見出し画像

新弾で強化された【ドラゴンメイド(天盃採用型)】解説



《1. はじめに》

お久しぶりです。どつです。
最近のドラゴンプッシュあまりにも嬉しいです。
ライゼオル環境は正直、僕ですらライゼオルを使っており、
やり取りやプランによる面白さはあるものの、好きなデッキを使いたい人からすると少し窮屈な環境だったのではないかと思っています。

今回の改訂で弱体化が入ったものの、まだまだ強いデッキの範疇だとは思いますが、これから多種多様な2番手デッキが名乗りを上げてくると思います。

今回紹介するテーマはドラゴンメイド。初出はデッキビルドパックで、正直パワーは高くなかったのですが、11期でシュトラール、お片付けや壺シリーズによる安定性のUPを受けて当時環境の一角に食い込んだテーマです。
群雄割拠環境でしたが僕も使用しており、非常に思い入れのある
『可愛い × カッコいい』を体現する大好きなテーマです。

新規カードも待ちに待ったチェイムのドラゴン形態『ドラゴンメイド・シュテルン』、実質先攻での融合を可能にした『ドラゴンメイド・ラティス』のカードパワーが高く、環境で戦うには十分なスペックと判断し今回考えました。但し、規制後ライゼオル、同期のオルフェゴール、原石青眼、ジェムナイトなど他のデッキも非常に強力で、流石に環境TOPの最強デッキには成り得ないと思いますが、差別化や勝つためのプロセスなど含めて解説出来ればと思います。

大会使用の目的でデッキを構築する都合、全てのドラゴンメイドモンスターを採用する事はありませんし、混ぜ物なども必要に応じて採用します。しかし好きなテーマで勝つためにしっかり1枚1枚採用カードを精査し、採用不採用を決めています。ドラゴンメイドは好きだけどガチガチはちょっと…という方も競技勢がどのような考え方・プランを取り、デッキを構築していくのか、良ければ気軽に覗いて頂ければ幸いです。

QUARTER CENTURY TRINITY BOX発売後のドラゴンメイドは下級1枚から
『ドラゴンメイド・シュトラール』に加え、『天球の聖刻印』、『ドラゴンメイドのお片付け』を設置します。見たところ最大3妨害ですがそれぞれが後続に繋がる効果を持っており、非常にリソースが長続きします。1枚で展開出来るため各種汎用カードも十分に採用可能な、俗に言うミッドレンジデッキの位置付けになると思います。
ライゼオルと同タイプなので純構築で考える場合、差別化が難しかったですが規制による弱体化、次元障壁で詰まない、今後増えるであろうオルフェゴールに対してバウンス妨害や深淵の獣が有効であったりと来期からも活躍が期待が出来ます。

但し、先攻展開は発売当初に比べて大幅に強化されましたが、後攻の完成した盤面を処理する能力、特に3000クラスの高打点モンスターについてはメインギミックだと自ターン融合が必須なため不安が残りました。『無限泡影』で『ライゼオル・デッドネーダー』を無効にしても倒せずに残ってしまったら意味がなく、しっかり処理orキルするために今回は『燦幻開門』を共有出来る天盃龍ギミックを採用しました。

来シーズンはライゼオルの減少により先攻で強力な展開をするデッキが増え、手札誘発の質と枚数が重要になると考えます。ドラゴンメイドは深淵の獣、『幻創龍ファンタズメイ』など少し状況を選ぶカードとも融合素材の面でシナジーを形成しており、環境的にもオススメなデッキです。

本編では新規獲得後の【ドラゴンメイド】自体の動きがよくわからない方へ向けた”基本的な動き・カードの役割”・採用理由
大会で勝ちを目指すにあたってデッキの”展開方法・サイドチェンジ・各デッキ対面で気をつけるべき事”など実戦的なことについても多く解説していますので、様々な方が読んでも楽しめる内容になっていると思います。

基本的な記述の前半部分に関しては全て無料部分としていますので少しでも【ドラゴンメイド】に興味を持たれている方は是非、読んで見て下さい。
後半部分はエクストラを用いたプランや勝率に直結するサイドチェンジも含めているので有料とさせて頂きました。
自由枠が多いため、天盃龍、デモンスミス、ドラゴンリンク、罠型など、環境に合わせて変化させられる強みを持ったテーマと言えます。

それではご覧下さい!

