【会社紹介 #1】ダブルスタンダードが辿ってきた道のりと今後の取り組み：設立10周年を迎えて
2022年6月6日に設立10周年を迎えたダブルスタンダード。
独自の基盤技術を構築したビッグデータ処理（データクレンジング）を軸に「技術力」＋「サービス企画開発力」で多くのお客様の課題を解決してきました。
10周年を迎えた今、ダブルスタンダードがいかにしてこの10年を駆け抜けてきたのか、これまでの道のりを改めて振り返ってみました。また、今後のさらなる発展に向けて、これから取り組んでいきたいことについてもお伝えできればと思います。
なぜビッグデータ処理なのか？設立からこれまでの道のり
ダブルスタンダードは「ビッグデータを活用した事業支援カンパニー」として、企業の営業効率向上・業務改善をサポートするサービスを提供している会社です。
WEBマーケティングを軸に各社様への支援を行っておりましたが、その中で、データに関する悩みや課題などをお伺いすることが多くなってきました。
ビッグデータ処理（データクレンジング）によって社会に変革を起こしたい、と立ち上げられたのが株式会社ダブルスタンダードです。
創業当時、ダブルスタンダードの目標は「データクレンジング（破損・不揃いなデータなどを綺麗にし、データとして活用できる品質にすること）」に特化したビジネス展開を志し、難易度の高いデータクレンジングを着実にプラットフォーム化していきながら、最速上場することでした。
ビッグデータには注目が集まっていたものの「データが汚く分析・活用しにくい」という課題があったため、そこを解決することに大きな需要があったのです。またデータクレンジングは、その技術的な難易度から参入障壁が高く、高コスト化が常態化したり、そもそも実現できない技術でした。
しかし、弊社特有のアプローチにより低コスト化・高精度化を実現し、データクレンジング技術を軸にクライアント支援を推進していくことになります。
データを分析・活用するためには、データを綺麗に整えたり、不足している場合は別のデータを収集し、さらに突合することで、はじめて業務で使用可能な状態になります。つまり、データを取り扱う工程において、“地味な”技術を専門的に対応する企業がダブルスタンダードなのです。
「ダブルスタンダード」という社名は、世の中で言われる「常識」や「非常識」にとらわれず、“常識と非常識から世に有益な新しい常識をつくる”という意味が込められています。
私たちは、ビッグデータを活用することで仕事の効率化を図り、顧客企業にイノベーションをもたらす「BEST OF THE BESTのパートナー」となる。その決意を胸に、日々邁進しています。
ダブルスタンダードの強みと提供サービスについて
現在は、当初から軸としてきたデータクレンジングをベースに、さらにデータに対して新しい付加価値をつけるデータエンハンス事業を展開しています。データクレンジング（データクレンズ）・データエンハンスの技術を兼ね備えた仕組みを、私たちは「データジェネレート」と呼んでいます。
＜データクレンジング＞
既にあるデータを綺麗にする技術です。
破損・不正確・無関係・不揃いなデータなどを特定して、表記の統一や正規化を行うことでデータとして活用できる品質に整えます。
＜データエンハンス＞
データに新しい付加価値を生み出す技術です。
データクレンジング処理をしたデータを基に、利用目的に合わせて情報を解釈して、データに新しい価値を生み出します。（例：データの再定義、ラベリング、アノテーション）
弊社の大きな強みは、このデータジェネレーションプラットフォームがあり、創業以来磨き続けていること。データクレンジングとデータエンハンスの技術を兼ね備えているため、未知のデータに対しても業種・業界を問わず対応できるのです。
また、これまでに収集してきた膨大な数のデータがあることも強みの一つです。様々なデータを時系列で保有しているため、AI処理と掛け合わせた未来予測なども可能になります。例えば不動産データを活用したマンションの価格予測、人材データを使った人材市場の動向予測などをビジネスに活用するなど、高次元なレベルの取り組みができるようになります。
収集したデータはAIの機械学習を行うための「教師データ」として主に大手企業様にご活用いただいたり、大学の研究用データとして提供することもあります。私たちが収集してきたデータは、きっと社会へ変革を起こす一助になると確信しています。
さらにはその知見を拡張させ、ビッグデータ・AIに関連する各種技術基盤を基にしたeKYC（オンライン本人確認）や請求書OCRシステム、ボットセンテンス（WEBサイトに訪れる不要アクセス対策ソフト）、データ解析サポート（マーケティング支援）など幅広いサービスを提供しています。
ビッグデータの収集・整備から、実際の業務利用システムまでノンストップで提供できることも、弊社の強みの一つと言えるでしょう。
このようにダブルスタンダードは幅広いサービスを提供していますが、それはあくまでお客様の課題を解決するアプローチの一つに過ぎず、技術そのものに重きを置いているわけではありません。重要なのは、顧客の「業務プロセス」に即した解決策を用意し、迅速かつ的確に課題解決を行うことだと考えています。
