週刊D|ダブルダッチにありがとうを言いたくて
いつもダブルダッチマンをご愛読頂き、ありがとうございます!
編集部でリレー形式に記事をお届けする「週刊D」、4人目はヤマダイです。皆さま、はじめまして。
現在大学3年生となる僕は、日本大学のダブルダッチサークル「D.S.P.」でマネージャーをやっております。その傍らスキルハックや、このダブルダッチマンの活動にも携わらせて頂いています。
ちなみに、プレイヤー経験は全くありません。
そんなヤツがいるのか…?と思われた方もいらっしゃることでしょう。
今回はそんなプレイヤーではない僕の、ダブルダッチとの出会いについて。僭越ながら少しだけ書かせて頂きます。
ダブルダッチとの出会い
そもそもどこで出会ったのかという話ですが、通っていた高校にダブルダッチ部があったことがきっかけでした。
そこに旧知の友人と好きな女の子が入ったことで、僕の人生は急変してしまいます。一途な片思いを続け、足繁く大会に応援しに行くようになったわけですね…。
最初に行った2015年のコンテストは、それはそれは明確に不純な動機があったことを思い出します。
ですが、その後も足繁く大会に通っていたところ、回数を重ねるごとに”その子のダブルダッチ”からダブルダッチそのものを観に行く感覚に変わっていきました。
あ、ダブルダッチっておもろいなぁ、と。
DDCJ2016にて
ただ、まさかこの感情に続きがあったとは、当時の自分は予想だにしていませんでしたし、ついでにその恋は叶いませんでした。
どん底
高校を卒業したあと、僕は1年間の浪人をしました。時間が出来て、将来像をぼんやり考える期間になると思っていました。
そんなある日、突然電話がありました。”友人が事故で他界した”という連絡でした。そしてその数か月後、今度は妹が泣いて帰ってきました。イジメに遭っていたと…。
世の中には”どうしようもないこと”があること、そして時にそう割り切る必要があることは分かっています。しかし仮にこれらがどうしようもなかったとしても、僕には大事な人間を救えなかった不甲斐なさが残りました。
ダブルダッチにありがとうを
で、すっかり病んでしまいました。薬も使いました。何をしても生きた心地がせず、やることと言えば日々惰性でYouTubeを観漁るくらい。しかし、何を見ても面白くなかった。YouTuberがフザけているのに謎の怒りが沸いてしまったり、お笑い芸人の一言一言に引っかかってしまったり…。
そんなある日、何気なくYouTubeの”関連動画”の欄に出てきた、ダブルダッチの動画と出会いました。
(残念ながら何を見たのか、全く覚えていないのが悔やまれます)
観ると自然と声が出るんです。「すげぇ」とか「おっ!」とか、逆に「あー↓」みたいな。(笑)
けれど、そんな感情の抑揚が、僕には心地よい刺激でした。気付けば何日も何日も、何日もYouTubeでダブルダッチを見ていました。いつしかダブルダッチに触れている時間は、重くのしかかっていた何かから解放され、心が軽やかになることに気付きました。そして、高校時代に感じた感情が蘇るようになりました。”あー、ダブルダッチおもろいなぁ”という、あの感情。
いつしか自分も、この画面の向こう側の世界に混ざってみたい。
最後に
それで、今に至ります。ダブルダッチにありがとうを言いたくて。
元々人前に立つより裏方が好きだったというのもありましたが、自分が最も感謝を伝えられる方法として最適だと思ったのが、この”学生で裏方”というポジションでした。
学生で同じような存在が他にいない不安もありましたが、それらがあまり気にならないくらい、気付いた時にはダブルダッチに心酔していました。(笑)
ダブルダッチに出会うきっかけを与えてくれた仲間たちへ、あの日の自分を明るくしてくれたダブルダッチャーの人たちへ―。
この感謝はしっかり伝えきれているのでしょうか。
その気持ちはしっかり行動に移せているのでしょうか。
僕自身まだまだ力及ばずだと感じることは多いのですが、あの時観ていた動画の向こう側の世界にいる今がとても楽しくて、力及ばずなことすらも前向きに捉えられるようになりました。
そして最近はおこがましくも、こう思うようにもなりました。
「もしかしたらダブルダッチとの出会いで、自分のように救われる人がいるんじゃないか」
…1億人以上いる日本のどこかに、少なくともあと100人くらいはいそうな気がしませんか。(笑)
そんな人へダブルダッチが届くように、ダブルダッチャーのパワーが伝わるように。そして、ダブルダッチに”ありがとう”を伝えるために―。
その方法の一つがこのダブルダッチマンに関わることであると感じ、リスタートしたこの度も引き続き携わらせて頂くこととなりました。
現在複数企画が進行中ですので、ご期待ください。
というわけで、今後ともダブルダッチマンをよろしくお願いいたします。
そして非常に長々と綴ってしまいましたが、最後までご覧頂いた皆さま。
本当にありがとうございました!
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