SKE48の若手に心を射抜かれ勇気づけられた話
はじめに
落ち着いたトーンでハキハキと喋り、巧みなトークスキルで聞くものを唸らせる。僕の永遠の目標です。多少吃音があり滑舌も悪いので、たどり着くには数多の山を越えなければなりません。
クイズをやっている皆さんは本当にトークが上手くて尊敬します。豊富な知識から生まれる鋭い発言、真似したいですね。まぁ大学出てないから難しいかな。
そんな僕の「目標」を更に明確なものにしてくれた一人のアイドルがいます。えっ、なんでクイズプレイヤーじゃないのかって? その子からしか得られないものがあったんです。よければ読んでいってください。
若手とは思えない語り口調
東海ラジオで10年以上放送されている番組「SKE48 1+1+1は3じゃないよ!」をradikoで聴いていた時のこと。
僕の中でSKE48って、わちゃわちゃしてるというか、明るく楽しいイメージがあって。それが聴きたくて番組を数分流してたら、とあることを思ったんです。
「なんか、アナウンサーみたいな子いない?」
一人だけ喋り方が異端な子がいたんですよね。
なんというか、良く言うと聞き取りやすい、悪く言うと浮いてる、みたいな。でも総じてめちゃくちゃ上手い。
聴き続けていると「ひめたん」と呼ばれていることが分かり、急いで検索。名前が「荒野姫楓」であることが判明しました。
神奈川県・横浜市出身の都会っ子である彼女は2019年2月に劇場デビュー、翌年2月にチームSに昇格した、いわゆる「若手」です。
その「若手」のカケラを微塵も見せないトーク力...
惚れないわけがないでしょうよ!
まさかの展開
YouTubeに投稿されていたひめたんとなっきぃ(鎌田菜月)とみつ吉さん(同番組のスタッフさん)のトークを聴きながら、何気なくツイートしてみました。
万が一本人がエゴサした時に励みになるといいなぁ、という気持ちでフルネームでツイートしました。僕、こういうことあまりやらないんだけどね...w
するとまぁ、見事に作戦が成功したわけですね。成功どころか場外ホームラン打っちゃったんです。
本人からふぁぼもらっちゃったよ!!!
僕の中でアイドルって本当に高嶺の花で、自分の名前を見てもらったら奇跡だなって思うくらい尊い存在なんですよね。握手会やお話し会なんかはパラレルワールドだと思ってますから。
そんな陰キャ思考こじらせてるやつに突如来た通知。
叫んだよね。
どうやら彼女、ファンのツイートにもお構いなくふぁぼするタイプの子だったらしいのですが、それが分かっても嬉しい。一気にファンになっちゃいました。
程なく訪れた交流のチャンス
僕以外にも声やトークスキル、喋り方を評価する方が一定数いたようで、それを受けたひめたんはTwitterのスペースを用いたラジオ風の配信「ひめたんの王冠」をスタートさせることを発表します。
先程も書いた通り、お話し会などの直に交流するイベントは違う次元の話だと思ってました。まぁオンラインであれば参加できないこともないのですが、僕みたいな落ちこぼれと話すのはメンバーが可哀想ですからね。
そう思ってたところに舞い降りたニックネームで顔と声を出さずに尚且つお金をかけずに交流できるまたとないチャンス! これは心の中でガッツポーズでした。
パイロット配信には参加できなかったものの、第1回の配信に裏被りのイントロ例会を捨てて参加。
告知ツイートに「#ひめたんの王冠」の文字列があったので、早速ツイートしてみました。
いくら若手とは言っても一流アイドルのメンバーですからね。ツイートを見てもらうだけで幸せなんですよ。読んでもらおうなんて毛頭考えてません。
そしたらね。
早速読まれちゃった。
田舎在住23歳男、彼女いない歴11年、両親と祖母と4人暮らし、仕事の都合上これと言った出会い無し。そんな境遇の奴が! あの美声で「ふふっ、たまらんですか?」って!!
興奮しないわけないでしょ!!!???
ダブツリ君はいけない子です。年下のアイドルにすっかりほの字になってしまいました。
まぁ真面目な話をすると、そこら辺も上手いんですよね。ファンを楽しませる術を熟知してると。只者ではないです。
一回読んでもらったら調子に乗ってしまうのが人間の性。フォロワーさんには申し訳なかったのですが、その後もハッシュタグつきで実況ツイートを続けました。
Bluetoothイヤホンで聴いていたので、彼女の声は僕の脳天にダイレクトで届きます。それが1時間続くと。聴き進めているうちに、お金払わない(まぁスマホ代と充電のための電気代はかかってるけどね)のが申し訳なくなってきました。
最後の方では、今回の放送のためにメッセージを送ることを躊躇ってしまった自分を鼓舞させるかのように、こんなツイートをしてみました。
わけもわからず鼻息荒くして興奮しているバカな新参者に対して、彼女はまたしても優しくコメント。
100人近いリスナーがハッシュタグつきでツイートしている中で僕のコメントを2回も拾ってくれたこと、見たことない人に対して壁を作らず接してくれたこと、トーク会へと誘おうとしてくれたこと。
全てが本当に嬉しくて、配信が終わった頃にはそれまでの1推しである大西桃香を揺るがす存在になっていました。
僕も頑張らなきゃなぁ
すっかり「ひめたん推し」になってしまったダブツリさん。応援しようと思ったのは、声の良さやトークの上手さに惹かれたのはもちろん、もう一つ「ポイント」がありました。
彼女、どこを探しても大学に通っているような情報がなかったんですよね。
高校を卒業した時「SKE一本でやります!」みたいなことを言ってたみたいなので、「高卒でそこまで上手く喋れるのか... すごいな...」と、少し尊敬にも似た感情が生まれました。
最初にも書いた通り、僕も高卒。喋りやトーク、言葉のチョイスに関してはどうしても鈍臭くなってしまいます。
そんな中で現れた、いわば「同志」とも言えるであろうアイドル。学歴コンプレックスをこじらせ「どうせ俺なんか」と思っていた自分に鞭を入れてくれた人、それが荒野姫楓でした。
一ファンとして推しつつ、勉強もさせていただきたいという気持ちで応援しています。もしかしたら「ひめたん」じゃなくて「荒野さん」って呼ぶのが正しいのかも。
おわりに
「ひめたんの王冠」はアーカイブが残るので、仕事で疲れた時や寝る前、クイズで司会をやる前などに聴いたりしています。
ひめたんの魅力を語ると日が暮れてしまうので、そこら辺はまた別記事でまとめたいと思います。
この記事を本人が読む... なんてことは無いだろうけど、これだけは記しておきます。
結構本気であなたに救われました。これからも応援させてください。