「お客様のビジネスでは今何が問題となっているのか」という課題設定の部分から伴走させていただき、それを解決する手段としてシステム開発を行っています。こうしてお客様の課題を解決していく中で、新しい技術を次々に生み出してきた結果、現在のサービス数は120を超えました。
その中の9割以上の売上はまだ小さいですが、今後の磨き込みや新しい技術との融合により、数年後にはそれぞれが進化し、大きな売上を生むサービスになると確信しています。
今では多くの引き合いをいただいているeKYCやOCRも、お客様の課題を解決する中で開発されたものでした。「お客様のビジネスをより良くしていくには？」と考え続け、様々な観点からのご提案を重ねていくことが、結果的に弊社の新しい技術開発にもつながっているのです。
デジタル需要の拡大が追い風になり、業績アップ
現在ダブルスタンダードが行っている事業には、大変ありがたいことに確かな需要があるようです。実際、22年3月期の連結売上高は70億7,700万円、純利益は10億8,200万円と前年度から大きく数字を伸ばし、いずれも5年前時点の3倍超と過去最高の業績を記録しました。
ビッグデータ処理を軸とした弊社事業に対する需要の高まりは、新型コロナウイルス禍におけるデジタル需要の拡大が大きな追い風になっているようです。
また、ROE（自己資本利益率）の過去5年平均（2018-2022）は33.54％となっており、一般的に「経営の収益効率性が高い」と判断される目安の10％を大きく上回っています。
これは弊社の提供するサービスへの需要が高まっていることはもちろん、できる限り事業の効率性を高められるよう、コスト構造を低く抑える工夫を行っていることも関係しているでしょう。
弊社事業・組織の拡大に伴い、2022年3月22日にはオフィスの移転を行いました。ビッグデータ処理をはじめとするデジタル事業への需要は、今後も高まっていくことが考えられます。ダブルスタンダードはこれからもさらなる発展を目指して、歩みを進めていきます。
今後の展望を実現させるために、採用強化中！
近年、ビッグデータ市場では「DX（デジタルトランスフォーメーション）」がトレンドです。ビジネスシーンにおいてもあらゆる企業でDX推進が迫られていますが、これは単なる業務のデジタル化としてではなく、デジタル化（デジタイゼーション）と業務改善（デジタライゼーション）の融合によって捉えられることが多いようです。
ダブルスタンダードとしては、主力であるデータクレンジングだけを掲げていくのではなく、弊社の培ってきた技術を武器にあらゆる業務をデジタル化し、より一層お客様の業務改善・課題解決につながる支援をしていきたいと考えています。
また、顧客企業様へのサービスと同様に、社内でも全社員を対象とするDX推進に関わる取り組みを行っています。この取り組みの結果、一部の業務は全自動化・半自動化が可能となり、人的リソースの確保が見出せるようになりました。
2022年5月には、経済産業省が定める「DX認定事業者」に認定されました。これはDX推進の準備が整っていると認められる企業を国が認定するもので、弊社の経営理念や事業戦略、社内体制の構築の取り組みが評価された結果だと言えます。
今後はこうした動きをさらに加速させ、成長スピードを上げていくことが弊社の課題の1つです。そして、その実現のためには人材採用が不可欠となってくるのです。
ダブルスタンダードが取り組む領域は、まだ誰も挑戦したことがないものばかり。いわゆる「経験者」はおらず、ゼロからのチャレンジとなります。だからこそ、自発的に取り組み学んでいきたいという方には、きっと楽しめる環境となっています。
弊社の特長としては、少数精鋭で経営層との距離が近く、決断スピードが圧倒的に早いこと。課題意識を抱えている当事者とダイレクトに向き合うことができるため、「お客様と一緒に世の中を変えていく」ような勢いで仕事に臨めます。経営層の方々と一緒に仕事をしていると、非常に多くの刺激を感じられて、個人のスキルアップにもつながるでしょう。
一方で、課題解決という目標に向かうまでの道筋は一人ひとりにお任せしているので、裁量権が大きく自由度の高い提案が可能です。現在働いている社員も、入社前に培ってきた経験を活かしながら昇給を重ねている人が多数です。
ダブルスタンダードの社風は、年功序列ではなく実力主義です。手を挙げれば挑戦できる環境が整っていて、挑戦する人に対しては周囲が手厚くフォローする文化もあり、もちろん、分からないことを質問しやすい環境・雰囲気もあります。
経験者・未経験者問わず「お客様の課題解決に力を尽くしたい」という想いを持った方が、着実に成果を出せるチーム作りを心がけていますので、ビッグデータやAI、DXなどに関心がある方は、気負いせず飛び込んでいただけたら嬉しいです。
設立10周年を迎え、さらなる発展のために歩みを進めるダブルスタンダード。その成長スピードを上げていく追い風となってくださる方のご応募、お待ちしています！
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ダブルスタンダードでは一緒に働く仲間を募集しています！詳細は以下の採用ページよりご確認ください。
また今後、noteやTwitterでも採用関連の情報を定期的に発信していきますので、ぜひフォローいただけると嬉しいです。
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