※以下、ドラゴンメイドはメイドと呼びます。
※ラドリー、ナサリーは登場しません。


《2.ドラゴンメイドの基本的な動き方》

本構築は基本的に先攻を選択します。
最初の項目でお話したように今回採用の下級メイド3種からシュトラールを含む2~3妨害+後続を確保。ギミック上は最大3妨害(天球のリクルートによっては増えます。)ですが、基本的には1枚初動なので残りのハンドで手札誘発や罠を駆使して妨害、相手の盤面が弱い状態でターンが返ってきたところでシュトラールの蘇生、蘇生魔法、天球からのリクルートで面を広げて一斉に攻撃します。特に今回の構築では天盃龍が入っているので天球で『深淵の獣マグナムート』をリクルートし『天盃龍チュンドラ』にアクセスすることで返しのターンに確実にワンキルすることが可能です。

《3. 新規獲得による基本展開》

①『ドラゴンメイド・ティルル』(燦幻開門

推し


⇒盤面A:『ドラゴンメイド・ラティス』、『天球の聖刻印』
※相手ターン『ドラゴンメイド・シュトラール』

⇒盤面B:『ドラゴンメイド・ラティス』、『ドラゴンメイド・チェイム』、『ドラゴンメイドのお片付け』
※相手ターン『ドラゴンメイド・シュトラール』

●ティルルNS、『ドラゴンメイド・フランメ』を加え墓地へ。2体除外してラティス、効果でチェイムリクルート。(天球を目指す場合はパルラリクルート、お片付け落としでもOK)チェイムでお片付けをサーチしてセットするか、『ドラゴンメイドのお心づくし』をサーチし、チェイムを『ストライカードラゴン』に変換してお心づくしでチェイムを蘇生(シュテルン落とし)で天球をリンク召喚。

②『ドラゴンメイド・パルラ』

ずんだもん

⇒盤面A:『ドラゴンメイド・ラティス』、『天球の聖刻印』※相手ターン『ドラゴンメイド・シュトラール』

⇒盤面B:『ドラゴンメイド・ラティス』、『ドラゴンメイド・チェイム』、『ドラゴンメイドのお片付け』
※相手ターン『ドラゴンメイド・シュトラール』

●パルラNS、『ドラゴンメイド・ルフト』を加え墓地へ。2体除外してラティス、効果でチェイムリクルート。以下、同様。
※ティルルをリクルートしても”基本的には”リンク値に関与しないため、実質ティルルのルートの下位互換になります。

③『ドラゴンメイド・チェイム』

25th出なくて良かった

⇒盤面:『ドラゴンメイド・ラティス』、『天球の聖刻印』、墓地に『ドラゴンメイドのお片付け』
※相手ターン『ドラゴンメイド・シュトラール』

●チェイムNS、お心づくしをサーチ。チェイムをストライカーに変換しお心づくし発動。シュテルンを墓地に落とし2体除外してラティス、効果でパルラをリクルートしお片付けを墓地へ。ストライカードラゴンとパルラで天球をリンク召喚。
※チェイムでお片付けをサーチ出来ないので実は選択肢の狭い初動です。
※墓地にお片付けがあることで後述の『原始生命態ニビル』への耐性がつきます。

★①②についてはドラゴン族をプラス1体供給すれば最大展開の
天球&シュトラール&お片付けが実現可能です。
初動+開門や深淵の獣、お心づくし素引きなど比較的ハードル低めに狙うことが可能です。

(また、天盃龍が絡んだ動き方については後述の《5.採用カード解説(メイン)》、《6.採用カード解説(エクストラ)》で解説していますのでそちらをご覧ください。)

《4. ドラゴンメイド(天盃採用型)の構築について》

新規カードが公開されてから調整を重ねた、現状のデッキ構築になります。私の活動圏である関東の大会に参加することを考え、構築しました。
実際に発売翌日のチーム戦にて使用しました。
こちらを基に解説を進めていきます。

