#1 TakumAさんを見て「乱縄に入って間違いないな」って思った
MACCHI
1993年3月9日生まれ。日本体育大学ダブルダッチサークル「乱縄」出身。昨年はDOUBLE DUTCH DELIGHT 2017 のゲストチーム「BAD TASTE」として出演。現役時代は「櫻羽華」として活躍する。KEITAがダブルダッチをはじめたきっかけ。現在はRed Bullの社員を経て、外資系酒造メーカーに努めている。
(※2018年5月13日の記事です)
I⇒イケポン
M⇒MACCHI
MS⇒MASA
ダブルダッチに全部あるじゃんって思って。
I:ダッチを始めたきっかけになった人は誰ですか?
M:REGSTYLEのTakumAさんですね。でも日体のダブルダッチを知ることになったのは、通っていたアスリート体育大予備校の影響が大きいかもしれないっす。
I:体育大予備校?
M:はい。アスリート体育大予備校ってのは神奈川県にあって、体育系大学受験のための予備校なんです。カプリ(CAPLIORE)の方の中で通われていた方もいます。受験が終わった予備校の忘年会でパフォーマンスに来てくれた事もあったみたいです。
乱縄の同期で言うとHeaB-HO!のツル、タクミ、La-cielのアツシ、A-CHIVEのマコトも一緒の予備校でした。確実にカプリの影響だと思うんですけど、ダッチの存在は知っていてかっこいいな、面白そうだなって。それから新歓の時にダッチを見て、やっぱかっこよかったんすよね。
I:そうだったんだ。
M:個人的にHIPHOPの音楽やダンスが好きで、ずっと動画を見てたんですよ。中学校の時なら、みんな1度は聞いたことあるであろうEMINEMとか。HIPHOPの音楽かっこいいなって思ってた。それとバク宙をどうしてもやりたかったんですよね。
I:定番だな(笑)。
M:定番っすよね(笑)。バク宙・HIPHOPの音楽・ダンス。ダブルダッチに全部あるじゃんって思って。しかも乱縄スウェットってダボダボでカッコよく見えたんすよね。今でこそスタイリッシュな細身がトレンドになってきてますけど、当時はダボダボがかっこいいって時で。実際に乱縄を見に行ってみると、TakumAさんがいて、この人かっこいいなって思いました。なので、TakumAさんを見て「乱縄に入って間違いないな」って思ったのがきっかけですね。
I:なるほど。MACCHIが入った時はTakumAは3年生?
M:いや、2年生っすね。一個上です。
I:顔も動きもかっこよかった?
M:動きっていうか、雰囲気がかっこよかったんすよね。
I:確かに、ダサいと思う団体には興味湧かないよね。僕が言うのもなんだけど(笑)。
M:そうなんすよ。
MS:自分が入学した時はイケポンさんに案内されました。
I:どうだった(笑)?
MS:おれ想像してたのは、ナオキさん(CANADA)みたいなドレッドの人がいるサークルだったんですよ。でもイケポンさんが出てきて(笑)。
I:だいぶギャップあるね(笑)。
MS:ドープとは真逆でめっちゃ弱そうな人だと(笑)。
M:(笑)
I:MACCHIが体育大予備校にいた時も、ダッチをやっていた先輩とつながりがあったってこと?
M:直接つながりはなかったですね。ダッチをやってる人がいるってことは知っていたんですけど。
I:ダブルダッチっていうものは知ってたんだね。初めてダッチを生で見たのはいつなの?
M:小学校の時です。
I:体育かなにかで?
M:はい。結構うまくできたんですよね。それで、日体(日本体育大学)のオープンキャンパスに行った時にもたまたま跳ばせてもらったんです。
I:日体で?
M:はい。かと言って、それが楽しかったからダッチをやってるわけじゃないんですけど。そこで「ダブルダッチがあるんだ、しかもこういうお兄さんたちがやってるスポーツなんだ」ってことは分かったんですよ。
I:いいイメージで。
M:いいイメージです。僕が好きな感じの。練習着がかっちりした感じじゃないんだ、とか。日体大のイメージとは違う感じの。
I:確かに日体大っていうとジャージのイメージだ。
M:かっちりしてるイメージがあったんですけど、それを見て「こういうのもあるんだ、やっていけそう。」って。
I:日体の中で、かっちりしてない感じの団体は乱縄くらいなのかな?
