲しいって。

――なぜDAICHIさんに声がかかったんですか?

パソコン=おれっていうイメージがあったの(笑)。

――曲編集をやってたとか?

そう、曲編もやってた。

――なるほどー。


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“卒業イベント自体が初めての試みだったし”




映像のサイズとか、そんなことすら知らなかったね。

U-SKさん家に行って教えてもらいつつ、なんとかやった感じだね。今あれを見ると、ホントに酷い(笑)。

――1年生の時の初めての自分のパフォーマンスを見る感じですかね(笑)。

ホントそんな感じ。縦横比に16:9と4:3ってあるでしょ。あれが意味もなく、気持ち悪い感じで無理矢理混ざり合っちゃってるんだよね(笑)。

――あーそれは酷い(笑)。

演出だったら良いんだけどね。そうじゃないから。映像のサイズとか、そんなことすら知らなかったね。

――DAICHIさんもそこからのスタートだったんですね。

そう。「JUMP!!」の映像もオープニングだけはほぼ毎年作ってるかな。それと、KEITA達の代からは「笑ん縄」のも(笑)。「笑ん縄」が一番大変。超大変だよ。

――拘りが強すぎるとか?

いや、あいつら自由すぎてあんまり考えてないんだよね。「面白くしてくれれば!」って(笑)。

――あ、そうなんですか(笑)。よくある、「いい感じにしてください」ってやつですね(笑)。

面白くしてくださいって、おれ面白いセンスは持ってないよー、面白いのはお前らでしょって思ってたな(笑)。なんだかんだオープニングにも力入っちゃうからさ。「笑ん縄」はギリギリになっちゃうんだよね。

――後回しで(笑)。

そう。最悪間に合わないみたいな(笑)。

――ははは(笑)。


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“面白くしてくださいって、おれ面白いセンスは持ってないよー、面白いのはお前らでしょ”


――でも、一番最初に映像を触り始めたのが4年生の終わりがけの「JUMP!!」なわけじゃないですか。そこから卒業してすぐに映像業界に就職されたんでしょうか?

映像やってみたいなって思っていろいろ受けたんだけど、知識も経験もないからなかなか採ってはもらえなくて。最初に入った会社では、簡単に言えばADみたいな、雑用するとこに入ったって感じ。記憶に残ってる仕事といえば、お弁当の発注と雑用ぐらいのもんで(笑)。

――よく聞くザ・ADって感じのお仕事ですね。

うん、帰れない寝れない。あれは、キツイよ(笑)。

――そこから作る仕事をしたいっていうことで、FOXに入社されたんですね。


(▼第3回に続く)

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取材・編集:イケポン

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