メイン
エクストラ サイド
ニューロン

◎純ドラゴンメイドの強み、弱み
純構築の強みは余計なギミックを入れずに下級3種、お心づくし、お片付けをフル投入、『ドラゴンメイドのお召し替え』やドローソースの壺カードを採用し、3妨害の再現性とロングゲームでのリソース確保に重きを置いており、構築の綺麗さも含めて使えそうな環境であれば一番使いたい型です。弱みとしては前述した通り、後攻時の盤面処理能力の低さであり、そこは11期とほぼ変わっていません。ライゼオルの『励輝士 ヴェルズビュート』やM∀LICEの『アクセスコード・トーカー』にあたるカードがないため、手札誘発の上から大型モンスターを並べられたり、永続魔法罠のリソースが残ると対処が難しくなる点が挙げられます。(自分のニビルトークンにも苦戦します。)

◎天盃ドラゴンメイドの強み、弱み
強みはプラス1のリンク値を用意出来る可能性がある点と恐ろしいほどのライフカット能力です。盤面解決力については高打点の天盃龍シンクロモンスター及び『月華竜 ブラック・ローズ』を採用する事で付与しています。バトル中の燦幻開門だけでなくティルルの横にチュンドラを特殊召喚しシンクロ召喚に繋げたり、『盃満ちる燦幻荘』を貼りティルルを手札誘発から守ったりと細かいシナジーがあります。
※ラティスに無効や『灰流うらら』を打たれてもシュトラールは確定しますのでガメられてもOKです。

弱みは何と言っても召喚権被りです。元々下級メイドの被りすら重い場面があり、基本的に召喚権はメイドに割きたいので自力で特殊召喚可能なチュンドラはギリギリとして他は素引きしたくないカードになります。ここはギリギリまでコンパクトにしたいので日々研究しています。ただ現状、天盃龍各々にも採用理由があるので後述します。

《5.採用カード解説(メイン)》

次に採用しているカードたちの採用理由・役割についてです。基本的なことについての記述が多いので、既に【ドラゴンメイド】について熟知している方は飛ばしてください。

【ドラゴンメイド】

◎『ドラゴンメイド・ティルル』

新規登場前は3種の中で唯一妨害を生み出せず、変身のみ対応していることから0.5枚初動扱いされ不遇な扱いを受けていました。ラティスの登場により3種の中で最優先で採用するべきカードに昇格しました。

上述の基本展開時を見て頂ければわかりますが、ラティス展開でティルル以外をリクルートする都合、ティルル初動が一番選択肢を持たせることが出来ます。(これって本質的にはティルルが弱いということなのでは。。。)

また、手札に初動が嵩張った際に燦幻開門で手札から出せる点、燦幻荘で耐性付与出来る点、炎ドラゴンのためチュンドラを特殊召喚出来る点を加味して本構築では文句なしの3枚採用です。

◎『ドラゴンメイド・パルラ』

基本的にはティルルと同様ですが、ラティスの効果でチェイムしか実質リクルート出来ないため選択肢は若干狭まります。ルフトをセット採用する都合、出来れば3枚入れたい初動ですが、今回は召喚権を使う(可能性のある)天盃龍モンスターが3体も採用されているので2枚にしています。

◎『ドラゴンメイド・チェイム』

かつての最強下級。こちらもリクルートがパルラに絞られる点、初動として使用するとお片付けをサーチ出来ない点でティルルに劣りますが、下記の点で優れています。3枚採用。

①闇属性:ストライカーに変換することで深淵の獣を能動的に出力出来る。⇒マグナムートでのリンク値稼ぎや『深淵の獣ドルイドヴルム』による捲りに柔軟に対応しています。特に後者はデッドネーターの処理やトロイメアモンスターと組み合わせて『召命の神弓-アポロウーサ』の処理に一役買ってくれます。
②変身先のレベル上限がない⇒正規召喚した融合体へ変身可能なので相手の戦闘による捲りを抑制出来たり、攻める時に大幅な打点を付与することが出来ます。

◎『ドラゴンメイド・フランメ』

打点アップです。現代では回収して複数効果を使えるタイミングは殆どなくラティスの素材になることが多いです。一応、ティルルで加えて別のメイドを捨てれば使用できるので、手数は多いけど打点が足りない時に頭の片隅に置いておけば問題ないです。素引きでティルルへの無効を貫通出来ます。
ルートで必須なため1枚。

◎『ドラゴンメイド・ルフト』

プレイヤーに対して働く効果

これだけで止まることは少ないですが盤面のモンスター1体を無力化出来ます。『蝕の双仔』などが素材になければデッドネーターも止められます。地味に自分のカードに打てるので素引きでパルラへの無効を貫通出来ます。
ルートで必須なため1枚。