M:乱縄と、サイファー(Cypher Heads Fam)っていうダンスサークル。この2つはそういったテイストの団体なんじゃないですかね。
どんな学部に行っても仕事はできるんだって思ったんですよ。
I:なるほど。日体にはもともと入ろうと思ってたの?
M:もともと、進学をするときに「何やりたい?」って聞かれて、明確なものはなかったんですよ。将来どうせ仕事するから、経済学部とかがいいんじゃないかって思ったんですよ。けど・・・立正大学ってわかります?
I:いや、わからない。
M:お坊さんの学部があるんです。父親が、そのお坊さんの学部に行ってて。
I:お坊さんなん?
M:いや、印刷会社なんですけど。
I:え(笑)?
M:町田印刷です。
I:あっ、町田印刷の社長さんだ。
M:そうなんですよ。大学で仏教や南無妙法蓮華経とかを勉強してきたけど、今は印刷会社をやってるわけで。ってことはどんな学部に行っても仕事はできるんだって思ったんですよ。
I:なるほど。印刷とお坊さん、確かに関係ないもんね(笑)。
M:はい。て、なったら今は好きなことした方がいいんじゃねえのって思ったんですよ。
I:うん、どうせ関係なくなるならね。
M:わりと運動神経もいい方だったんで「体育しかやらない大学最高じゃん」って思って入ったんですよね。
I:僕はMACCHIがさっき言っていたその典型で、「とりあえず経済学部入っとけば、何にでも使えるだろう」って思って経済学部に入ったね(笑)。
M:僕もそう思ってました。そっちの勉強もやってみたかったなって思いますけどね。
I:まあ結局ダッチしかしてないから、経済のこと何も覚えてないけど(笑)。MACCHIはやっぱり体育得意だったんだね。というか逆に体育大学で体育得意じゃない人はいないか。
M:いないっすね。でも泳げない人とかは結構いましたけどね。北海道出身で、プールの授業を小学校以外でやったことないとか。
I:へえー。やっぱ寒いからかな。すごい話が脱線しちゃったけど、TakumAさんとは乱縄に入ってからも仲よかったの?
みんな自分の中で決まってる「この先輩」って人が多分いるじゃないですか。
M:仲よかったっすね。本当に色々教えてもらいました。
I:TakumA人望あるよな。
M:それこそ常にTakumAさんを見て、動いてました。
I:MACCHIが?
M:はい。みんな自分の中で決まってる「この先輩」って人が多分いるじゃないですか。僕にとってのそれがTakumAさんとユウタさんって人だったんですよ、朱雀っていうチームの。
MS:Key-Aさんにめっちゃ似てるよな(笑)。
I:顔が?
MS:似てる似てる(笑)。
M:くっそロン宙高くて、ニュースクールっす。
MS:ゴリゴリって言葉が似合いますよね。
I:でも結構踊れるよね(笑)。
M:踊れます(笑)。あのガタイですけど、KO-JIさん(YUTTY KINGDOM.) の影響でNEW JACKとか好きって言ってました。器用になんでもできてほんとすごい。MASAさんは誰だったんですか?
MS:ナオキさんかな。あんまり関わりはなかったけど。
M:CANADAの。
MS:そう。
M:FOG(Fusion Of Gambit)でいうと誰だったんですか?
MS:一個上のケントさん(HUMPTY DUMPTY)、イケポンさんかなあ。まあでも一個上の人は完全にライバルやと思ってたな。
M:そうっすよね。
MS:「敵や、この人らに勝ちてえ」って思ってた。
M:そんなこんなで、僕はずっとTakumAさんを意識してやってきました。
I:KEITAも始めたきっかけはMACCHIだけど、TakumAさんといた時間がすごく長いって話をしてたもんね。
M:そうっすね。KEITA、TakumAさん、おれの3人でいることは多かったすね。
I:仲良かったよな。
M:仲良かったっすね。TakumAさんが一人暮らししてたんで、よく家に行ったりとか。結構一緒にいましたね。
I:おれはMASAと一緒にいた覚えはあまりないな。
MS:まあ、憧れてはなかったっす。
I:だな、それは感じてたよ(笑)。「憧れられては無いな」と。
M:ははは(笑)。
MS:でもFOGで言ったらイケポンさんですよ。
I:あ、ありがとな(笑)。
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