凪待ちを観ました。
白石監督作品は、なんだかんだで初めてか。多少というか、ネタバレしてしまうと思うので、嫌な人は、戻るボタンでお願いします。
これくらいで良いかな。
と言うことで、「凪待ち」を観ました。六本木ヒルズのTOHOシネマズで。個人的には終始重たく、とにかく好転、もしくは救われてくれてと、思いながら見ていた。サスペンスっぽいポスターだけど、実際は人間ドラマな映画。とある感想で、震災の地が舞台だから、なんとか良くなってほしいと、主人公に願っているのが、復興と重なるのだろうというのを読んだ。確かにそういう側面もあるんだろうなぁと思った。
個人的には、とにかくギャンブルに手を出さず生きてきてよかったと思い、また「依存症」がこんなにもしんどいのかとも思った。ギャンブルだけじゃなく、お酒やそれこそ麻薬とか、依存症は一人では脱却はできないのだろう。
もとからのファンの人は、香取慎吾には内に深い闇を持っていて、それが本人が描く絵の作品とかにも出ているというのを知っている。だから、今回の凪待ちの主人公というのは、もしかしたらそこまで違和感のある役ではないのかもしれない。でも、一般的にはイメージする香取慎吾ではない、ギャップのあるキャラクターを演じていると思った。
周りで演じている人たちも、なんでこんなにも不幸というか、辛い雰囲気を出しているんだろうと思ってみていた。それだけ、役者さんがみな上手いんだろうな。西田尚美さん、吉澤健さん、リリー・フランキーさん、音尾琢真さん。そんな辛いキャラクターが多い中、恒松祐里さん演じている娘さんが、やっぱり救いなんだろうな。
サスペンスではないので、まぁ展開はある程度予想がつく。個人的には、深く落ち込まないで済んだので、良かったかな。お気楽に見る映画ではないので、そのへんは多少余裕を持ってみましょう。
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