◎『ドラゴンメイド・シュテルン』

チェイムからしか変身出来ない

待望のチェイムのドラゴン形態。唯一、損失なく発動出来る上級モンスターです。素引きによってチェイムへの無効貫通の他にリンク値をプラス出来るので天球などを追加することが出来ます。強力なカードですが、初動の下級メイドありきのカードなのでやはり1枚のみ採用。

【天盃龍】

◎『天盃龍チュンドラ』

今回のコンセプトカード。リクルート効果によるワンショットキル以外にも多くの役割があります。
・ティルルへの無効を受けた際、特殊召喚して天球を作る。
・ティルルと併せてメイン中に7または10シンクロを作る。
欠点としてはこのカードのためにメイン4枠、エクストラ5枠を使用する点でしょうか。制限につき1枚採用。

◎『天盃龍パイドラ』

フィールドはセットがベター

召喚権を吐き出す燦幻開門をサーチ出来ますが、それでティルルを出すなら最初からティルルを召喚すればいい話なので、極力デッキにいて欲しいカードです。ただ1枚で『幻禄の天盃龍』、チュンドラまで繋がるので最低保証の天球までは繋がります。強みは燦幻荘にアクセス出来る点です。基本的にはメイドで妨害を踏んでから燦幻開門を打つのでまずはチュンドラ。効果でパイドラを呼んだ場合には燦幻荘、『燦幻昇龍バイデント・ドラギオン』、を経て攻撃力6000の『トライデント・ドラギオン』を出すことが出来ます。バトル中の無敵付与や器用な動きは出来ませんが打点があれば何とかなる時はリクルートします。選択肢拡大のため1枚。

◎『天盃龍ファドラ』

素引きしたくないカード。残念ながら単独では何も生まれません。
上述のパイドラよりもリクルートした際の攻め手に幅が生まれます。
チュンドラ⇒ファドラ⇒バイデントでバイデント、ファドラ、チュンドラに広がるので『燦幻超龍トランセンド・ドラギオン』を出しながら安全にキルすることが可能です。新制限後の仮想敵の置物によっては減らせる可能性があると思っています。

◎『幻禄の天盃龍』

燦幻開門+初動の時にデッキにあると有効な1枚。
自身の特殊召喚から
・シンプルにリンクを1増やし天球+シュトラール+お片付けを狙う。
・パイドラを出して燦幻荘を貼り、ティルルを安全に通す。
・更に燦幻荘からチュンドラも出力し『エンシェント・フェアリー・ドラゴン』を出すことで召喚権を使わずにメイドを特殊召喚、それに妨害を貰っても召喚権を使用し貫通。
などの役割があります。ハンドに来るほど処理に困るので1枚採用。

【深淵の獣】


◎『深淵の獣マグナムート 』

ドロール中も墓地から拾える

どのルートでも天球が出るので主なリクルート先として使用。本構築では特にメイドか天盃龍かを選べるため状況に合わせて使用可能です。
また、チュンドラと合わせて10シンクロになり、ラティスで巻き込みシュトラール(ハスキー)の素材になるなどステータスにも恵まれています。オルフェゴールの台頭でさらに活躍が望める1枚です。

◎『深淵の獣ドルイドヴルム』

ニビルトークン処理班

手札誘発兼苦手な高打点、耐性持ちへの突破手段。青眼系、デッドネーダー、ディンギルスやニビルトークンなどが重いため採用しています。
これらが環境的に減っている場合、『深淵の獣バルドレイク』もおすすめです。天球でリクルートすることで1妨害増えます。デッキが回るとほぼ蘇生したチェイムや使用後の融合体がいるため発動条件が満ちているはずです。

【魔法・罠カード】

◎『ドラゴンメイドのお心づくし』 

プリズマ高過ぎワロタ

蘇生札ですが、下級に対して妨害を貰った際にストライカーに変換し発動することで完全な貫通札として機能します。また。素引きしている場合はチェイムでお片付けをサーチ可能なので展開強化にもなります。
基本的にかなり強力なカードですが、下級とセットで引くことがマストであり、今回パルラを削ったため併せて2枚にしています。共に増やすことを検討しています。


