赤金ディスコ制作後記?
制作開始に至るまでに
元々3月頃におちゃめ機能の私的音MADを作ってて、今回使った素材もほとんどがそれの流用です。
なぜおちゃめ機能を183にしたかと言えば、単純に技術不足でした。
当初はアェテさんのおちゃめ機能をリスペクトするつもりでした。
が、後半の高速セリフ合わせが全然できず、そしてどうにか埋めようとした結果「この素材って私的か?」となってしまい没となりました。
その後にYTPMVを2本ほど投稿しましたが、その2本はやりたいことができたので良かったものの、面白さに欠けました。
おちゃめ機能は多くの人がセリフ合わせを入れたり「Are You Ready?」のところ変えてたりしており、こういった遊びが面白さに繋がるのでは、と気づきました。
そんなとき、雲母さんと話す機会があり、その時に彼の白金ディスコの解説を聞きました。
白金ディスコYTPMVは何本もありますが、雲母さんほど遊んでいるものはないでしょう。
この時に私は
あまりセリフ合わせとかのないYTPMVに遊びを多く取り入れたら、面白くなり、かつ他にないものとなるのでは…?
という考えになりました。今作はそれの実験もあります。
余談ですが、CounterショートStrikeよりも白金ディスコのほうが制作開始が早く、同じYTPMVでもテーマが違います。
Counterショートの方は「ストーリーを乗っける」面白さを、白金ディスコの方は「遊びを入れ込む」面白さをテーマとしてます。
制作開始、素材選び
さて素材選びですが、ほとんどが上記のおちゃめ機能の流用なので、その時に考えてたことを書きます。
まず私の私的のほとんどが音MAD由来であり、所謂「形式私的」や「義務私的」ばかりとなってました。
そのため、音MADに関係のない私的、所謂「ガチ私的」をどうにか入れていこうと思いました。
しかし、言い訳ですが、私は音作者になるまで、アニメも漫画もテレビ番組もほとんど見てなかったので、教養に乏しく、音MAD由来の教養がほとんどになってます。
また、もしここで私的素材を一新した時に「お前この前の私的と素材全然違うけど、今までのは音MAD界隈ウケを狙ってたの?」って思われた時になんも言い返せないので、丸々変えてしまうというのはあまりやりたくありませんでした。
他にも「お前これ絶対私的ではないだろ」っていうやつは入れたくないし…など、色々考えて、素材を選びました。
結果
さて、ここまで書いてきたように、今回やりたかったことは
①YTPMVの中に遊びを入れ込む
②ガチ私的を入れ込む
でした。どうなったか上から見ていきます。
①YTPMVの中に遊びを入れ込む
遊びというのは色々種類があり、例えばセリフ合わせ、テキストの出し方、フォント、映像の動かし方、曲のアレンジ、意図的な音程外しなんかがあります。
しかしながら、何かを踏み間違えた瞬間に「ふざける」の領域に入ってしまい、今回それが1番怖かったところです。
これは人の嗜好によるので、個人的な考えに過ぎないのですが、脈絡のない遊びや、動画本編に関係のない概要欄やタイトルでふざけるというのが、これおもろいか?になってしまうので、その点は気にしました。
脈絡のない遊びというのは特に文字で遊ぶときに発生しがちです。なので文字に関してはかなり無難にしたつもりですが…
玉ねぎ楷書なんですよね、ここがちょっと…気にしなければなんともないんですが…
あとは最後のカラダぐぅですが、これは私の過去作ぐぅくらりんのオマージュですが、視聴者の何割がぐぅくらりんを知っているのか、という問題があります。
より著名な理恵くらりんやラーメン屋コアのほうが…と思いつつ、でもそれって私的か?となるので、難しいところですね。
こういう「オマージュ」ってわからないと脈絡がないように思われるのでは、という箇所は他にもあり、最初のシヴァ・ターリェや踊ってるセイキンなどがあります。
他の人からは「満足度が高い」や「騒がしくて面白い」などの意見を聞いたので、比較的面白いと思ってくれたようで嬉しいです。
②ガチ私的を入れ込む
今回音MAD由来でない素材は
①新居浜ありす(駅メモ)
②イチケン(YouTuber)
③日置将士(SASUKE)
くらいでしょうか、少ないです。
特に動画後半はほとんどが形式私的となってしまいました。
そして今回わかったのが、私の教養のほとんどが音MADからなら、音MADを私的に入れてしまえよ、ということです。
例えば前半部分では「みるみる」や「ドナルドのピッチャーが!」といった、音MADのリスペクトを入れ込んだのですが、これはかなり評価が高かったです。
そういえば私の過去作も、真面目茂樹合作では曲はイワシがつちからはえてくるんだなのに、映像黒塗り世界宛て書簡だし、そこで他のYTPMVリスペクトしてるし、オーバーシコシコでは曲はオーバーライドなのに、途中で違う曲のリスペクトしてたので、こういう方向性のほうが合ってるのかもしれません。
まとめ
今作が100点の出来とは思えませんが、色々と勉強になり、それは私的以外でも十分活かせると思います。
ただ4連続でYTPMV上げてるので、そろそろエンタメ音MADも作らなきゃ…なんて気持ちもあります。
おまけ
背景素材