希望のダブルダッチ劇団員
こんにちわ。巡です。
今日は巡が最近興味を持っていることについて語ります。
突然ですが、自分にとって馴染み深い“公共の場”はありますか?
ダブルダッチャーなら代々木公園や駒沢公園が即座に思い浮かびますかね?
なぜこんなことを聞いたかというと…
公共の場の凄さについて、共感してもらいたいと思っているからです。
実際に代々木公園や駒沢公園にはみなさんお世話になっていますよね?
自分も現役時代、暑い夏も寒い冬も一年中利用させていただきました。
時には、通りすがりのおばちゃんからみかんをもらったり、
犬を連れた人と立ち話をしたり、
なんならマダムにお金をもらったり。。。。
そもそも公共の場とは何か。
様々な定義があるかと思いますが、
誰もが利用することができる場、で概ね間違いないと思っています。
いわゆる国や市が提供する公共財といわれる、
公園や区民センターなどに限らず、
リーズナブルに利用できる銭湯やカフェもその一部。
この公共の場がなぜすごいと感じているか、
それはセレンディピティ(偶発的な出会い)を生み出すから。
さっきもいったように、
たまたま訪れたおばあさんとダブルダッチの若者がふれあうきっかけになる。
これらのセレンディピティによって、
ありきたり日常が、いつのまにかエクストリームな非日常になる可能性を秘めている。
これが僕が公共の場に惹かれている理由です。
コロナ後の世界は、
急速にオンラインでのやり取りが増えました。
ちょっとした会話や無駄な会話はへり、
目的ありきのコミュニケーションのみになったように思います。
しかし、これらは人々の日常を想定内かつ計画的な存在へと変えていっています。
でも振り返ると、
思いもよらぬことが自分たちの人生を楽しいものに変えているのでは?
と思います。
自分の話でいうと、
たまたま友達が中学受験をするというから一緒に塾に通った。
たまたま出会った友達がバンドをするというからバンドをした。
たまたま美容師を目指す知り合いがいたから自分も美容師を目指すが、
親父にものすごく反発され、見返すために東大受験を目指した。
そして、たまたまダンスサークルの新歓帰りにみつけたダブルダッチの練習に参加することで、楽しい大学生活、そしてダブルダッチマンでこうして記事も書いている。
何か人生を楽しくするターニングポイントって、
ほとんどが偶発的なものなのではという気がしています。
だからこそ、アフターコロナの時代においては、
誰もがふれあうきっかけとなるものに自分自身惹かれていて、
何か生み出すことができないかなぁと考えています。
そしてやっとダブルダッチが関係してきます。
公園でおこなうダブルダッチ。
それは、一つの公共の劇場だと思っています。
実際に、駒沢公園でスケートボードやダブルダッチをつい立ち止まって見ている方々も多いですよね。ストリートパフォーマーとして、それらの行為を生業にしている人もいると思います。
しかし、商業的な側面ではなく、
人々が交流する場としての可能性が多分にあると思っています。
公園を歩いていた人同士が、たまたまダブルダッチを鑑賞し、帰り道にご飯を食べる。そして、そこから新しいイノベーションが生まれる、なんてこともあるかもしれません。
実際にアメリカのブライアントパークなどでは、
週一回広場でダンスやアーティストのパフォーマンスショーが自然発生的におこなわれ、多くの人々が集まり、交流する様子が見られるようです。
前回の週刊D「土用の丑の日」で、
ダブルダッチには無数の切り口があると言いましたが、
公共の劇場としての側面が一つありますね。
ある意味、ダブルダッチャー全員、
「街中のダブルダッチ劇団員」なわけです。
そう思うと、いつもの練習がちょっと違った見方でできるのでは?
と思います。
また一つダブルダッチの可能性が広がったところで、
終わりにしたいと思います。
では。
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