◎『燦幻開門』

撃つ時にどっち使うか言わなくてOK

ティルルのカサ増し兼、後手では一撃必殺のワンキルカードとなります。
サーチする場合は『ドロール&ロックバード』ケアでドローフェイズに打つことが多いですが、ティルル+燦幻開門+他のメイドの場合、特殊召喚効果で誘発1枚を貫通出来るので温存することもあります。3枚採用。

◎『盃満ちる燦幻荘』

最強ティルル

直接メイドに触る訳ではありませんが、元禄サーチ&特殊召喚、パイドラリクルート、燦幻開門経由でティルルをサーチして召喚し展開することが可能です。しかもその場合はパイドラが残るためチェイムからお心づくしをサーチせずに済むので天球+シュトラール+お片付けが成立します。
また、手札を能動的に捨てることが出来るため、お片付けを捨てて手数に変換出来ます。器用なカードですが純天盃龍のようにキルに特化はしていないので制限なのも含めて1枚あれば良いカードです。

◎『ドラゴンメイドのお片付け』

貴重な後ろの妨害でリンク環境で強いバウンス除去です。妨害で伏せなくともパルラや燦幻荘で墓地に送ると数多くの状況に対応出来ます。
例として
・上述の通り手数が1つ増える。
・ラティス展開にニビルなどを貰い更地になってしまった。⇒相手のスタンバイにラティスを蘇生(墓地からはOK)、リクルートでリソースを稼ぎ、処理後に効果でシュトラールを融合し更に展開+妨害で実質貫通。
・『サンダーボルト』のような破壊効果にチェーンして上級メイドを蘇生し融合体を守る。
・エンドフェズにバウンスしてしまうが一時的にシュトラールを蘇生し安全に展開orキルを狙う。

など。フリーチェーンの罠な点も強力で『禁じられた一滴』にチェーン可能な場合は自身の頭数を減らせるので一滴を空振りさせたり、また対オルフェゴールの場合は同時に墓地リソースをバウンス可能です。素引きも強くリソース源なので3枚積みたいカードですが今回の構築は短期決戦を意識しているので落とす用と加える用の2枚採用です。


《6.採用カード解説(エクストラ)》

エクストラに関してこれまでは『強欲で金満な壺』が採用出来るくらいには依存度は小さかったのですが、必須の融合モンスターが3種類になったこと、加えてストライカーと天球も必須的に絡むことから1枚1枚の重要度が上がり採用しづらくなっています。今回は天盃龍とサイドデッキに『月女神の鏃』も採用しているためかなりカツカツになっています。

◎『ドラゴンメイド・ハスキー』『ドラゴンメイド・シュトラール』

プリズマ高過ぎワロタ
なぜ25thを出した…

ご存じ融合体です。基本的にはラティスの効果で相手スタンバイに登場することになります。本構築では枠の都合とライフを取る手段が別にあるため採用していませんが、純構築では『ドラゴンメイドのお召し替え』を採用し、そこから出すこともあります。ラティス経由でチェイムかパルラをリクルートすればお召し替え+融合素材が揃うので自ターンシュトラールが可能です。採用する場合は覚えておくと良いです。
注意点としてはハスキーは基本的にシュトラールから出るので蘇生制限に気を付けることと、モンスター破壊効果はタイミングを逃すため、バトルフェイズの変身は大丈夫ですが、何かにチェーンしてお片付けを発動してもハスキーは誘発しないので発動タイミングには注意が必要です。先攻1ターン目と返しで出すため2枚ずつの採用。

◎『ドラゴンメイド・ラティス』

デュオドライブやん

新規の融合体。彼女のドラゴン形態もいつか登場するのでしょうか。
展開や前項でかなり書きましたが展開に必要なキーカードです。
エクストラから出す際は記述のルール効果のみでしか出せないのでお召し替えには対応していません。しかし。1度ルール効果出してしまえば墓地からの蘇生は可能なのでチェイムで変身することが可能で、しかもよく見るとリクルート効果は”特殊召喚時”なのでバトル開始時などにも横展開可能です。使用頻度的にも2枚で十分です。

◎『ストライカードラゴン』

主にお片付けを使うために能動的にメイドを墓地に送ります。
『S:Pリトルナイト』を採用する場合も除去効果のために気軽に混ぜることが出来ます。1枚で問題なし。

◎『天球の聖刻印』

ここから先は

5,956字 / 11画像

¥ 600

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?