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ダークサイドとドラマの見方

少し前にAmazonプライムで「珈琲いかがでしょう」というドラマを観た。
面白いとネットで言われていたような。。なんとなくの記憶。
前情報なく観た結果、癒し系のほんわかした話なのかと思っていたら全然ちがっていた。
最初の方は癒し系と言ってもいいのかもしれない。

主人公は移動コーヒー店の店主なのだが、反社から足を洗った経験を持つ男性。
元弟分が、互いに親に捨てられて二人で肩を寄せ合って生きてきたと境遇を語っていた。

「気づいたらその世界にいた」
「他人が自分のことを思いやる言葉を初めて聞いた」

言葉は厳密ではないが趣旨としてはそのような主人公のセリフがあった。
そういう類のセリフは以前も聞いたことがあるけれど、
今回はドラマのセリフとして捉えるだけでなく、
現実にもそういうことがあるんだろうなという思いが浮かんできた。

子供のころは、何が自分のために良いことなのか、
今いる世界ではない世界があることも分からないことが多い。
だから自分は間違った道を歩いているかも知れないと
気づくことが容易ではない。

ドラマの主人公はある出会いによって違う道を選ぶ。
選択を変えるチャンスを掴んだのだ。
逆の話ではあるが「蜘蛛の糸」をイメージさせる。


月9ドラマ「ミステリと言う勿れ」を観ている。
子供を虐待している親の命を奪う放火犯が出てきた。
その犯人も子供のころ虐待されていた。
負の連鎖。

実際にはそのような環境で育っても強く健やかな大人になる人もいるだろう。
ただ、放火ではないにしても植え付けられた負の感情を
今度は自分が他者に投げつけてしまう場合もあるだろう。
ああ、、、本当にどうやってその方向に行かないようにすればいいのだろう、、、

まず自分にできることは、自分の負の感情で相手も自分も傷つけない。
負の感情は自分を傷つけると最近実感している。

ドラマのストーリーよりもそっちの方が気にかかってしまったなと思った。
でも、とある俳優さんのインタビューで
作品は観た人の人生とリンクして作用するという言葉があって、
見方が横道に逸れてしまったと思ったけど、
ドラマを観て自分の気になってることに思いを巡らせるのはごく普通のことなんだな、
ということをドラマ視聴初心者は知ったのでした。

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