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11/9 【後篇】ドキがムネムネ

こんにちわ。海を売る男のぎんです。
11/9の後半戦の日記です。

まだ前編を見ていない方はコチラから↓


さぁ、いよいよですよ。みなさん。
僕は少し緊張しながら面高について行きます。なんてったって人生初のストリップ。そりゃ緊張もするさ。未知の世界だもん。

僕は覚悟を決めながら一歩一歩丁寧に歩いていた。そしてついにストリップ劇場の目の前まで辿りついたのだった。その外観は古い小劇場で、ザストリップというような感じの古い電球のついた看板に大きな文字で道頓堀劇場と書かれていた。ほう、これがねぇ。入り口付近のショーケースにに貼られている今日出演する踊り子さんたちの写真を見て、僕は神妙な面持ちでうなづいていた。さぁ、未知の世界に行ってみようじゃないの。

と、、その前に、、。
実はときやすと面高以外にも今日はもう1人来る予定があり、劇場の前で少し待っていると1人のイカした男が現れた。

遅れて登場した彼の名前は、これまた同期のお笑い芸人共犯者(コンビ名)の洋平くん。
僕自身は名前も顔も知ってたけどあまり関わったことはなく、僕と洋平くんはほとんど初対面だったがとても親しみやすくて良い男だったのが印象的だった。(洋平くんはストリップを観に行くことは知らずに呼ばれたからきたらしい。)
僕は初対面でストリップショーにいくなんて、どうかしてると思ったが、反面に良い出会い方すぎるなとも思った。ちなみにみんな気になってると思うので言いますが、洋平くんはデニムを着ていません。ご了承くださいね。

何はともあれ役者は揃い、ついに男たちはストリップ劇場へと足を踏み入れたのだった。

劇場に入ると小さな受付があり、そこで入場料を支払った。基本的な入場料は1人5000円。
高いのか安いのかわからなかったが詳しく聞くと一日の料金が5000円で4公演あるうち、どの公演から入っても料金は変わらず半券があれば出入り自由ということなのでこれは安いと思った。中に入るとロビーみたいな場所のモニターで舞台が映し出されており、もうすでに1人目の踊り子さんが踊っている最中だった。ロビーの隅に階段があり地下につづいている。

ついに。。息を呑みながら僕たちは階段を進み、少しさびれたドアを開けるとそこには異様な空気が漂っていた。。
客席の真ん中まで伸びたステージを真剣な表情で囲みながら座る男たち。その目線の先には全ての衣服を脱ぎ捨て、堂々とそして華麗に踊る踊り子さん。どう考えても普通じゃない空間だ。なるほど。確かにこれはすごい。

1人目の方が終わると、写真タイムがあり劇場内の専用カメラでの撮影会が始まった。一枚500円。個人を撮るのもツーショットを撮るのも自由である。列に並ぶ男たち。並々ならぬ表情である。

撮影会が終わり、2人目の踊り子さんのショーが始まった。最初から見るのはこの時が初めてでした。僕はとにかくこの貴重な体験を真剣に見ようと決意し、持参した度が入っているメガネをかけた。曲が鳴り響きそれに合わせて踊る踊り子さんはとても綺麗で魅入ってしまった。次々と脱がされていく衣服。それを見る男たちの中に僕らがいたのだ。
もうすでにこの会場の全ての眼差しは踊り子さんに向いている。衣服が1枚脱がされていくたびに僕の鼓動は激しく脈打ちドキドキを抑えるのが必死だったくらいである。
全ての衣服を脱ぎ捨てた姿には小さな歓声が湧き、踊り子さんが難しそうなポーズをとるたびに会場内に拍手が響いていた。僕も思わず手を合わせた。

3人目のショーが終わると僕はどうしても思い出を残したくて、撮影会に参加するか迷っていた。すると面高が、「今の人も良かったけど、次の人のショーをぜひ見てくれ」と言ってきた。どうやら面高のおすすめの人らしい。
僕の心臓から出るリズミカルな鼓動は少し落ち着きを取り戻し、4人目まで撮影会は引き伸ばすことにした。

そして4人目のショーが始まると再び僕の心臓が先ほどよりも強く、そして激しく動き出した。
レ、レ、レベチ。。。衝撃だった。初めて見た僕にもわかる。この人はストリップをしたくてしているんだ。。そう思わせるほどの引きの強さだった。3人目までの踊り子さんもそれぞれプロ意識を感じるショーだったが、4人目の踊り子さんは圧倒的な魅力とその世界観に客を引きずりこむ表現力があった。僕は一瞬で心を奪われ、その方のショーが終わるまで食い入るように見てしまっていた。

拍手を忘れるほどに魅入った後、僕はすぐさま撮影会の列に並び、ツーショットの写真をお願いしたのだった。これは本当に思い出に残りそう。衝撃的な一日だなと思った。

ちなみにその時の写真がこちら。

多分みんなこんな顔になる。

1日を振り返ってみてもすごく刺激的で良い日だったと思う。僕だけじゃなく、一緒に見たみんなも感心していた。男ってバカね。そんなこと言わずに女性の方にも一度は見てみてほしい。本当にいいものだから。5000円は今の僕には少し厳しい金額だけど、もっと高いお金を払う価値のある圧巻のステージだっだと思う。
ありがとうストリップ。ありがとう面高そしてみんな。

ストリップってエロはないけどエロスを感じるんだ。

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